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2014年09月23日

結核予防週間・・・深く静かに潜行中……結核のお話です。

毎年9月24日から結核予防週間が始まります


「平成23年中の結核による死亡者数は2,162人(概数)で、前年の2,129人に比べ33人増加、死亡率は1.7である。

平成23年の新登録潜在性結核患者数は10,046人で前年の4,930人に比べ2倍に増加した。年齢階級別では20歳以上で2倍以上に増加した。

本年報は、全国の保健所を通じて報告される結核登録者の状況(平成23年1月1日〜12月31日)を取りまとめたものである」。厚生労働省HPより。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou03/11.html

すっかり忘れ去られていた、と思っていた肺結核。上記のようにジワリとまん延を始めているのですね。
しかも7、8年前から広がりをみせていたのですが、多くの医師の皆さんが気付かなかったのです。

当然です。48年ほど前の、東京オリンピック(1964年)ころから結核は下火になっていたのです。
現在60代の医師は当時中学生ですから、医学の道に進むころにはエイズという新たな病気などが広がり、結核は少数の専門医以外は忘れ去られていたのです。

ただの肺炎かと思われていたのが結核だと判明された7,8年前、再度マスコミも取り上げていました。しかし、その記事を書くマスコミの記者やデスクさえ結核の認識が薄かったのです。

いまでは厚生労働省の発表のように、毎年2千人もの人が肝臓がんや、すい臓がんなどの陰でひっそりと亡くなられているのです。

わたしも、10代後半のときに肺浸潤(結核の前段の症状で肺の表面がただれる病状)で1年ちかく、市街から離れた、空気の澄んだ山間部にあるサナトリウムで治療を受けました。

(サナトリウムとは? 療養所。海浜・高原などの閑静で日当たりがよく空気のきれいな場所に建てられ、慢性病、特に結核患者の療養を目的とする施設のこと)
※現在は空調設備の整った病院が主です。

サナトリウムでは病棟から隔離された重篤患者の建物から夜ごと、死亡した人が親族に付き添われ、隠れるように去ってゆきました。若い女性や主婦、年寄りなどとの区別はありませんでした。

ど初っ端から重い話になりましたが、いまでは薬学が進歩し、3か月から4か月ほどで退院できます。
しかし結核はおもに空気伝染しますから、退院しても、症状によっては治療が長引きます。

でも安心してください。感染しても体力が弱ったりしないと発病するとは限りません。
               
ほとんどの結核は、肺に病巣をつくりますから胸のレントゲン検査が有効です。
職場健診や市の検診などを積極的に利用して、年に1回は胸部レントゲン検査を受けましょう。
結核検診・肺がん検診については各区役所保健センターへ問い合わせてください。

検診がめんどくさいと敬遠していると数か月、数年間ふいにすることになります。軽く吐血して初期症状だったわたしでも1年間棒に振ったわけですから。

余談ですが、結核に患っている若い女性がブログを出していますから、よかったら読んであげてください。各ブログで検索すれば見つけられますから。
 
結核の予防はバランスの良い食事、日々の健康に対する心がけが大切です。



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