2019年03月29日
親のいない子ゾウたちを再び元気に、ケニア国立公園の飼育センター
親のいない子ゾウたちを再び元気に、ケニア国立公園の飼育センター
https://www.afpbb.com/articles/-/3217576
【3月28日 AFP】育ち盛りの3歳のゾウの子ども、ルガード(Luggard)は自分と同じく親のいない他の子ゾウの群れに遅れをとりつつ、立ち止まって草をはんだり、木の幹に体をこすりつけたしている。
ルガードは生後わずか5か月のとき、ケニアのツァボイースト国立公園(Tsavo East National Park)で群れからはぐれかけているところを発見された。そのときまでに、ルガードはすでに2回、撃たれていた。
一つの銃弾はルガードの左前足を貫通し、もう一つの銃弾は右後ろ脚の大腿(だいたい)骨の、膝関節のすぐ上の部分をうち砕いていた。
ナイロビ国立公園(Nairobi National Park)で親がいないゾウの子どもの飼育を行っている「デービッド・シェルドリック野生動物基金(SWT)」の飼育主任、エドウィン・ルシチ(Edwin Lusichi)氏(42)によると、発見されたとき、ルガードはすでに「手術を成功させるには手遅れ」の状態だった。
今、ルガードはここを新しい住みかとし、他の約20頭のゾウの子どもたちと一緒に生き生きと暮らしている。変形した脚を大きく引きずってはいるが、朝9時の餌の時間には茂みから出てくる。
子ゾウたちは人の子ども用の粉ミルクと水、ビタミン剤を混ぜた特別な餌を、特大サイズの「哺乳瓶」からごくごくと飲み、興奮した様子で鳴き声を上げる。
この子ゾウ一頭一頭に、悲しい過去がある。親と離れ離れになってしまった理由は、密猟、干ばつ、残り少ない野生の地に侵入してくる人間たちとの対立などさまざまだ。センターで飼育されている子ゾウのうち、最も幼いラロ(Larro)は生後わずか10か月だ。通常、ゾウは母親がいないと死んでしまう。
AFP
via AFPBB News アクセスランキング http://www.afpbb.com/
March 29, 2019 at 01:24PM
https://www.afpbb.com/articles/-/3217576
【3月28日 AFP】育ち盛りの3歳のゾウの子ども、ルガード(Luggard)は自分と同じく親のいない他の子ゾウの群れに遅れをとりつつ、立ち止まって草をはんだり、木の幹に体をこすりつけたしている。
ルガードは生後わずか5か月のとき、ケニアのツァボイースト国立公園(Tsavo East National Park)で群れからはぐれかけているところを発見された。そのときまでに、ルガードはすでに2回、撃たれていた。
一つの銃弾はルガードの左前足を貫通し、もう一つの銃弾は右後ろ脚の大腿(だいたい)骨の、膝関節のすぐ上の部分をうち砕いていた。
ナイロビ国立公園(Nairobi National Park)で親がいないゾウの子どもの飼育を行っている「デービッド・シェルドリック野生動物基金(SWT)」の飼育主任、エドウィン・ルシチ(Edwin Lusichi)氏(42)によると、発見されたとき、ルガードはすでに「手術を成功させるには手遅れ」の状態だった。
今、ルガードはここを新しい住みかとし、他の約20頭のゾウの子どもたちと一緒に生き生きと暮らしている。変形した脚を大きく引きずってはいるが、朝9時の餌の時間には茂みから出てくる。
子ゾウたちは人の子ども用の粉ミルクと水、ビタミン剤を混ぜた特別な餌を、特大サイズの「哺乳瓶」からごくごくと飲み、興奮した様子で鳴き声を上げる。
この子ゾウ一頭一頭に、悲しい過去がある。親と離れ離れになってしまった理由は、密猟、干ばつ、残り少ない野生の地に侵入してくる人間たちとの対立などさまざまだ。センターで飼育されている子ゾウのうち、最も幼いラロ(Larro)は生後わずか10か月だ。通常、ゾウは母親がいないと死んでしまう。
AFP
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March 29, 2019 at 01:24PM
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