はなしあいて

今回のことで
このまま、通勤ラッシュを攻略して
あと１か月頑張れば
２０万円ほどの給料を手に入れることができた

そのお金のために、なんとかラッシュを
日々攻略して
あまり気乗りしないまま、なんとかなるのかなと
思っていたが

その必要もなくなり
１か月後の給料も手に入ることも無くなった

なんだ、少しは楽になるかもしれなかったのに
ここまでなんとか通ったのに
結局、切り捨てられるんじゃないか！
最初に、聞いておいたのに
大丈夫だと言われて研修をしてきたのに

なんだよ、私だけこんなふうに損するんだよ！

こんな目に遭うなんて、やってらんない！！！！！！

そう思った
思ったけれど

これは、こうなるように自分で創ったことなんだ
だから

「こうなったことは自分の思い通りのことだ！」と
無理やり
宣言してみた

「これは、自分の思い通りになったんだから
　人生上手く行ってるじゃないか、ラッキー！」と
大きな声で
何度も言ってみた

通勤することに最初から攻略が必要であり
できれば
乗りたくはないかった電車だったし
その仕事自体
二度とやりたくないと言うか、自分には無理なんだと
思っていた仕事だったし

そう思いながらも
給料の額に惹かれて、その金額だけに惹かれて
研修を受けていた

お金のためでも、やっていけると思っている
その給料をもらうためになんとかその仕事が
できるんじゃないかと思った

そう思い込もうとしていた
毎朝、憂鬱だった
実は、電車に乗ることは憂鬱だった

そこに、すでに
続けることはできないことを
自分で選んでいた

どれだけ給料に魅力があっても
自分にはできない仕事
やってはいけない仕事なんだと
続けることはできないんだと
自分の中で知っていた

だから、こんな目に遭った！
お金をもらうことができなくなった！
お金が必要なのに、困った！
と、思ったとしても

ほっとした気持ちもあったのだ

望んでいることとは違うと思っていたのだから
電車に乗らなくて済むとわかって

あ〜よかったと思ったのだ

だから

これは望みどおり、思い通りになったということ
上手く行っているんだ！

と宣言してしまう

だって、実際、そうなんだ
自分が、そうしたんだ

憂鬱なラッシュ通勤を止めたかったから
そうなっただけのこと

もう憂鬱な朝は来ない

ラッシュですし詰めの電車に乗らなくていい

だから
よかった

全ては上手く行っている！！！

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