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2014年04月23日

【紙書or電子書籍】「1000人のお年寄りに教わった30の知恵」 生野菜もいいけれど、生の情報を取ってますか? 一部コラム




1000人のお年寄りに教わった30の知恵
著者:カール・ピルマー
訳者:月谷真紀

この書籍65歳以上の方のべ1000人にインタビューして作られたものだそうです。
知恵袋とはいっても、現代では中々頼ることが少なくなってきている昨今。
原因としてはインターネットが挙げられます。
調べれば嘘も真もどちらも出てくる。
しかも間接的な情報であり、新鮮さや生の情報では決してないということです。
その生の情報源こそがご高齢の方々が持っている──つまりは人生を切り抜けてきた先達が知っている。
教科書やネットでは本質までは中々伝えることは出来ませんが、生き字引がいるのです。
それにあやかるのも今の現代人は必要なことかも知れないと考えさせられる一冊。

【コラム:分からないは分からない】
分からないことを分かるという人間が居ることが分からない。
無知を披露することは一時の恥でも、無恥を晒すことは一生の恥だということに気が付いていない。
実際に私は何でも知っているという人間が居たので質問したら「自分で考えろ」と言われた事があります。
万能を謳う割りには実に陳腐な物だと感じましたね。
単純明快な質問でしたよ、今の「政治がよくするにはどうしたらいいのか?」です。
旧自民党政権時、民主党政権時の両方の時代で似たような方に質問を投げかけてみたのです。
ですが、答えをはぐらかすばかりで一切の糸口も何も提示・提案出来なかったのです。
質問の内容に関してもっと上等な質問を持ってこいなどと抜かす輩は実際には何も知らない虚勢の人間である。
その質問を投げかけた場所というのがアメーバのゲーム内ですね(笑)。
まともな人も多い中で、そういった方もいるのだなと新鮮に感じました。
しかも、どうにも聞かれた内容に答える場合は【検索】をしているようで、
会話に出るまでに相当な時間・・10分前後だんまりを決めていきなり発言するのです。
これがネット世界に依存している人間の知恵の引き出し方なのかと思うと非常に残念と共に不甲斐なさを感じました。
そういう方というのは誰にも何か学べるような物を提示することは出来た試しが御座いません。
情報を情報のまま、未消化のままに垂れ流すことは知識ではなく【噂の流布】でしかありません。

経験や体験、学びの中から情報を精査して昇華した物が知識なのだと──

私は常々先達の人間に言われていて一つの確信を得ております。
正しい知識も間違った知識でも、言い淀むことはないんですよね。
知識の真偽はともかく、身についた物ならば瞬時に出てくるものが知識である訳です。
聞かれたことに対して分からない場合は分からないとすることもまた知識が成せるワザ。
知らない事は別段恥ではないのだし、
知らない振りをして相手から得た情報で自分が持っている情報を補填するという考え方もまた重要なのです。
同じ情報でも一部違う点が見受けられれば、そこを調査して疑問をなくし答えを探していければいいのです。
ご高齢の方を基本的に敬いの精神を持って接するのが常日頃の私のスタイル。
ですが、ご高齢だからと提供できる知識や知恵がなければ、ただの年上としか見ません。
それは低年齢に置いてもそうです。
低年齢層からもたらされる情報は既に知っている事を間違って覚えていることも多く、修正に動く労力が馬鹿にならないです。

聞いた話ですが、一つの例として日本は島国です。
ですが浮き島ではないのです。
海の底と日本列島はちゃんと繋がっている訳です。
何処かに流されているといった事実は御座いません。
恐らくの勘違いは地殻プレートなどの変動の話を曲解したものでしょう。
それにしても現実的ではない話をジョークではなく真顔で言われたこと。
当時の現役大学生二人から同時に浮き島説を聞かされた時には眩暈をしそうになりました・・との事。

