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2014年05月03日
【紙書・文庫】魔女の生徒会長 一部コラムのような感想
著者:日日日
絵:鈴見 敦
日日日とかいて「あきら」と読む。
中々エグイ話を幾つも書いているが、その実かなり面白い。
傍若無人な生徒会長者でいえば、昨今の流行よりも古い初版で2007年の刊行。
魔女と題しているけれど、物理です。
レベルを上げてぶっ飛ばすシンプルな物語です。
本書の紹介にあたり別の人の名前を出すのは正直もってアレなのだが、キャラクターネーム的には西尾維新を知ってる人なら馴染めるかも?
割と個性的なキャラクターや愛称だったりするので。
二者の共通点は非常にシンプルでありながら、不可解な謎も孕んでいるストーリー展開が上手いということ。
日日日はこちらよりも有名な作品が幾つもあるのだが、今はこちらを押したい。
【何でもあり】
この世界というか、この学校にはバーリトゥードルール(何でもあり)の勝負方式がある。
多勢に無勢だろうが、真剣で向かっていこうが何でもだ。
それを物理的な力でねじ伏せるのが魔女の格好をした剣シロオという少女。
彼女はその腕一本で暴君たる生徒会長に君臨する傑物である。
傲岸不遜、傍若無人、歩いた道が屍山血河を築き上げていく。※他の奴も大概なので死んでないが。
しかもめちゃくちゃにサイコでドSな生徒会長だが、序盤冒頭の幼少期の話からもぶっ飛んでいる。
もちろん、『本物』の屍山血河が築かれるのもこの話の特徴だ。
結構死にます。
猛烈な勢いで雑魚は死にます(笑)
以前紹介した『されど』よりはグロくはないけど、その最中での『王道』パターンというか『黄金』パターンが構築されている。
如何に修羅の道に行くのかを楽しむ本であり、序盤冒頭には既にネタバレしてくれている。
なので、読者は『安心』してその成長記録を読むことが出来る。
そう結果だけ教えられても漠然とし過ぎて普通に読者は理解出来ない。
理解出来ないからこそ理解する為に読み進めてしまう。
ニコニコ動画なら「なるほど、わからん」タグを付けたくなるレベル。
だが、最終刊に進むにつれて大部分は解き明かされた(多分)と思うのでそこも安心だ。
根性も精神論も必殺技ある世界で、ただ一つ存在しないのが魔法。
なのに魔女の姿をした滑稽だがべらぼうに物理的に強い生徒会長の物語として完成を見ることになる。
最早、ネタバレせずに遠回りな書き方を実行しているのだが、その実中身を書いても大丈夫な気もしてきた(笑)
もう今だと中古本でしかお目に掛からないと思うが、是非とも探して見て欲しい。
一部をアマゾンで見つけた。
紙書も電子書籍もあるみたい。
今回の画像は紙書の方だから読みたい方は探してみてくれ。
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2014年04月30日
【ガガガ文庫】されど罪人は竜と踊る 超過酷でシビアなダークノベル推参!
楽天ブックスより。
著者:浅井ラボ
絵:宮城
魔法が完全に否定されている世界。
咒式があり、咒式師がいる世界。
錬金術のように物質などを呼び出したりといった部分は鋼の錬金術師をイメージして欲しい。
数式を具現化したり、ゴーレムを操ったりと咒式の世界は魔法以上の危険と不思議に満ちている。
理科や科学が好きな人は是非とも読んで貰い、ちょっと心に傷を負って欲しい。
この物語に優しい物語はありはしない。
常に厳しい現実を読者にも見せ付けてくる。
その覚悟ありやなしや?
