2017年02月16日
2017年2月16日22:30発表ー米国景気指標「Phil連銀景況指数」発表前後のUSDJPY反応分析(結果検証済)
2017年2月16日22:30に米国景気指標「Phil連銀景況指数」の発表が行われます。今回の発表は、2017年2月分のデータが公表されます。
今回も同時に住宅着工件数・建設許可件数・新規失業保険申請件数が発表されます。それらの結果次第で本指標結果の影響が見られなくなる可能性があるので、無理にポジションを持つ意味がありません。
以下に本指標の過去傾向に基づくポイントを整理しておきます。
上記結論に至る詳細は、続けて以下に示します。以下は「T.調査」「U.分析」を事前投稿し、「V.結果」「W.検証」は事後投稿しています。事後の投稿日時は「V.結果」のタイトル行付近に記載しています。
事前投稿した分析は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。それでも的中率は75%程度で、100%ではありません。
残念ながら、ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となり、本ブログ情報に基づいた取引で生じたいかなる損害についても、当会は責任を負いかねます。その点を予めご了承の上、ポジションを持つ上でご参考になれば幸いです。
本指標は、フィラデルフィア連銀管轄のペンシルバニア州・ニュージャージー州・デラウエア州の製造業の景況感と現状を指数化したものです。
具体的内容は、仕入価格・販売価格・新規受注・出荷・入荷遅延・在庫水準・受注残・雇用者数・週平均就業時間などの11項目を、1ヶ月前と比較した現状と6ヶ月後の期待を、「良い」「同じ」「悪い」から選択して指数化したものです。
数値は0を分岐点に景気改善(+)・悪化(−)と読みます。
製造業景気指数は、ニューヨーク連銀製造業景気指数→フィラデルフィア連銀製造業景気指数→リッチモンド連銀製造業景気指数→シカゴ購買部協会景気指数→ISM製造業景気指数があります。ISM製造業景気指数の先行指標がフィラデルフィア連銀製造業景気指数で、フィラデルフィア連銀製造業景気指数の先行指標がニューヨーク連銀製造業景気指数、という見方があります。
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は2015年1月分以降前回発表までの25回分のデータに基づいています。
指標発表結果に対し最も素直に反応する直後1分足跳幅の過去平均値は9pipsとなっています。そして、その平均値を超えたことは40%です。初期反応で利確する場合には、平均値よりもやや小さめのpipsで行った方が良いかも知れません。
本指標の過去の動きを下図に示します。
市場予想では、前回・前々回結果よりも悪化となっています。がしかし、どうでしょう。
直近の米国指標は全般に良い結果が続いており、また、先のNY連銀製造業景況指数も市場予想に反して大きく改善となっていました。
今回は市場予想よりも上振れする可能性が高い、と考えています。がしかし、ここで注意が必要な点が、今回は住宅関連指標と新規失業保険申請件数(前週分)が同時発表されます。住宅関連指標はやや上向きと予想されますが、新規失業保険申請件数は前週発表よりも増える(USDJPYにとっては下向き圧力となる)、と予想されています。
よって、反応方向については予想がつきません。
過去の直前10-1分足・直前1分足・直後1分足・直後11分足の始値基準ローソク足を以下に示します。
直前1分足で陰線が目立つ他には、目立った特徴が見受けられません、よって、特に説明は致しません。
先に発表されたNY連銀製造業景況指数は次の通りでした。
このとき、反応は直後1分足値幅36pips・直後11分足値幅44pipsと大きく陽線側に反応しました。
また、前回の本指標発表時にも住宅関連指標と新規失業保険申請件数とが同時発表でした。そして、本指標の市場予想は前回より悪化で、発表結果は前回結果・市場予想よりも改善されていました。このときの反応も30pips程度の陽線で反応しています。
今回本指標での市場予想がかなり悪いので、大きく下振れする可能性は低く、大きく上振れする可能性があります。
反応性分析では、過去発表直後の1分足と11分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。
直後1分足と直後11分足の方向一致率は81%と高いものの、両者方向が一致したときに値幅が伸びたことは47%しかありません。
過去平均値では直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、直後11分足跳幅との差12pipsを狙えます。がしかし、一致率はさておき伸び率が低いため、もし追いかけてポジションを持つのなら早めに取得し、さっさと利確した方が良さそうです。
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べています。
見るべき点は、直前1分足の陰線率が71%ある点です。
指標一致性分析は、指標の前回結果・市場予想・発表結果の差を求め、そのプラス・マイナスと反応方向に偏りがないかを調べています。
