2019年12月15日
12月13日英国総選挙後の通貨ペア別反応の事後検証
既に報道されている通り、掲題選挙の結果、英与党(保守党)が議会過半数を占め、来年1月末のEU離脱が決まりました。
今回の選挙は、日本時間13日7時から出口調査速報が発表されたこともあって、GBP買追撃で稼いだ人が多かったと思います。
さて、GBPクロス主要通貨ペアの動きを、13日朝7時を起点にした始値基準ローソク足で1分足〜日足を並べてみます。
なお、始値基準ローソク足では窓を認めないので、下図始値は12日終値(13日6時30分の値)となっています。
EURGBPUSDのみ15分後まで、他の通貨ペアはほぼ1時間後まで、反応を伸ばし続けていたことがわかります。
「リスク回避は事態発生から1時間後まで」という経験則は、今回も成立していました。
4時間足は、値幅こそ1時間足より伸びているものの、順跳幅は伸びていません。
値幅よりも跳幅を重視するのは、事態発生後いつ追撃を始めても勝ちやすい時間を知りたいからです。
今回は予め7時に事態発生がわかっていたものの、通常のリスク発生時は事態発生後に便乗取引するため、跳幅が伸びる期間が重要です。
もう少し細かく見るため、通貨ペア毎に1分・15分・1時間・4時間の始値基準ローソク足を並べて見ます。
反応程度の大きさは、初期反応の1分間の順位、AUD>JPY>USD>EUR、が4時間でみても維持されていました。
EURでの反応が小さいことは、英国のEU離脱のもう一方の相手国だから理解できます。
次にUSDでの反応が小さいことは、前夜に米中貿易交渉が第一弾合意に達したとの報道があったため、と考えられます。
GBP買と平行してUSD買も起きる状況にありました。
AUDが最も大きく反応した理由はわかりません。
GBPが買われる状況で、米中貿易協議の進展はAUDも買われる状況です。
ともあれ、初期反応の大きさがその後も持続すると見込んで通貨ペアを選び、そして事態発生から1時間経つまでは何も考えずにその通貨ペアで追撃、というのが正解でした。
とは言っても、今回はGBPAUDの初期反応が大きくても、とてもGBPAUDで追撃なんて、もう一度同じことがあってもできなかったでしょう。
今回の選挙は、日本時間13日7時から出口調査速報が発表されたこともあって、GBP買追撃で稼いだ人が多かったと思います。
さて、GBPクロス主要通貨ペアの動きを、13日朝7時を起点にした始値基準ローソク足で1分足〜日足を並べてみます。
なお、始値基準ローソク足では窓を認めないので、下図始値は12日終値(13日6時30分の値)となっています。
EURGBPUSDのみ15分後まで、他の通貨ペアはほぼ1時間後まで、反応を伸ばし続けていたことがわかります。
「リスク回避は事態発生から1時間後まで」という経験則は、今回も成立していました。
4時間足は、値幅こそ1時間足より伸びているものの、順跳幅は伸びていません。
値幅よりも跳幅を重視するのは、事態発生後いつ追撃を始めても勝ちやすい時間を知りたいからです。
今回は予め7時に事態発生がわかっていたものの、通常のリスク発生時は事態発生後に便乗取引するため、跳幅が伸びる期間が重要です。
もう少し細かく見るため、通貨ペア毎に1分・15分・1時間・4時間の始値基準ローソク足を並べて見ます。
反応程度の大きさは、初期反応の1分間の順位、AUD>JPY>USD>EUR、が4時間でみても維持されていました。
EURでの反応が小さいことは、英国のEU離脱のもう一方の相手国だから理解できます。
次にUSDでの反応が小さいことは、前夜に米中貿易交渉が第一弾合意に達したとの報道があったため、と考えられます。
GBP買と平行してUSD買も起きる状況にありました。
AUDが最も大きく反応した理由はわかりません。
GBPが買われる状況で、米中貿易協議の進展はAUDも買われる状況です。
ともあれ、初期反応の大きさがその後も持続すると見込んで通貨ペアを選び、そして事態発生から1時間経つまでは何も考えずにその通貨ペアで追撃、というのが正解でした。
とは言っても、今回はGBPAUDの初期反応が大きくても、とてもGBPAUDで追撃なんて、もう一度同じことがあってもできなかったでしょう。
以上
タグ:リスク回避
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