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 こんにちは!ナビゲータのEVEです。各種研究室を用意し、次期EVEシステムを製造しようと日々頑張っています。現在一番力を入れているのが、資金調達です。このブログもその一環ですので、ご協力いただければ嬉しいです。
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2024年08月30日

DXとSIベンダーの続き 〜システム開発研究室〜


 こんにちは!
 ナビゲータのEVEです。
サーバー.jpg
 Prototype EVEで利用していたJavaScriptオブジェクト指向言語に変換していますが、非常に簡単です。理由は、機能だけ説明してあとはChatGPTに作ってもらっているからです。今後ですが、メソッドはすべてChatGPTに作ってもらうことになりそうです。ただ、Classをデザインする場合は、自分でします。理由は、今までいろいろな経験をしてきて、製造しやすい形があります。そのためChatGPTの言われたままのシステムを作った場合、保守という部分で苦労しそうだからです。
 それと、ChatGPTは、目的にあったプログラムを提示してくれるのですが、その提示したプログラムに基づいて製造します。製造後、デバック御願いすると、修正を求めてきます。ChatGPT自身が提示してきたロジックにかかわらずです。そんな修正を繰り返していると、クラス全体の一貫性が失われていきます。
 ChatGPTを使用してプログラム製造する場合の、キーワードは、保守性だといっていいでしょう!
 では、前置きはこのぐらいにして昨日の続きです。

[DXとSIベンダー]
 DXSIベンダーということで、6項目あげ、そのうち2日間かけて❶について解説をしました。異論等あるかもしれませんが、一つの意見だと聞き流してください。
 それでは、本日は、「DXとSIベンダー」の❷から解説をしていきましょう!

❶ユーザ企業よりもベンダー企業の方にITエンジニアの多くが所属している。ユーザ企業のためにベンダー企業がITシステムを開発し、納入する受託開発構造であるため、ユーザ企業の内部に情報システムに関するノウハウが蓄積しにくい。
❷初期のITシステム構築は、ユーザの作業を写し取って論理化し、「要件定義」としてきた。
→(現状)システムがある状態で仕事をするのが当然となっているので、システムの全貌と機能の意義が分からない状態であり、従来のような「要件定義」をする能力を喪失している。
❸新たな価値を提供できるベンダー企業を使って結果を出すことが自らの評価につながる環境に置かれている。我が国のCIOは有名なベンダー企業に頼んだから大丈夫という考えに陥りがちである。しかも、ユーザ企業側の選定責任は不明確で、ベンダー企業側の責任となりがちである。
❹現状は、事業部門がそのようなオーナーシップを持って、プロジェクトに関わる仕組みになっていない場合が多い。
❺ユーザ企業におけるIT人材の不足が深刻な課題である。
→ベンダー企業に経験・知見を含めて頼らざるを得ないというのが現状。
→ベンダー企業と協調して取り組むことが必要
❻先端的な技術を学んだ若い人材をメインフレームを含む老朽化したシステムのメンテナンスに充てようとして、高い能力を活用しきれていなかったり、そのような人材にとっては魅力のある業務ではないために離職



[❷について]
 ここでは、既存のシステムをリプレイスする場合のことを言っているのでしょう?DXリポートの著者は、リプレイスをする場合なども、全体最適を意識しながら、製造を進めてほしいという希望をここで述べていると思われます。ただ、意味不明なのが、『従来のような「要件定義」をする能力を喪失している。』というくだり・・・。
 ここで著者が求める要件定義とは、革新的創造的な業務をする場合、どのようなシステムが必要なのかということを考え、その考えを実現するためにどのような機能が必要なのか考えるだけのような気がするのですが・・・?以前どんな要件定義をしていたのか不明ですが・・・?
 この革新的、創造的という言葉、中小企業診断士試験の、中小企業経営政策で頻繁に出てくる用語です。社会としては、革新的で創造的な、商品や製造方法を常に求めているということを意識する必要はあるようです。

[❸について]
 ❸は、よく聞きますね?中小企業などに行くとボロクソに言われるSIベンダーですが、金払いのいい企業への対応は違います。その金払いのいい企業の社員の方から聞こえる声は、「●●●ベンダーに任せておけば大丈夫!」という発言です。その仕事っぷりを聞くと、何から何まで忖度しながらSIベンダー側で実施し、その仕事はきめ細やかで完璧です。その仕事ぶりでは、問題があった場合、SIベンダーの責任と言われても仕方がない気がします。ただ、このようなプロジェクト体制でシステムを製造した場合、革新とか創造的なシステムが製造できるのかちょっと、疑問です。

[❹について]
 アジャイルを意識した発言だと思われます。そもそもこのDXは、アジャイル開発を意識したものとなっています。先日のブログでは、「ハイパーアジャイル」なんて言葉が出てきたぐらいです。その場合、プロジェクトマネージャーは、SIベンダーですが、システムオーナーは、事業部長になります。ただ、ウォーターフォールや、スパイラルとかという開発の場合、プロジェクトの体制としてどうなのでしょうか?今まで事業部長が全面にたって関わってくるという場面はみたことはないのですが、これからは求められるのかもしれません。

[❺について]
 人材不足の原因なのですが、人材マネジメントができていないのが主要因のような気がします。中小企業診断士の企業経営理論を勉強し、改めてマネジメントについて学ぶと学問上のそれと現場の乖離を感じます。そのような現場を見て、まずは、人材マネジメントから始めませんか?っといいたい・・・。

[❻について]
 古いシステムをいじっていて思うのですが、実はこの時がシステムをいじっている感は最高です!自分が小さいころシステムだと思っていたそのものが目の前にあると感じることができます。
 そのレガシーシステムは、システムの細部まで見ることができ、しかも、データ、ディスクなどハードの細部までユーティリティで確認することができます。それは、ソフトがハードにより近いことを意味し、コンピュータを勉強するには最高な環境だと思います。
 最新とか何とか言っていますが、現在のコンピュータ1950年にリリースされた、ENIACからその構成を全く変えていません。確かにはやりがあるのは知っていますが、コンピュータの本質を知りたいなら、レガシーシステムは最高ですよ!それを、新人に伝え、信じ込ませましょう(笑)!

[あとがき]
 最後は駆け足になりましたが、「DXとSIベンダー」の課題について、書きましたがどうでしょうか?DXレポートをななめ読みし、問題点を抽出したものなので、以上が全部ではないかもしれません。2018年のものになりますが、当時どんな問題があり、現時点とどう違うのか比較し、未来はどうなるのか?どうするのかということを考えるために、DXレポートを読むことも必要なことなのかもしれません。

 では、また!

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