2019年11月22日
ヒトラーの帽子に600万円、独ナチス競売で高額落札続出 国内外から非難
ヒトラーの帽子に600万円、独ナチス競売で高額落札続出 国内外から非難
https://www.afpbb.com/articles/-/3255913
【11月21日 AFP】ドイツ南部ミュンヘン(Munich)で20日、ナチス・ドイツ(Nazi)ゆかりの品が多数競売にかけられ、総統アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)のシルクハットが5万ユーロ(約600万円)で落札されるなど高値で取り引きされた。この競売をめぐっては国内外から非難が殺到していた。
競売会社ヘルマン・ヒストリカ(Hermann Historica)のウェブサイトによると、銀めっきの表紙にかぎ十字とワシをあしらったヒトラーの著書「わが闘争(Mein Kampf)」限定版には、13万ユーロ(約1500万円)の値が付いた。この品はかつて、ナチス幹部のヘルマン・ゲーリング(Hermann Goering)が所有していたとされる。
また、ヒトラーの愛人エバ・ブラウン(Eva Braun)のドレスも数千ユーロで落札された。競売では、ハインリッヒ・ヒムラー(Heinrich Himmler)やルドルフ・ヘス(Rudolf Hess)といった他のナチス幹部の衣服や私物も多数出品された。
出品物の多くは、第2次世界大戦(World War II)末期に米軍兵士が没収した品だ。エバ・ブラウンのドレスは、1945年5月にオーストリア・ザルツブルク(Salzburg)で米軍が押収したトランク40個の中から見つかった。
ナチス関連品の競売について、ドイツ政府で反ユダヤ主義対策を担うフェリクス・クライン(Felix Klein)氏は独新聞グループ・フンケ(Funke)の取材に、「ナチスの犯罪が矮小(わいしょう)化されている」と批判。競売関係者は「全く通常の歴史的美術品を取り引きしているように振る舞っている」が、ナチスの遺物には極右の「崇拝の対象」となる恐れがあると警告した。(c)AFP
AFP
via AFPBB News アクセスランキング http://www.afpbb.com/
November 22, 2019 at 10:25AM
https://www.afpbb.com/articles/-/3255913
【11月21日 AFP】ドイツ南部ミュンヘン(Munich)で20日、ナチス・ドイツ(Nazi)ゆかりの品が多数競売にかけられ、総統アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)のシルクハットが5万ユーロ(約600万円)で落札されるなど高値で取り引きされた。この競売をめぐっては国内外から非難が殺到していた。
競売会社ヘルマン・ヒストリカ(Hermann Historica)のウェブサイトによると、銀めっきの表紙にかぎ十字とワシをあしらったヒトラーの著書「わが闘争(Mein Kampf)」限定版には、13万ユーロ(約1500万円)の値が付いた。この品はかつて、ナチス幹部のヘルマン・ゲーリング(Hermann Goering)が所有していたとされる。
また、ヒトラーの愛人エバ・ブラウン(Eva Braun)のドレスも数千ユーロで落札された。競売では、ハインリッヒ・ヒムラー(Heinrich Himmler)やルドルフ・ヘス(Rudolf Hess)といった他のナチス幹部の衣服や私物も多数出品された。
出品物の多くは、第2次世界大戦(World War II)末期に米軍兵士が没収した品だ。エバ・ブラウンのドレスは、1945年5月にオーストリア・ザルツブルク(Salzburg)で米軍が押収したトランク40個の中から見つかった。
ナチス関連品の競売について、ドイツ政府で反ユダヤ主義対策を担うフェリクス・クライン(Felix Klein)氏は独新聞グループ・フンケ(Funke)の取材に、「ナチスの犯罪が矮小(わいしょう)化されている」と批判。競売関係者は「全く通常の歴史的美術品を取り引きしているように振る舞っている」が、ナチスの遺物には極右の「崇拝の対象」となる恐れがあると警告した。(c)AFP
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November 22, 2019 at 10:25AM
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