この話を聞いた時、天動説、地動説の話にも似ている気がしました。
ですが、今は調べれば分かることでありながら間違いを訂正出来ていない人が多いという実態なのではないか?
こういう時にこそ、きちんと生の情報を提供出来る方と触れ合いを持つということの大事さが際立つというものです。
長くなりましたが、この辺で。




【商品紹介:迷った時こそ迷わず誰かの知恵を頼ろう クリックでそれぞれの書籍情報へ飛びます】









1000人のお年寄りに教わった30の知恵
著者:カール・ピルマー
訳者:月谷真紀
切れ者マフィアに学ぶ「できる男」88の知恵
著者:ルイス・フェランテ
訳者:山田宮毘羅
他助論
著者:清水克衛

【電子書籍】今注目したい漫画『神さまの言うとおり』の紹介 一部コラム




【商品紹介:こちらは【神さまの言うとおり(完結済み全5巻)】です】









神さまの言うとおり (1)
神さまの言うとおり (2)
神さまの言うとおり (3)

神さまの言うとおり & 紙さまの言うとおり弐
著者:藤村緋二 
原作:金城宗幸
掲載紙:週刊少年マガジン。

『極限の中で:コラム』
誰でも知っている遊びだが、覚悟を持って挑まねば死ぬ!
この作品は見事に人が死にまくります(主に高校生が)。
それでも、この遊びの中に組み込まれてしまったら生き残るか死ぬかの二択しかない。
そんな状況に陥ってしまったらどうしますか?
いわゆる、シチュエーションホラーのようなもの・・というかそのものだろうか。
実写化映画化の話も早々に立っていた様子なので、そちらにも期待が高まる一方不安も当然ある。
配役はやはり重要な点だろう。
超高校級の人間が一人居るんだが、そいつの超人振りの再現が出来るか否かが気掛かり。
映画の作り方によっては『バトル・ロワイアル』以上に食傷気味になり兼ねない。
なんせ、『バトル・ロワイアル』が1クラスに対してこちらは全国区全てという規模の違いがあるからだ。
話せるのはここまでだが、一部のゲームは『だるまさんが転んだ』だったり、『綱引き』だったりする。
得体の知れない何かと、見知ったゲーム内容のギャップ、罰の厳しさと駆け引きの面白さが私は好きですね。

『妄想する敗者復活』
内容を読んだ人なら誰のことか分かると思うが、敗者復活しないかなぁ・・・。
そうしたら、相当新作の神さまの言うとおり弐が面白くなるのだが。
とある二名の復活である。
その伏線的な物は張られていそうな気がするんだが、今のところは確証が無い。
まだまだ続きの気になる作品である。
内容が気になる方は画像をクリックして検討してみるといいですね。
すでに読んだ方も感想があればご自由にカキカキしていってね。




【商品紹介:こちらは新作【神さまの言うとおり弐】です】









神さまの言うとおり弐 (1)
神さまの言うとおり弐 (2)
神さまの言うとおり弐 (6)2014年4月現在最新

【電子書籍】悟空道 最強の人外大魔猿悟空の果てしなき西を行く旅路(完結済み)一部コラムあり




【商品紹介:1〜3巻】









悟空道 (1)
悟空道 (2)
悟空道 (3)

悟空道(ごくうどう)
著者:山口貴由
掲載紙:週刊少年チャンピオン
全13巻で完結済み。

「西遊記完結組にして傑作 悟空道」
シグルイなどを生み出した鬼才山口貴由が描く劇画タッチ西遊記冒険譚!
天竺へと向かう旅の道中、悟空達一行を襲う妖怪達との熾烈な死闘。
そして飛び出す超濃いセリフと演出に熱くなって欲しい。
そんな話。
悟空はべらぼうに強いです。
でも敵も最悪にして最凶クラスに強いです。
楽勝で倒せそうな奴が一人も居ません。どれもこれも厄介な能力揃い踏み!

