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日曜阪神〜第67回阪神大賞典(GU)

皐月賞トライアルのスプリングSに注目が集まる。確かに馬券の妙味は高そうだが、それにしてもつかみどころがなさすぎるメンバー構成となった今年のスプリングS、ちょっと手を出しにくいレースという印象がある。

加えて「お!」という馬の名前を見つけてしまったこともあり、今年は相性が良いスプリングSではなく、例年馬券の妙味が小さい阪神大賞典に注目したい。

ゴールドシップが3連覇を果たし、古くはゴールドシップの祖父にあたるメジロマックイーンが2連覇したマラソンレース。当然天皇賞・春をにらんで・・・という位置づけのレースである阪神大賞典が、今年も内回り芝3000mで行われる。

大阪杯がGTに格上げされ、その出走馬の大半は宝塚記念を目標にするから、ここ数年有力馬が減ってきている阪神大賞典にも当然有力馬が集まるようになるのではないか、という憶測もあった。しかし今年は近年でもめったにないくらい小粒なメンバー構成で伝統のマラソンレースが行われる。

しかしそれはそうだろうということにも思い当たる。純粋なステイヤーがレッドデータブックに登録されて久しい日本では、天皇賞・春自体が敬遠される対象となりつつあるからだ。天皇賞・春は、3年前にゴールドシップが優勝した年を除くと、なぜか「スピードを競うレース」となりつつある。スピードならマイルなり2000mなりで競えばよいのだが、日本の速い馬場では距離を問わず、どうしてもそうならざるを得ない。

スピードレースが長距離を舞台にして行われれば、脚元のダメージが大きくなるのは当然のこと。実際天皇賞・春ではレース中のアクシデントが起こる確率が高い。ビートブラックが勝って三冠馬オルフェーヴルがヤル気のかけらも見せずに敗れたあの年は複数の馬たちがその後のアスリートとしての寿命を大きく縮めることになった。私はオルフェーヴルが(体調不良に加え)危険を察知したからこその、あのヤル気のない走りだったと解釈している。

負けた年のゴールドシップもジョッキーが下馬してヒヤリとさせられたし、同馬が勝った年にもウインバリアシオンが九死に一生を得る大けがを負わなければならなかった。思えばサトノダイヤモンドも、あのタフな競馬を経験したことが後の深刻なダメージとして残ってしまった印象がある。

そんなレースだから、天皇賞・春を敬遠する陣営が増えるのも当然。結果的に、かつて天皇賞・春と最もかかわりが強かった阪神大賞典の出走馬のレベルが落ち、今後も出走馬のレベルをどんどん落としていくことになるだろう。

それ自体、時代の流れだから仕方がないとはいえ、ステイヤーが好きな私からすれば何ともさみしい思いである。とはいえ、だからこそ今年のように「お!」という馬券にありつける可能性が生まれるという皮肉も前向きに解釈したいとは思っている。

「お!」と思っているのは、京都記念でもちょっと狙っていたケントオー(父ダンスインザダーク)。この馬、どんなレースでも大惨敗することが少ない。こういう馬は長いところで変わり身があるのではないか・・・と、私はずーっと思っていた。もともと1400m〜マイルで鋭い脚をつかう馬だったから、その先入観が陣営にはあったのだろう。しかしここでやっとそのタイミングが訪れたのだ。

これは、狙わない手はない。BMSはトウカイテイオー。涙が出そうな配合である。テイオー自身、メジロマックイーンにこそ屈したが、あれは仕方がなかった。マックイーンと同じくタフなパーソロンの血が、こういう舞台で新たな覚醒を呼び起こすのではないか。

相手は前走鮮やかに復活したシャケトラ(父マンハッタンカフェ)で問題ないだろう。阪神コースは得意としているだけに、よほどのことがなければこれが勝つだろう。心配なのは関西圏の戸崎騎手だけ。とはいえさすがに自信を持って乗るんじゃないかな。

デムーロ人気でちょっと残念なコルコバード(父ステイゴールド)が押さえの1番手。実質この3頭ででかく勝負したいところだが、いちおう行くヴォージュ(父ナカヤマフェスタ)ら、こういうレースではやはりステイゴールド系に注目したい。

◎ ケントオー
○ シャケトラ
△ コルコバード、ヴォージュ、カフジプリンス

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