ありゃわーるど

３１日午前８時ごろ、松山市千舟町２のホテル南側の歩道（市道）で、男児（１）が血を流してうつぶせで倒れているのをタクシーの運転手が見つけた。男児はホテル１２階に宿泊中の夫婦の長男で、部屋の窓から転落したとみられる。市内の病院に運ばれたが間もなく死亡した。

　愛媛県警松山東署によると、男児は大阪市住吉区南住吉４の会社員、泉谷（いずたに）英俊さん（５６）の長男真（しん）ちゃん。窓は幅１０６センチ、高さ１２９センチで、床から１２０センチの高さにある。回転式で、全開した際には最大５５センチの空間ができる。

　泉谷さんが直前に部屋で真ちゃんを確認した際には窓は閉まっており、出っ張り部分（幅２９センチ）に立って遊んでいたという。同署は真ちゃんが誤って窓を開け、約３５メートル下に転落したとみて調べている。

　泉谷さんと妻（３７）、真ちゃんの３人は２５日から滞在中だった。泉谷さんは出張中で、妻と真ちゃんは泉谷さんの仕事に合わせて観光のため松山市を訪れていた。
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