「ヤンチャじゃない悟空」
他作品もメジャーからマイナーまで愛好しているので分かるのですが、
西遊記で描かれる悟空というのは結構ヤンチャで自由な気風の性格割り当てですよね。
だが、悟空道の悟空は破天荒だけど一本気!
天から地に聳える巨大な柱の如く一本気・・常に真剣にワイルドに物事に当たる静かに燃える男です。
ただし共通項は豪快な戦闘でしょう。
通常サイズは人間と同じですが、一度本気モードがでれば超巨大に変身!
悟空も斉天大聖と呼ばれるほどの妖怪だが、敵も大聖級の妖怪曲者揃い。
流血しまくりだけど、
仏契(ぶっちぎり)
で、カッコイイ悟空の生き様が見られます。
悟空という存在のイメージがガラリと変わるかも知れませんね。
西遊記関連の漫画本で完全に最後のオチまで描いた作品は割りと少ない。
完結している作品は多いのだけど、中々に少ないのだ。
手塚治虫の西遊記はアニメの方はきちんと完結していたかな。果てしない旅路がまだまだ続くぜ!って感じで。
新しい方のドラマの西遊記も中々良かったと思う。

「そうそう、三蔵法師が女性である」
男性で描かれることの方が当然多い訳だが、ドラマや漫画では度々女性化されることがある。
基本的にヒロインが居ないような物だから、読者サービス的な物を意識してのことや意外性を意識してのことだろう。
だが、明確な理由があるのも悟空道なのである。
その明確な理由を語ることは流石に出来ないが、中々にエグイ人間の思惑が存在しているとだけ。
ラストにも繋がる非常に重要な点でもある為、是非ともそこは読んで確かめて欲しいものだ。
生温い綺麗事だらけの世界ではないということが悟空道の魅力である。
悟空が見せる自己犠牲と覚悟の果てに何を得るのか・・ラストの結末を迎えた時の爽快感はハンパ無い!
そう、まさに仏契(ぶっちぎり)である!
見事な完結はあっぱれ。
激闘を締めくくるいいオチとなりました。




【商品紹介:1〜3巻まずはここからどうぞ】









悟空道 (1)
悟空道 (2)
悟空道 (3)

【紙書or電子書籍】カイジから学ぶ労働哲学本!カイジ「勝つべくして勝つ!」働き方の話 一部コラム




カイジ「勝つべくして勝つ!」働き方の話
著者:小暮太一(こぐれたいち)

遂には働き方の哲学本まで出ていたのですね。
カイジもエスポワール後は普通の店員やっていましたがうだつの上がらない毎日を送っていたような。
でも、そこから巻き込まれていくギャンブルの世界に再び舞い戻ることになる。
数奇な運命のカイジから学ぶ労働学とは何なのだろうか?
その後超絶厳しい劣悪な環境化の「地下送り」を経験するカイジの光と影。
そこにカイジの、人間としての底力を見た気がします。
弱気なだけじゃいけない、強気になって攻めるという観点。
相手を出し抜こうと思案するカイジ。
生きようとするカイジの姿に我々は何を見るのだろうか?

目次より一部抜粋。
『序章 今日をがんばった者にのみ、明日が来る』
明日があるのは今日を頑張った者に・・・この言葉は先達の上司などの金言でした。
明日は漫然と来るものではない、今日の内に明日が来るための『布石』を打つ事なのだと。
小説や漫画で言えば『伏線』ですね。カイジだから『福線』かな?(笑)
幸運も悪運も前日の行いがあってこそ来るものです。
所謂、因果応報的な考え方を私は学んでいたのだと思います。
たまたま、しがないカイジと同じ店員としてではありましたが近所の社長さんと仲が良くて、
色々なお話をさせて頂いたことは私の一生の思い出であり宝になりました。
何気ない毎日の大切なことがそこにあったのだと思います。