よろしいならば読破だ。
絶望的な一書を手に取るといい。
読後感に苦い物と、次への期待が高まってくるだろう。
【今世紀最大の一押しダークノベル】
通称は「され竜」「されど」だけでも通じる。
鋼の錬金術師がダークファンタジーと呼ばれていた頃、本作はダークノベルと呼ばれていた。
元々はスニーカ文庫で発売していたのだけれど、
とある【深い事情(作者側に不備は無し)】により発売が超伸び伸びに。
今現在ガガガ文庫で連載中(2014年4月現在)
ファンタジー物だけど魔法が出てこない。
それはずっと魔法以上に危険な式・・・咒式が居て咒式師が出てくる。
紙くずのように散らす命と、絶望的な戦力と状況を実感させてくれる本作。
コミカルも、性描写も、戦闘もどれも濃密に描かれ決してライトノベルとは読み難い。
ドラゴンともなれば更に圧倒的だ。
それと対峙して人間で恐怖を覚えない奴は居ない。
一般の並のファンタジー作品の戦士では到底、到達しえない領域に足を踏み入れた奴ばかり。
もし対抗し得る勢力があるとしたら、他作品だと【バスタード】ぐらいな物だろう。
太陽熱も、超毒ガスも咒式で生み出せる上に核咒式といった禁咒もてんこもり。
咒式で生み出せない物や再現出来ない物は死んだ者の命ぐらいな物。
この世界多分あと少しで壊れると思う(笑)。
シビアなストーリー展開は見る側の心すら抉り取り兼ねない異世界の現実を突きつけてくる。
その事態に立ち会った時に、最早ただの銃や兵器を渡されても心許ないだろう。
身体能力を恒常的にあげる咒式もあり、普通の筋肉だけでは到底凌駕出来ない超人の領域。
そんな超級の戦士達が描写も無残に散っていく様は虚無感すらある。
性的嫌悪感を刺激せずにはいられない表現や結末を求める人には打って付け。
いや〜な気分になりたい人、ギャグ回で爆笑したい人は必見だ。
これ絶対、完全再現での【アニメ化不可能】だわ。
かなり昔のグロアニメ並みの描写が現在許されるなら可能。
OVA版でも現在は表現的に多分難しいだろうな。
敵対する敵も途方もないほどの強敵。
トリコのグルメ界でも余裕で生きていけそうな奴らばかりで困ります。
絶賛のつもりなのだが愚弄してんのか推薦しているのか分からなくなってきた。
もしこの世界に生まれたら──とか絶対に考えたくない世界だ。
ただし、注意が必要である。
この作品を読んだ後に普通の作品を読むと【物足りなく】なる可能性があります・
その辺も注意が必要ですね。
【希望】
やや校正の人達には頑張って貰いたいものがある。
誤字が結構あるんだ。
でも分かるんだよ多少の誤字があっても読者が気付かないレベルで複雑だって事に。
もし、ここに出てくる咒式の化学式が間違っていても殆どの人は気付かないって。
名前や一部の抜け字は指摘出来ても、
もうそこで万が一の間違いがあっても指摘出来る人はライトノベルユーザーには居ないって。
なので初版を買うよりは増刷された方を買うのがいいかも知れない。
もしかすると誤字修正が入ってるかもだし・・・。
それでも私は初版で買いますが!
ライトノベル──いや、ダークノベルで一番発売が待ち遠しい作品である。
あと絶対に紙書で購入した方がいいです。
文字量などが圧倒的に多く、パソコンなどの画面の長時間の注視は非常に困難です。
書籍で何処でも気軽に読める体制の方が絶対にいいです。
絵師の宮城さんの絵も幻想的で好きなんだわ。
一目見て、あああの人だなと分かる画風は見事。
「六花の勇者」の絵もやってるが、そちらもいずれご紹介したい。
我ながら文章に纏まりがない。いい駄コラムに仕上がりました(笑)。
ここまでお読みになった方お疲れ様でしたと同時に感謝。
↓書籍情報を画像をクリックしてチェック↓
それではお楽しみを。
著者:浅井ラボ
絵:宮城
魔法が完全に否定されている世界。
咒式があり、咒式師がいる世界。
錬金術のように物質などを呼び出したりといった部分は鋼の錬金術師をイメージして欲しい。
数式を具現化したり、ゴーレムを操ったりと咒式の世界は魔法以上の危険と不思議に満ちている。
理科や科学が好きな人は是非とも読んで貰い、ちょっと心に傷を負って欲しい。
この物語に優しい物語はありはしない。
常に厳しい現実を読者にも見せ付けてくる。
その覚悟ありやなしや?
