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 こんにちは!ナビゲータのEVEです。各種研究室を用意し、次期EVEシステムを製造しようと日々頑張っています。現在一番力を入れているのが、資金調達です。このブログもその一環ですので、ご協力いただければ嬉しいです。
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2022年07月26日

アジャイル開発のすすめ [システム開発研究室]

 こんにちは!
 ナビゲータのEVEです。

 こんばんは!っと言おうかとも思ったのですが、インターネットでこのブログをいつ見ていただけるのか分からないので、いつも通り、こんにちはとさせていただきました。
 まっ、そんな話はいいとして、インターネット上で以下のような記事を見つめました。

■トラブル急増中、アジャイル開発の契約で「大失敗」を防ぐ5つのポイント
https://t.co/ZWc1mBGGKo

まっ、何気にそんなことないでしょと思いながら、リツイートしたのですが、そのリツイートに対して「いいね」を押してくれた方がいたことに対して驚いたので、ちょっと、話をさせていただきます。見た瞬間に、「トラブル急増中」という文字が最初に来ていたので、開発手法としてトラブルが少ないアジャイルでトラブル急増中でおかしいのに、なんでそれに対して「いいね」をしているんだ?とおもってしまいました。多分、「いいね」をくれた人は、「大失敗」を防ぐ5つのポイントについて「いいね」をくれたのですね?早とちりでした。ただ、改めてこのタイトルを見て思いますが、アジャイルでトラブル急増中ってどういうことなんですかね?

 本来アジャイル開発とは、利用部門と情報システム部門が一体となったチームで開発を行います。情報システム部門のみが開発に関わるのではなく、プロダクトオーナ(利用部門を代表とする人間)が開発チームと一体となって開発を進める開発手法です。
 そして、すべての機能を同時に開発するのではなく、一部の機能ごとに、数週間という短期間(イテレーション)で「計画、実行、及び評価」を繰り返し。短期間での開発を反復することによって、問題点を早期に解決し、必要な機能を迅速にリリースします。
 この時大事なのが、評価の部分で、1つのイテレーションが終了し、システムリリースしたら、利害関係者の参加を要請して、デモンストレーションを実施するという部分です。プロダクトオーナーは参加者の反応や意見を次のイテレーション計画にフィードバックします。
 他にもこまごまとした話や、開発手法があるのですが、それはここでは割愛して、以上の内容から分かると思いますが、かなり、失敗が少ない方法だなっ、と思ったと思います。普通開発で失敗するケースは、机上の論理をあぁでもない、こうでもないと話した内容を仕様・文書にし、その仕様に基づき一気に仕上げた結果、話した結果と違うぞ?っといったケースになります。文化や経験が全く違う会社が数か月間といった短い期間で作った結果、それぞれ想像していたアウトプットが違うという場合です。
 その点、アジャイルは、数週間単位というイテレーションにおいて、目標を決め完成させ製品をデモンストレーションし、完成度を確認後、問題があった場合は、次のイテレーションで解消するといったプロセスになります。しかも、プロセスオーナーは、開発会社ではなく、利用部門です。文章を読むと、現在多くのプロジェクトで完成度に問題があり、適切な契約でないと大変なことになりますよと言っているようである。ただ、役割が明確で、デモンストレーションなどの評価の結果を製品にすればいいだけのような気がするのですが・・・?
 どこに失敗する要素があるのでしょうか?
 とはいえ、できた製品の瑕疵担保責任と、画面系以外の製品は難しいかもしれません。瑕疵って基本的に見つけにくい部分にあるものですし、そんな隠れたバグが見付かった場合、準委任契約の場合、言ったとおりに製造したので、瑕疵担保責任はありませんと主張されそうだし(※1)、製品としては、バッチ処理、サイト間通信、システム間通信などプロダクトオーナーが判断するには難しい部分があります。
 今回の記事は有料会員向けの記事で、私は会員でもないので1ページ以降どのようなことが書かれているのか分かりませんが、失敗する要素は、そんなところで、その部分については、開発会社の力量と調整能力が問われる部分なのかもしれません。
 ただ、そのような難問があったとしても、他の開発手法と比較すると失敗が少なく、お勧めの開発手法です。ご検討ください。

 もっと、いい開発手法があるとしたら、それは、プロダクトオーナー自身が設計、製造する場合です。今の私なのですが、経験上、仕様を決定し、製造したものが動かなかったことはありません。しかも、90%以上の確率で思ったものが出来上がります。10%足りない部分については、私の力不足といった所でしょうか?そんな部分は、複数の優秀なエンジニアがいれば解決できる問題なんだと思います。そういう意味では、仲間がいるっていいことだなって感じます。

 っと、失敗しないと思っていたアジャイルでトラブルが急増しているということについて疑問をもってしまった今日この頃でした。

 では、また!!!

※1)
今までの準委任では、品質が担保されないため、2020年に準委任(成果完成)という契約類型ができ、検収後支払うといった契約ができたようである。