2018年08月29日
8月30日指標(事後検証済)
本日は21:30に7月集計分米国コアPCEデフレータ・個人消費が発表されます。
市場予想は、ロイターを引用すると、
コアPCEデフレータ前月比+0.2%(前回+0.1%)
同上前年比+2.0%(前回+1.9%)
PCE+0.4%(前回+0.4%)
個人所得+0.3%(前回+0.4%)
となっています。
事前差異判別式の解は+0.1です。
※ 赤字は31日に訂正しました。間違った数値を紹介し、申し訳ございません。
本指標に先立って同月集計分が発表されるCPIや小売売上高は、本指標の一部結果を示唆する場合があります。
7月集計分のコアCPIは、前月比が+0.2(前回+0.2)、前年比が+2.4(前回+2.3%)でした。コアCPI前月比実態差異は0なので、コアPCEデフレータ前月比の改善/悪化を予想することができません。けれども、コアCPI前年比実態差異は+0.1なので、コアPCEデフレータ前年比が前回より改善する期待的中率は74%です。
7月集計分の小売売上高前月比は+0.5です。小売売上高前月比が例外的に大きく伸びた集計月ではないので、PCEの予想には役立ちません。
本指標は以前から安定して反応が小さい指標です。指標発表前こそPCEや個人所得の事前差異も影響しますが、指標発表後にはそれらへの関心は後回しで構いません。指標発表後はまず、コアPCEデフレータの事後差異の有無に反応方向が影響を受けています。但し、コアPCEデフレータは市場予想と発表結果がズレないことも多いため、その場合にPCEの事後差異に注目すれば良いのです。
過去、直前1分足は68%の事例で直後1分足と逆方向に反応しています。
直後1分足と直後11分足は72%の事例で方向が一致しており、そのうち82%は直後11分足跳幅が直後1分足跳幅を超えて反応を伸ばしています。
直後1分足終値を基準にすると、直後11分足終値が反応を伸ばしたことは56%です。しつこい追撃には向いていません。
詳細分析に興味があれば、こちらを事前に一読頂ければ幸いです。
以下は8月30日22:00頃に追記しています。
まず、分析検証です。
※ 31日に朱記部分の誤記を訂正しました。
まず、PCEコアデフレータ前年比は、前回より改善していました。同月集計のコアCPI前年比と実態差異方向は一致しました。但し、今回は市場予想も前回より改善となっていたので、このことが取引に有利に働くことはありませんでした。
反応は相変わらず小さく、指標発表直後の跳ねがたった2pipsでした。もう何か、取引するのが嫌になってしまいます。
直前1分足と直後1分足は逆方向に反応しました。直後1分足と直後11分足は、同じ方向に跳幅を伸ばしたものの、値幅は伸びませんでした。
今回の事後差異判別式の解は0でした。同時発表があった週次失業保険申請件数も、僅かに市場予想より改善しています。つまり、今回の反応は素直ではなかった訳です。
現時点ではロイターもブルームバーグも結果を伝えるのみで、解説記事はまだありません。
次に取引結果です。
直前10-1分足は、ぎりぎりまで粘ったものの、損切となりました。
後は問題ありません。再追撃をもっと粘った方が良かったかも知れませんが、これはいつもの通り結果論なので、ぐずぐず考えても仕方ありません。
次回本指標発表は9月28日です。
さて寝ます。
次週月曜が米国祝日のため、明日は米国3連休を控えた夜となります。
市場予想は、ロイターを引用すると、
コアPCEデフレータ前月比+0.2%(前回+0.1%)
同上前年比+2.0%(前回+1.9%)
PCE+0.4%(前回+0.4%)
個人所得+0.3%(前回+0.4%)
となっています。
事前差異判別式の解は+0.1です。
※ 赤字は31日に訂正しました。間違った数値を紹介し、申し訳ございません。
本指標に先立って同月集計分が発表されるCPIや小売売上高は、本指標の一部結果を示唆する場合があります。
7月集計分のコアCPIは、前月比が+0.2(前回+0.2)、前年比が+2.4(前回+2.3%)でした。コアCPI前月比実態差異は0なので、コアPCEデフレータ前月比の改善/悪化を予想することができません。けれども、コアCPI前年比実態差異は+0.1なので、コアPCEデフレータ前年比が前回より改善する期待的中率は74%です。
7月集計分の小売売上高前月比は+0.5です。小売売上高前月比が例外的に大きく伸びた集計月ではないので、PCEの予想には役立ちません。
本指標は以前から安定して反応が小さい指標です。指標発表前こそPCEや個人所得の事前差異も影響しますが、指標発表後にはそれらへの関心は後回しで構いません。指標発表後はまず、コアPCEデフレータの事後差異の有無に反応方向が影響を受けています。但し、コアPCEデフレータは市場予想と発表結果がズレないことも多いため、その場合にPCEの事後差異に注目すれば良いのです。
過去、直前1分足は68%の事例で直後1分足と逆方向に反応しています。
直後1分足と直後11分足は72%の事例で方向が一致しており、そのうち82%は直後11分足跳幅が直後1分足跳幅を超えて反応を伸ばしています。
直後1分足終値を基準にすると、直後11分足終値が反応を伸ばしたことは56%です。しつこい追撃には向いていません。
詳細分析に興味があれば、こちらを事前に一読頂ければ幸いです。
以上
【事後検証】
以下は8月30日22:00頃に追記しています。
まず、分析検証です。
※ 31日に朱記部分の誤記を訂正しました。
まず、PCEコアデフレータ前年比は、前回より改善していました。同月集計のコアCPI前年比と実態差異方向は一致しました。但し、今回は市場予想も前回より改善となっていたので、このことが取引に有利に働くことはありませんでした。
反応は相変わらず小さく、指標発表直後の跳ねがたった2pipsでした。もう何か、取引するのが嫌になってしまいます。
直前1分足と直後1分足は逆方向に反応しました。直後1分足と直後11分足は、同じ方向に跳幅を伸ばしたものの、値幅は伸びませんでした。
今回の事後差異判別式の解は0でした。同時発表があった週次失業保険申請件数も、僅かに市場予想より改善しています。つまり、今回の反応は素直ではなかった訳です。
現時点ではロイターもブルームバーグも結果を伝えるのみで、解説記事はまだありません。
次に取引結果です。
直前10-1分足は、ぎりぎりまで粘ったものの、損切となりました。
後は問題ありません。再追撃をもっと粘った方が良かったかも知れませんが、これはいつもの通り結果論なので、ぐずぐず考えても仕方ありません。
次回本指標発表は9月28日です。
さて寝ます。
次週月曜が米国祝日のため、明日は米国3連休を控えた夜となります。
以上
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