昨今、「インバウンド」という言葉をよく耳にするここが
多いのですが、先日、河口湖に日帰りで温泉旅をした時の
ことです。
河口湖のとある観光地に立ち寄ったのですが、なんと8割近くが
外国人観光客でした。
本当にビックリでしたね。
回りから聞こえる言葉はほとんどが中国語や韓国語をはじめ
外国語でした。
富士山登山をする外国人観光客のことはニュースなどで
よく聞いていたのですが、実際にそばで見ると、少し
驚きを隠せませんでしたね。
日本では2010年台から急速に外国からの観光客が増えてきて
いるそうですが、コロナ後から一気に急増しており、今年は
観光客数や消費額で過去最多を更新する勢いのようです。
ちなみに、昨年の旅行消費額はなんと約5兆3千億円に達して
いるそうです。
日本の人口減少や高齢化、そして何より超円安などが、その背景に
あるようで、「インバウンド」の経済効果が期待されて、今や日本経済の
「救世主」とまで言われている有り様です。
しかし、考えてみると「インバウンド」需要に期待するのもいいのですが、
なにより雇用なり、所得なりを安定的に保障し日本国民の購買力を
高めることが、日本経済の持続的成長をもたらす第一のキーポイントに
なるということを看過してはならないでしょう。
国民は物価高の中で生活苦に追われている反面、、円安を糧にして
外国人観光客は贅沢な消費を潤っているのをみると、なんとなく
首をかしげてしまうのですが、皆さんはどう思いでしょうか。