通常国会が始まりましたが、重要課題のひとつとして
とりあげられているのが少子化対策ですよね。
岸田首相は「異次元の少子化対策」を唱えて、かつてない
大胆な少子化対策を検討しているようです。
正直言ってなんだかよくわからないのですが、なんとかして
少子化に歯止めを打とうとしているのは分からないでも
ないのですが、児童手当の拡充をはじめあらゆる手段を
打ち出したいようです。
問題は、何故長年にわたり少子化なのかをきっちりと
分析し、国民の声をしっかりと受け止めて今後の対策を
打ち出すことが大事ではないでしょうか。
支持率低下に歯止めがかからないなかで、なんとかして
支持率を上げるための対策としての「少子化対策」で
あってはならないはずですよね。
「異次元の少子化対策」というキャッチフレーズだけが
先走りして、中身が伴わないことでは逆効果になりかねない
でしょう。
思うに、今の少子化問題の根源は他でもなく子供を育てることへの
不安ではないでしょうか。
十分な所得が伴わないことや、子育てや教育環境など、社会に対する
不安が根底にあるのです。
今、日本は格差社会化され、貧困問題や子供の貧困などが問題に
なっており、雇用環境も大きく変わりつつあります。
少子化問題はこれらの反映でもあるのです。
これらの社会問題が改善されない限り、この問題は根本的に
解決しえない問題と言っても過言ではないでしょう。
一時的な給付の拡充や、子育て支援などの小手先の対処では
到底解決できるものではないのです。
根底に横たわっている問題に対して、もっと真摯な議論を
願ってやみません。
社会・政治問題ランキング
2023年01月26日
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