『第2章 カイジが生きる、残酷な社会のルール』
カイジの世界は極端な厳しさを孕んでいますが、現実の世界はどうか?
同じレベルの悲惨さがあったとしても、我々の知るところではないことの方が多いのです。
闇の深奥を知るのは闇に落ちたものだけで、光側の人間には彼らの姿を見る暇すらない。
ですが、いざ落ちようとしている時に薄っすらとぼんやりと見えてくる程度の物。
それを知ってるのは私も落ちかけたからです。
都会こええ〜〜〜〜〜。
でも、割と自分のしたたかさにも気付けたので良い経験になった。
でもカイジが置かれていた境遇というのは、まさに文字通りの地の底。どん底!
そこから這い上がるには普通の手立てではダメだ。
勝つ為の覚悟が必要。
綺麗事だけで切り抜けられない現実の厳しさをカイジは教えてくれている。
カイジという存在はかなり純粋(ピュア)なのだ。
でも、物語序盤でも語られる妙な趣味を持っている変わり者でもあった。
結局、そのことが回りまわって自分を追い詰めることになるのだが・・・。
その後に告げられることに比べればどうということもない。
実写映画でもそういった部分やカイジの脆さを藤原さんが見事に演じきったように思える。
三作目希望(ボソッ)

働くということは何だろう?
働くためのプライドとは?
様々な思惑が渦巻くこの世界で私たちが必要な知識を教えてくれるかも知れない一冊。
結果を残してもそれが勝利か敗北か。
だとしても勝利を目指すしかないんですよねぇ。
自己啓発とは他人を介して自分を見る行為に他ならない。
存分に他人の考え方をパク・・・リスペクトしてやりましょう。


【紙書or電子書籍】名言、金言だらけのカイジから学ぶ経済本!カイジ「命より重い!」お金の話 一部コラム




カイジ「命より重い!」お金の話
著者:小暮太一(こぐれたいち)

遂にというか、『カイジ』を題材にした経済本が出ていたということですね。
書くいう私も福本マンガの名言を集めた書籍を持っていたりします。
カイジを含めた全ての作品に、日本人マインドのような物を漂わせていました。
不屈の根性や魂、人間の弱さや脆さ、悪の論理に性善説。
思想や哲学といった物はマンガといえども侮ることは出来ない。
カイジという存在は同福本マンガにおけるアカギとはまた別種の博打打ち。
唯一神域と呼ばれる男(アカギ)を揺るがす可能性があるのも、ことギャンブルという物に関してはカイジだけだそうです。
まぐれでもアカギから一本取ることが出来ればそれだけで人類の勝利かも知れません(笑)。

目次より抜粋。
『序章 ようこそ、クズのみなさま』
目次から──飛ばしていますね。
カイジの中でも利根川の言葉は日本人の胸に深く突き刺さります。
最早、人間という物を『有限なれど無限にある資源』としか見ていないそんな男のセリフは重く黒いです。
そして尚且つ図星を突いてくるんです。
「エサ」「養分」といった物になりたくない人、搾取される側する側を考えてみたくなる一冊。

『第2章 金は自分で守らねばならないのだ!』
誰が何をしていても結局のところ、自分の金は自分の金。
使い道を誤れば守ることの出来ないものだ。
そのお金を管理をしていることが自分であることの自覚を促す内容なのかも知れない。
目次一つから察する内容から、お金との付き合い方を考えたくなりますね。

『終章 お金に振り回されないために、本当に必要な力』
確かに物語の題材はギャンブルである。
が、生き方や考え方は現実のひょんなところの積み重ねから崩壊が始まっている。
それに気付いて、または気付こうとしてこの本書を取った人がどんな答えを出すのか?
そこに私は興味が御座います。
カイジの姿に何を見たのか?
カイジを鏡にした時自分はどう映るのか?
お金の本性を知る術がこの書籍にはあるらしい。
ジャパンマインドをカイジから日本人が学ぶ時がついにきたのかも知れませんね。


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