ひとりで暑いことにイライラするのは
座っているだけの配偶者は
必要がないからたいがい
エアコンを点けないでいる
わざわざキッチンからエアコンのリモコンを
取りに行き
配偶者の目の前で付ける
イライラしながら
「こっちは断ちっぱなしで
火を使ってごちゃごちゃやってるから
暑いんだよ!!!!という気持ちが
爆発する
そうすると
「そんな怒って言わなくたっていいだろ」と
ものすごく嫌な顔をして半ギレで言う
その顔が私に意地悪だった姑とそっくりで
ますますキレて大声で言い返す
嫌味を言う姑を思い出す
普段 食事の時にしか一緒にいないが
会話するでもなく
テレビに向かい合うために
椅子を斜めにして食事をする
向かいに座る人間は無視で
テレビと食事をしている
その食事を用意している私のことは
なんだと思ってんだといつも思う
あの親にしてこの子ありとは
本当なんだと痛感する
どれだけ言っても
人の言ってることはあ最後まで
聴けない相手に
同じように怒鳴りまくるしかできない
そこで
あの婆そっくりな嫌なだみ声を
耳に入れるなんて絶対にしたくない
言い争いの時の
年寄りの声はとても汚い
聞くに堪えない声になる
だからそれが聴こえないくらいの
大きな声で怒鳴りまくるしかできない
こういう言い合いになるのは
人生の無駄だ
普段から会話しないのに
私の言うことを最後まで聞かずに
適当に返事をするような奴が
こういうときだけは
文句言うのか!!と言っても
自覚できないからしかたない
婆と一緒だから
次からはまた嫌味な言動をすると
予測される
だから
二度と話をしないようにする
自分のため
自分がずっと嫌な気分を引きずるのは
許せない
私は異常なんだ
ずっと気にしてばかりだ
誰とも暮らせないんだ
本当は
ひとりでいるほうが楽にいられるんだ
いろんなことを考えてしまう質が
無くなってしまえばいいのに
自分以外の人のことを考えたり
気にしたりしたくない
もうくたびれた
この年齢になって
人生が半分以上
自分のものじゃなくなってしまったなと
思うばかりで
どうしても
納得できないままだ
このまま一生が終わるのか
それが一番 さびしいな
なんとかしたいが何もできていない
くやしい
かなしい
人と関わるのがこわい
たとえ家族でも
こわい
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