よろしいならば読破だ。
絶望的な一書を手に取るといい。
読後感に苦い物と、次への期待が高まってくるだろう。
【今世紀最大の一押しダークノベル】
通称は「され竜」「されど」だけでも通じる。
鋼の錬金術師がダークファンタジーと呼ばれていた頃、本作はダークノベルと呼ばれていた。
元々はスニーカ文庫で発売していたのだけれど、
とある【深い事情(作者側に不備は無し)】により発売が超伸び伸びに。
今現在ガガガ文庫で連載中(2014年4月現在)
ファンタジー物だけど魔法が出てこない。
それはずっと魔法以上に危険な式・・・咒式が居て咒式師が出てくる。
紙くずのように散らす命と、絶望的な戦力と状況を実感させてくれる本作。
コミカルも、性描写も、戦闘もどれも濃密に描かれ決してライトノベルとは読み難い。
ドラゴンともなれば更に圧倒的だ。
それと対峙して人間で恐怖を覚えない奴は居ない。
一般の並のファンタジー作品の戦士では到底、到達しえない領域に足を踏み入れた奴ばかり。
もし対抗し得る勢力があるとしたら、他作品だと【バスタード】ぐらいな物だろう。
太陽熱も、超毒ガスも咒式で生み出せる上に核咒式といった禁咒もてんこもり。
咒式で生み出せない物や再現出来ない物は死んだ者の命ぐらいな物。
この世界多分あと少しで壊れると思う(笑)。
シビアなストーリー展開は見る側の心すら抉り取り兼ねない異世界の現実を突きつけてくる。
その事態に立ち会った時に、最早ただの銃や兵器を渡されても心許ないだろう。
身体能力を恒常的にあげる咒式もあり、普通の筋肉だけでは到底凌駕出来ない超人の領域。
そんな超級の戦士達が描写も無残に散っていく様は虚無感すらある。
性的嫌悪感を刺激せずにはいられない表現や結末を求める人には打って付け。
いや〜な気分になりたい人、ギャグ回で爆笑したい人は必見だ。
これ絶対、完全再現での【アニメ化不可能】だわ。
かなり昔のグロアニメ並みの描写が現在許されるなら可能。
OVA版でも現在は表現的に多分難しいだろうな。
敵対する敵も途方もないほどの強敵。
トリコのグルメ界でも余裕で生きていけそうな奴らばかりで困ります。
絶賛のつもりなのだが愚弄してんのか推薦しているのか分からなくなってきた。
もしこの世界に生まれたら──とか絶対に考えたくない世界だ。
ただし、注意が必要である。
この作品を読んだ後に普通の作品を読むと【物足りなく】なる可能性があります・
その辺も注意が必要ですね。
【希望】
やや校正の人達には頑張って貰いたいものがある。
誤字が結構あるんだ。
でも分かるんだよ多少の誤字があっても読者が気付かないレベルで複雑だって事に。
もし、ここに出てくる咒式の化学式が間違っていても殆どの人は気付かないって。
名前や一部の抜け字は指摘出来ても、
もうそこで万が一の間違いがあっても指摘出来る人はライトノベルユーザーには居ないって。
なので初版を買うよりは増刷された方を買うのがいいかも知れない。
もしかすると誤字修正が入ってるかもだし・・・。
それでも私は初版で買いますが!
ライトノベル──いや、ダークノベルで一番発売が待ち遠しい作品である。
あと絶対に紙書で購入した方がいいです。
文字量などが圧倒的に多く、パソコンなどの画面の長時間の注視は非常に困難です。
書籍で何処でも気軽に読める体制の方が絶対にいいです。
絵師の宮城さんの絵も幻想的で好きなんだわ。
一目見て、あああの人だなと分かる画風は見事。
「六花の勇者」の絵もやってるが、そちらもいずれご紹介したい。
我ながら文章に纏まりがない。いい駄コラムに仕上がりました(笑)。
ここまでお読みになった方お疲れ様でしたと同時に感謝。
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それではお楽しみを。