2015年12月14日
眠れない人の気持
昨日、二日前に入院したNさんから電話が有った。
ナント??
一晩で退院して家に戻っていた。
理由を聞いてみた。
入院していても
『 病名が無いから何もしてくれない。
安定剤一錠貰うのに
住所、氏名、年齢、など細かく書いて出す。
そんな思いしてもらって飲んでも三時間しか眠れない。
眠れなくて悶々としているのに、
他の患者さんのうめき声や、呼吸が気になり
ますます、眠れない。
病院に居れば安心と思ったのにかえって
病気になりそうなので帰って来た 』
と言う事でした。
私は今日午前中リハビリに出掛けたNさんと会った。
ちょっとヤツレタ感じだけど
もとが元気な人だから、病人とは思えない。
すぐに立ち直れそうに思えた。
しばらくお話を聞いた。
娘さんに
『 勝手に出てくるなんてこんな弱い人だとは知らなかった』 と
言われたことにショックを受けていた。
娘さんはNさんを病人扱いしない。
Nさんは娘さんが分ってくれない事が不満・・・?
普段から娘さんに遠慮がちなところが有るNさん。
でも親子の感情のもつれを
私にこぼさないNさん。
我慢していた。
理性がNさんの心を苦しめている。
これが病気の原因かも知れない。
親が年老いて子供の世話になるのに
問題が有るわけない!
そう考えていた私は単順だった。
Nさんのストレスの原因は
普段からの親子関係?
親子関係が改善されればNさんは
元気を取り戻せるかも知れない。
そう思いながら別れた。