2016年11月09日
'16.11/10.05:00予定ーNZ「政策金利」分析
'16.11/10の05:00にNZ「政策金利」が発表されます。
まず最初に、前回までの発表直後のNZDJPYの値動きの集計結果を調べ、わざわざ調査や分析の手間をかける価値があるか、を調べてみましょう。その結果を下図に示します。図から、過去の本発表直後にはNZDJPYが大きく動いていた事が判ります。
なお、下図の「全平均」とは「2013年1月以降のデータ全て」という意味です。
次は、この指標について調べてみましょう。下の図表をご覧ください。この図表から、
が読み取れます。
そして、問題はどちらに値動きするか、です。自分の分析力に頼る前に、もう少しヒントがないかを調査してみましょう。
下図は、過去の発表予定時刻の始値基準で1分足と同10分足を表したものです。1分足の図で、ローソク足を挟んだ矢印は、金利がどう変更されたかを表しています。すなわち、上向きの矢印は利上げがあったとき、下向きの矢印は利下げがあったとき、下向きの赤い矢印は予想に反して利下げされたとき、を一覧化した訳です。
ここまでで言える事は、
という事です。
ここまでが事実関係の調査です。
ここからは調査結果に基づく分析です。
まず、事前予想に対し発表結果でレートがどう反応するのかは、
と捉えられます。意外性の有無と程度が反応の大きさと向きを決めるため、利下げなのにNZDがの価値が下がるといった素直な反応でなく、むしろ材料出尽くしで反対に騰がってしまう「癖」「(少なくとも)最近の傾向」があります。
つまり、
というロジックになります。
よって以上の結論は、
とすっきりしました。
ここからは、データに基づかない解釈を補足し、上記の想定が外れた場合を検討しておきます。例えば、
というシナリオを予め頭に入れておくと、取引のときに役立つかも知れないからです。
併せて、予想に反して現状維持だったときのシナリオが必要です。いくら考えても相場に絶対はない以上、起きる可能性が低くても、シナリオが必要です。この場合、
というつもりで取引に臨みたい、と考えています。つまり、
以上の事から、今回の取引はNZDJPYの買で、発表直前に買えれば60pips、発表直後に買うになれば30pipsぐらいを狙います。もし、発表直後に陰線で反応したなら一旦清算して、陽線に転じるタイミングがありそうか観察して態度を決めます。
結果は事後に投稿しておきます。
この結果はこちらからどうぞ。
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まず最初に、前回までの発表直後のNZDJPYの値動きの集計結果を調べ、わざわざ調査や分析の手間をかける価値があるか、を調べてみましょう。その結果を下図に示します。図から、過去の本発表直後にはNZDJPYが大きく動いていた事が判ります。
なお、下図の「全平均」とは「2013年1月以降のデータ全て」という意味です。
次は、この指標について調べてみましょう。下の図表をご覧ください。この図表から、
- 事前の予想通りに発表される公算が非常に高い
- 今回の市場予想は2.00%から1.75%へと0.25%の利下げ
- 既に少なくとも近年にない低金利となっている
が読み取れます。
そして、問題はどちらに値動きするか、です。自分の分析力に頼る前に、もう少しヒントがないかを調査してみましょう。
下図は、過去の発表予定時刻の始値基準で1分足と同10分足を表したものです。1分足の図で、ローソク足を挟んだ矢印は、金利がどう変更されたかを表しています。すなわち、上向きの矢印は利上げがあったとき、下向きの矢印は利下げがあったとき、下向きの赤い矢印は予想に反して利下げされたとき、を一覧化した訳です。
ここまでで言える事は、
- 過去の十分な実績から発表結果が予想通りとなる可能性が高い(後記説明の明確化のため、上の表には含めていない予想通りに現状維持と予想通りに利上げというのも24回ある)
- 発表結果が予想通り利下げのときの反応は、陽線が陰線よりも頻度で3倍、期待値で約2倍
- 予想に反して現状維持となった例は過去にない
という事です。
ここまでが事実関係の調査です。
−−−$€¥−−−
ここからは調査結果に基づく分析です。
まず、事前予想に対し発表結果でレートがどう反応するのかは、
- 予想通り利下げの場合の反応(跳幅)は最も小さく、向きは陽線となりがち
- 予想に反して利下げの場合は反応が最も大きく陰線
- これらの事から、意外性の有無と程度が反応の大きさと向きを決める可能性が高い
と捉えられます。意外性の有無と程度が反応の大きさと向きを決めるため、利下げなのにNZDがの価値が下がるといった素直な反応でなく、むしろ材料出尽くしで反対に騰がってしまう「癖」「(少なくとも)最近の傾向」があります。
つまり、
- この指標の反応には癖がある
- 癖(最近の傾向)の通りに反応したのは、予想通り利下げされて陽線になった3回と、予想に反して利下げして陰線になった2回
- 癖の通りに反応しなかったのは、予想通りの利下げにも関わらず陰線となった1回だけ
というロジックになります。
よって以上の結論は、
- 今回の発表でも予想通り利下げとなる可能性が非常に高く
- その場合は最近の癖の通りに反応する可能性も非常に高いため
- 今回は陽線で反応する可能性が非常に高い
とすっきりしました。
−−−$€¥−−−
ここからは、データに基づかない解釈を補足し、上記の想定が外れた場合を検討しておきます。例えば、
- 少なくとも最近は、発表の意外性の有無と程度が、反応の大きさと向きをほぼ決めている
- ただ、今回は予想通りの場合、近年にない低金利政策を一層進める事になってしまう
- そのため、もし予想通り利下げで陽線で反応した場合、意外性という点よりも、低金利政策が限界に達したという解釈が重視され、陽線が従来よりも大きくなる可能性がある
というシナリオを予め頭に入れておくと、取引のときに役立つかも知れないからです。
併せて、予想に反して現状維持だったときのシナリオが必要です。いくら考えても相場に絶対はない以上、起きる可能性が低くても、シナリオが必要です。この場合、
- 過去に起きた事がないという意外性が瞬間的に「リスク回避」でJPYを買う動きとなって陰線に振れる可能性が高い
- がしかし、予想が外れる事が意外ではあっても、早いタイミングで「当面の低金利政策の限界」で陽線に転じようという動きが強まると推察
- このように、陰線の次に陽線に転じようとするシナリオは起こり得るが、陽線の次に陰線となるシナリオは考え難い
というつもりで取引に臨みたい、と考えています。つまり、
- 発表直前の買に対し陰線に振れた場合、ひとまず決済して陽線に転じる機会を狙って、もう一度買いで臨むのはアリ
- 発表直後に買のつもりだったが陰線に振れた場合、陽線に転じる機会を狙って買で臨むのもアリ
- 発表後に陰線に振れても売で臨む事はナシ
−−−$€¥−−−
以上の事から、今回の取引はNZDJPYの買で、発表直前に買えれば60pips、発表直後に買うになれば30pipsぐらいを狙います。もし、発表直後に陰線で反応したなら一旦清算して、陽線に転じるタイミングがありそうか観察して態度を決めます。
結果は事後に投稿しておきます。
以上
この結果はこちらからどうぞ。
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いかがでしょう。もしこの記事が何か参考になったなら、どれか広告バナーをクリックして提携先に興味をお持ち頂けると幸いです。広告バナーはいずれも良心的なリンク先ばかりを選んでいるつもりです。ご安心ください。
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