見るべき点は、事後差異と直後1分足の方向一致率が76%ある点です。がしかし、直後11分足になると方向一致率が67%に下がってしまいます。更には先述の反応性分析では、直後1分足と直後11分足の方向が一致しても2回に1回しか反応が伸びない、ということでした。
偏りは見出せましたが、この結果は危なくて取引に使えませんね。
以上の調査・分析結果に基づき、以下のシナリオで取引に臨みます。
本指標発表結果及び反応は次の通りでした。
取引結果は次の通りでした。
今回の事前分析と結果を纏めると、指標結果についてはほぼ分析通りになったものの、反応は複雑な動きをしており、部分的に予想が正しかったとしても、シナリオ通りに取引が出来る動きではなかった、と思います。
事前分析では、現在の市場環境と、今回同時発表の新規失業保険申請件数の予想を踏まえると、雇用の数字が市場予想よりも大きく改善すれば、大きく動く可能性がある、と考えていました。その一方、直近のNY連銀景況指数は改善で陽線、前回の本指標発表時は今回と同じ指標の同時発表で、指標発表結果は改善で陽線でした。無理をする必要はないにせよ、今回は陽線側に少し大きめの反応をするかも知れない、と考えていました。
結果は、同時発表の雇用数値・住宅関連指標・本指標ともに市場予想よりも改善、となりました。特に、本指標についてはかなりの大幅改善です。ここまでは分析通りです。
がしかし、これほどの大幅改善だったにも関わらず、反応は直後1分足跳幅が9pipsと、過去平均値と同じに留まりました。この結果は、利上げ絡みの市場空気を読み誤っていたのだと思います。
事前の反応性分析の結果は、直後1分足と直後11分足の方向一致率は81%と高いものの、両者方向が一致したときに値幅が伸びたことは47%しかない、というものでした。
結果は、分析結果に反して両者の方向が逆となりました。
また、過去平均値では直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、直後11分足跳幅との差12pipsを狙えるように見えるものの、両者の一致率はさておき伸び率が低いため、もし追いかけてポジションを持つのなら早めに取得し、さっさと利確した方が良さそうだ、と記しました。
この点は、4本足チャートから直後1分足形成過程が読み取れないと思います。直後1分足の陽線側のヒゲの長さを見ればわかるように、指標発表初期の反応が陽線側で、それを陰線側に強引に引き戻そうとしているように見受けられました。そして、各指標数値の速報が流れると、同時発表全ての数字が改善側なことから再び陽線側に戻ろうとする圧力が強まっていました。
事前に挙げたシナリオでは、このような細かな動きを想定できていません。結果的には、直後1分足終値がつく頃に買ポジションをとって、直後11分足跳幅を狙うべきでした。が、こうした動きがあるときに、普通、そんなことは出来ません。
ポジション保有時間を短くすべき動きだったように見受けられます。
事前の反応一致性分析の結果、直前1分足の陰線率が71%ありました。
結果は陰線となりました。
事前の指標一致性分析の結果、事後差異と直後1分足の方向一致率が76%ありました。
結果は分析に反し、両者方向は逆となりました。
指標の上振れは予想できたので、早め早めにポジションが取れました。がしかし、反応が小さい割に動きが激しかったため、もっと利益が伸ばせるところを失いました。
最終的には、分析及びシナリオの妥当性を検証するには、結果を見るしかありません。
本ブログを始めて、本指標で事前に分析結果を示しての取引は2回目でした。大した利益ではありませんが、まぁそんなことは半分どうでも良いのです。シナリオ毎の勝率が75%あるか否かが大事で、75%を下回るようになれば、何か分析方法を見直さないといけません。
幸いにも、本指標発表前に用意したシナリオが外れたことはありません。
なお、下表注記に記したように、本ブログ趣旨に基づき予めシナリオを用意していなかった取引は、ここではカウントしていません(週次・月次の全体集計では、それもカウントします)。あくまで、指標毎の集計は、シナリオが当たった否かに着目しています。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
今回も同時に住宅着工件数・建設許可件数・新規失業保険申請件数が発表されます。それらの結果次第で本指標結果の影響が見られなくなる可能性があるので、無理にポジションを持つ意味がありません。
以下に本指標の過去傾向に基づくポイントを整理しておきます。
- 現在はFRBの利上げ動向に注目が集まっています。そして、今回同時発表の新規失業保険申請件数がかなり増える(悪化)と予想されています。そのため、雇用の数字が市場予想よりも大きく改善すれば、大きく動く可能性があります。
直近のNY連銀景況指数は改善で陽線、前回の本指標発表時は今回と同じ指標の同時発表で、指標発表結果は改善で陽線でした。
本来ならば本指標単体で考える限りは、あまり反応する指標ではないので、無理をする必要はありません。がしかし、今回は陽線側に少し大きめの反応をするかも知れません。 - 反応性分析の結果、直後1分足と直後11分足の方向一致率は81%と高いものの、両者方向が一致したときに値幅が伸びたことは47%しかありません。
