５３年目のひとりごと

私には意志があるのに
私には名前があるのに

私はいろんなこと知ってるのに

食べたいもの
飲みたいもの
私には自分の好きなものがあるのに

なぜ
いつもいつも
人に合わせてきたんだろう

配偶者の実家に行っても
私はいつもいない扱い
都合いいときだけ「家族」だから
そこにいなきゃならないから
あとは私の気持ちも無視で雑な扱い

他人の家族の中で自分の思いを通す気はないけど
都合いいときだけそこに呼ばれて
それが当たり前になってる人権無視の場所に
なぜ
いたくもないのにいなけりゃならん

いつもの家事も
私は料理も作りたくない
掃除も人が知らかしたものを片付けて
きれいにすることに
微塵も幸せを感じてない

やりたくないのに
くたびれても飯炊き婆

人の話もろくに聞かない
気まぐれに人に話しかけておいて
それにこたえても無視とか
こちらから何か言っても「うん」しか言わねーとか

失礼極まりないだろ

私はラーメンは塩が好きなんだよ
うどんに肉は脂が浮くから入れたくないんだよ
プリンはカラメルの入った固めが好きなんだよ
私にも見たいテレビ番組はあるんだよ
私は混雑を避けて端の車両に乗りたいんだ

私は人のことをやって当たり前で
たまに私ができなくても
あんたは自分のことだけやってりゃいいし
私のことは誰もやっちゃくれないんだよ

お金をケチられて
こんなお給仕の日々なら
ひとりでいた方がいいと思うの当たり前

人に合わせてばかり
抑えてばかり
どれだけの人生を費やしたんだろう

謂れのないいじめをする姑に我慢した時間
取り戻せないなら
これからの時間は
すべて自分の好きなものを選んで生きる

自分のこと我慢ばかりさせてきて
ごめんなさい

主婦っていったいなんだ
偉そうに母親と同じことしてほしいなら
毎月100万くらいよこせ〜よ