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2020年09月10日

「災害大国日本」を改めて再認識

台風9号と10号が沖縄や九州地方を襲い甚大な被害を

出して過ぎ去ったのを見ると、改めて日本が「災害大国」

であることを再認識させられますね。

まだ、猛暑が続く夏だというのに大型台風が立て続けに

襲ってきたのですから、先が思いやられますよね。

気象庁は観測史上まれにみる超大型で、かつて経験したことのない

もっとも強い台風だと、繰り返し警戒を呼び掛けていたのですが

被害は一部地域に限られたので、まだ幸いだったと言うべきかも

知れませんね。

今回の一連の台風は日本近海で発生し、勢力が衰えることなく

日本に上陸しているので、観測史上初といわれるくらいの

強風と大雨による被害が相次ぎました。

たしか、昨年の台風の時も観測史上初という言葉で言い表されていた

ように記憶していますが、今年もそれ以上の大型で強い台風の到来だった

のですね。

今回の台風が観測史上で最も強い勢力に発達したのは、太平洋側の海水温が

異常なまでの高さに達していることにあると言われています。

台風は、海水温が27度ぐらいの海上で発生するとされているのですが、

太平洋側の南海上の海水温が30度を超える異常な状態にあるのです。

それも比較的日本から近くの太平洋上の海水温が30度に達している

そうですよ。

なので、比較的日本に近い太平洋上で台風が発生し、勢力が衰える

ことなく接近して来るのですね。

台風は温かい海面から供給される水蒸気をエネルギーにして勢力を

維持し、本来であれば、熱帯や亜熱帯の発生地点から日本に近づくに

つれて海水面の温度が下がり、勢力が衰えるものだそうです。

ところが、地球温暖化により近年、日本近海の海水温も上昇しており、

今後もその傾向が続くと予想されています。

なので、これからも非常に強い台風がかつてない勢力を保ちながら

日本列島に接近、上陸することが十分考えられるのです。

改めて、地球温暖化の弊害を強く感じさせられますね。

そういう意味では、日本は地球温暖化による弊害を最も強く

受けており、今後ますますその影響を受けざるを得ないことに

対し、強い憂慮の念を抱いている次第です。

そう考えると、どの国よりも日本が地球温暖化に向けて、

より一層尽力していくべきではないでしょうか。




















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