過去平均値では直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、直後11分足跳幅との差12pipsを狙えます。がしかし、一致率はさておき伸び率が低いため、もし追いかけてポジションを持つのなら早めに取得し、さっさと利確した方が良さそうです。 - 反応一致性分析の結果、直前1分足の陰線率が71%ありました。がしかし、直前1分足跳幅は過去平均を見る限りでは5pipsしかありません。
陰線率はアテにしても良いかなという数字ですが、pipsが小さいのでポジションを取って反応方向が違っていたら、損切は早めが良いでしょう。特に今回は次の直後1分足が陽線となる可能性の方が高い、と見ていますので。 - 指標一致性分析の結果、事後差異と直後1分足の方向一致率が76%ありました。がしかし、直後11分足になると方向一致率が67%に下がってしまいます。更には上述の反応性分析では、直後1分足と直後11分足の方向が一致しても2回に1回しか反応が伸びない、ということでした。偏りは見出せましたが、この結果だと危なくて長くポジションが持てません。
上記結論に至る詳細は、続けて以下に示します。以下は「T.調査」「U.分析」を事前投稿し、「V.結果」「W.検証」は事後投稿しています。事後の投稿日時は「V.結果」のタイトル行付近に記載しています。
事前投稿した分析は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。それでも的中率は75%程度で、100%ではありません。
残念ながら、ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となり、本ブログ情報に基づいた取引で生じたいかなる損害についても、当会は責任を負いかねます。その点を予めご了承の上、ポジションを持つ上でご参考になれば幸いです。
T.調査
本指標は、フィラデルフィア連銀管轄のペンシルバニア州・ニュージャージー州・デラウエア州の製造業の景況感と現状を指数化したものです。
具体的内容は、仕入価格・販売価格・新規受注・出荷・入荷遅延・在庫水準・受注残・雇用者数・週平均就業時間などの11項目を、1ヶ月前と比較した現状と6ヶ月後の期待を、「良い」「同じ」「悪い」から選択して指数化したものです。
数値は0を分岐点に景気改善(+)・悪化(−)と読みます。
製造業景気指数は、ニューヨーク連銀製造業景気指数→フィラデルフィア連銀製造業景気指数→リッチモンド連銀製造業景気指数→シカゴ購買部協会景気指数→ISM製造業景気指数があります。ISM製造業景気指数の先行指標がフィラデルフィア連銀製造業景気指数で、フィラデルフィア連銀製造業景気指数の先行指標がニューヨーク連銀製造業景気指数、という見方があります。
【2. 既出情報】
本指標について既に公開されている情報を整理します。
以下の調査・分析は2015年1月分以降前回発表までの25回分のデータに基づいています。
指標発表結果に対し最も素直に反応する直後1分足跳幅の過去平均値は9pipsとなっています。そして、その平均値を超えたことは40%です。初期反応で利確する場合には、平均値よりもやや小さめのpipsで行った方が良いかも知れません。
(2-1. 過去情報)
本指標の過去の動きを下図に示します。
市場予想では、前回・前々回結果よりも悪化となっています。がしかし、どうでしょう。
直近の米国指標は全般に良い結果が続いており、また、先のNY連銀製造業景況指数も市場予想に反して大きく改善となっていました。
今回は市場予想よりも上振れする可能性が高い、と考えています。がしかし、ここで注意が必要な点が、今回は住宅関連指標と新規失業保険申請件数(前週分)が同時発表されます。住宅関連指標はやや上向きと予想されますが、新規失業保険申請件数は前週発表よりも増える(USDJPYにとっては下向き圧力となる)、と予想されています。
よって、反応方向については予想がつきません。
(2-2. 過去反応)
過去の直前10-1分足・直前1分足・直後1分足・直後11分足の始値基準ローソク足を以下に示します。
直前1分足で陰線が目立つ他には、目立った特徴が見受けられません、よって、特に説明は致しません。
(2-3. 関連指標)
先に発表されたNY連銀製造業景況指数は次の通りでした。
このとき、反応は直後1分足値幅36pips・直後11分足値幅44pipsと大きく陽線側に反応しました。
また、前回の本指標発表時にも住宅関連指標と新規失業保険申請件数とが同時発表でした。そして、本指標の市場予想は前回より悪化で、発表結果は前回結果・市場予想よりも改善されていました。このときの反応も30pips程度の陽線で反応しています。
今回本指標での市場予想がかなり悪いので、大きく下振れする可能性は低く、大きく上振れする可能性があります。
U. 分析
【3. 反応性分析】
反応性分析では、過去発表直後の1分足と11分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。
直後1分足と直後11分足の方向一致率は81%と高いものの、両者方向が一致したときに値幅が伸びたことは47%しかありません。
