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線香花火

日曜日に和泉府中イオンの前で、はなちゃんを救う会の募金を

ほんの少しですが、お手伝いしてきました。 

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この活動は、家内の高校時代の同級生が大勢頑張っています。

自分と縁もゆかりもない、見ず知らずの小さな命のために、

これだけの人達が、声を張り上げ、一生懸命に汗を流されている

姿をみて、 感動を覚えずにいられません。

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たったひとり (はなちゃんを救う会共同代表:野口智美さん) の

呼びかけで、多くの同級生が真剣に動いてくれたことを考えると、

同級生って、本当にありがたい存在だと思います。


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はなちゃんと一緒に、 “今この瞬間を共に生きている” という実感と、

人と人との “縁” というものをしみじみ感じます。

そして、 行動することの尊さ


懸命に生きようとしているものの、今、まさにこの世から消えようとしている

小さな命と、それを救おうと、無償でひたすら汗を流す沢山の人々がいて、

見ず知らずの命のために、寄付して下さる慈悲深い人々がいます。


はなちゃんの命は、線香花火のようです。


寄付金が目標額に達するかどうかもわからない。

はなちゃんの命が、手術までもつかどうかもわからない。

手術を受けても、必ず成功するとは限らない。

確かなものなど、何ひとつない状況で、たったひとつの命を救う

希望のために、人はこんなに優しくなれるものなんですね。

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それに比べて、異国の地で拉致され助けを求めている人を

自己責任” だと言って、冷酷に見捨てる国があります。


・他国が集団的自衛権を持っているから、わが国も持つべきだ

・他国は軍隊を持っているから、わが国も軍隊を持たなければならない

・他国が何度も憲法を改正しているから、わが国も改正しなければならない

・他国には緊急事態条項があるから、わが国にも必要だ


自国の独自性を捨てて、他国のサルマネをする必要が、一体どこにあるのか?

先進諸国は、拉致されたジャーナリストの身代金を支払って無事帰還させて

いるというのに、他国に倣うと言うのなら、彼を助けない理由はどこにもない。

命がけで活動してくれる彼らがいなければ、紛争地域で何が起きているか、

真実を知ることができなくなるのだから、そこに自己責任論は通用しない

とち狂った政治家が言うならともかく、一般人がこれを平然とぶちまけるのは、

恐ろしい傾向だと思う。 物見遊山で、紛争地に入ったわけではないのだから。



この国には、過去の戦争について、「自衛のため」 だから正しかった。

「平和を希求し、列強支配からアジアを解放するため」 だった。

などと言う人がいます。

そして、その多くは “戦後教育で誤った自虐史観を植え付けられた” と思って

いるようですが、人が人を殺せば殺人で、国家が扇動した合法的殺人が戦争です。

戦争そのものが理性を欠く愚かな行為で、これに正しいも間違いもない。

戦争(合法的殺人)は全てが過ちなんだから。


いつの世も、戦争には 「平和」 「自衛」 という言葉が悪用される。

争いごとのない状態を平和というのであって、「平和のための戦い」 など

ありゃしない。

この国の総理がいう 「積極的平和主義」 とは、平和を目指して、紛争に自ら

かかわっていくという、いかがわしい言葉だと気付くべきです。


小さな命を懸命に救おうとしている人々の、爪の垢でも飲ませてやりたい。


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