現在でこそ当たり前に標準装備ですが、このエアーバッグが
登場した頃はコストが嵩んで高級車にしか装着されていませんでした。
エアーバッグの必要条件はなんでしょうか???
@衝突したら、ただちに作動すること
A衝突時以外は絶対に作動しないこと
当たり前ですけど以上2つは絶対必要条件ですね。
この2つの条件をみて、車とは関係ないあるものを
造っていたメーカーが「我社なら、これをつくることが
できます」と自動車会社に売り込みに行ったので
今日のように一般車でもエアーバッグが装備、普及するように
なりました。
我社なら出来ます・・・・と言った会社は手榴弾を造っている
会社でありました。手榴弾というのは持ったことも爆発させたことも
ありませんが(当然)ピンを抜いて何秒かすると爆発するような
仕掛けになっています。これをピンを抜いてすぐに爆発するように
改良したものがエアーバッグがエアーバッグとして機能するミソです。
この手榴弾の会社、最初はアメリカの三大自動車メーカーの
G/Mやクライスラーなどに売り込みに行ったそうですが
戦争に使われるような兵器屋と人の命を救うエアーバッグと
結びつかなかったのか、どこでも玄関払いのようだったとのこと。
ところが、この話を熱心に聞いて採用した自動車メーカーが
米国以外の「トヨタ」などでした。
その御陰でエアーバッグは米国よりも日本の方が早く普及して
行ったということです。
爆弾メーカーの技術利用でエアーバッグが開発できると考えた人、
その爆弾メーカーの売り込みの話を袖にせず聞いたトヨタの担当者
どちらも先見の明があったということでしょう。
人を殺傷させるものを造っている会社が人の命を救うものを
創ったというのも何か因縁のようなものを感じます。
ところで、エアーバッグを作動させた(つまり事故った)ことの
ある方はご存知でしょうが、ものすごい勢いで膨らむそうですね。
やっぱ、一種の爆発の筈ですから・・・・・
私は経験ないのですけどネ・・・・・
くれぐれも事故にはご注意あれ
急に寒くなりました。
風邪などひかれませんように。
ライムライト より 「テリー」のテーマ
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