過去平均値では直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、直後11分足跳幅との差12pipsを狙えます。がしかし、一致率はさておき伸び率が低いため、もし追いかけてポジションを持つのなら早めに取得し、さっさと利確した方が良さそうです。
【4. 反応一致性分析】
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べています。
見るべき点は、直前1分足の陰線率が71%ある点です。
【5. 指標一致性分析】
指標一致性分析は、指標の前回結果・市場予想・発表結果の差を求め、そのプラス・マイナスと反応方向に偏りがないかを調べています。
見るべき点は、事後差異と直後1分足の方向一致率が76%ある点です。がしかし、直後11分足になると方向一致率が67%に下がってしまいます。更には先述の反応性分析では、直後1分足と直後11分足の方向が一致しても2回に1回しか反応が伸びない、ということでした。
偏りは見出せましたが、この結果は危なくて取引に使えませんね。
【6. シナリオ作成】
以上の調査・分析結果に基づき、以下のシナリオで取引に臨みます。
V. 結果
2017.2/16.22:30発表
事後追記用
【7. 発表結果】
(7-1. 指標結果)
本指標発表結果及び反応は次の通りでした。
(7-2. 取引結果)
取引結果は次の通りでした。
W. 検証
【8. 調査分析検証】
今回の事前分析と結果を纏めると、指標結果についてはほぼ分析通りになったものの、反応は複雑な動きをしており、部分的に予想が正しかったとしても、シナリオ通りに取引が出来る動きではなかった、と思います。
事前分析では、現在の市場環境と、今回同時発表の新規失業保険申請件数の予想を踏まえると、雇用の数字が市場予想よりも大きく改善すれば、大きく動く可能性がある、と考えていました。その一方、直近のNY連銀景況指数は改善で陽線、前回の本指標発表時は今回と同じ指標の同時発表で、指標発表結果は改善で陽線でした。無理をする必要はないにせよ、今回は陽線側に少し大きめの反応をするかも知れない、と考えていました。
結果は、同時発表の雇用数値・住宅関連指標・本指標ともに市場予想よりも改善、となりました。特に、本指標についてはかなりの大幅改善です。ここまでは分析通りです。
がしかし、これほどの大幅改善だったにも関わらず、反応は直後1分足跳幅が9pipsと、過去平均値と同じに留まりました。この結果は、利上げ絡みの市場空気を読み誤っていたのだと思います。
事前の反応性分析の結果は、直後1分足と直後11分足の方向一致率は81%と高いものの、両者方向が一致したときに値幅が伸びたことは47%しかない、というものでした。
結果は、分析結果に反して両者の方向が逆となりました。
また、過去平均値では直後1分足終値がつく頃にポジションを取得し、直後11分足跳幅との差12pipsを狙えるように見えるものの、両者の一致率はさておき伸び率が低いため、もし追いかけてポジションを持つのなら早めに取得し、さっさと利確した方が良さそうだ、と記しました。
この点は、4本足チャートから直後1分足形成過程が読み取れないと思います。直後1分足の陽線側のヒゲの長さを見ればわかるように、指標発表初期の反応が陽線側で、それを陰線側に強引に引き戻そうとしているように見受けられました。そして、各指標数値の速報が流れると、同時発表全ての数字が改善側なことから再び陽線側に戻ろうとする圧力が強まっていました。
事前に挙げたシナリオでは、このような細かな動きを想定できていません。結果的には、直後1分足終値がつく頃に買ポジションをとって、直後11分足跳幅を狙うべきでした。が、こうした動きがあるときに、普通、そんなことは出来ません。
ポジション保有時間を短くすべき動きだったように見受けられます。
事前の反応一致性分析の結果、直前1分足の陰線率が71%ありました。
結果は陰線となりました。
事前の指標一致性分析の結果、事後差異と直後1分足の方向一致率が76%ありました。
結果は分析に反し、両者方向は逆となりました。
【9. シナリオ検証】
指標の上振れは予想できたので、早め早めにポジションが取れました。がしかし、反応が小さい割に動きが激しかったため、もっと利益が伸ばせるところを失いました。
最終的には、分析及びシナリオの妥当性を検証するには、結果を見るしかありません。
本ブログを始めて、本指標で事前に分析結果を示しての取引は2回目でした。大した利益ではありませんが、まぁそんなことは半分どうでも良いのです。シナリオ毎の勝率が75%あるか否かが大事で、75%を下回るようになれば、何か分析方法を見直さないといけません。
幸いにも、本指標発表前に用意したシナリオが外れたことはありません。
なお、下表注記に記したように、本ブログ趣旨に基づき予めシナリオを用意していなかった取引は、ここではカウントしていません(週次・月次の全体集計では、それもカウントします)。あくまで、指標毎の集計は、シナリオが当たった否かに着目しています。
以上
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ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
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