2019年03月04日
3月5日経済指標(結果検証済)
5日は
10:45 2月集計分中国Caixinサービス業PMI
12:30 RBA金融政策
18:30 2月集計分英国サービス業PMI
24:00 2月集計分米国ISM非製造業景況指数・12月集計分米国新築住宅販売件数
の発表があります。
RBA金融政策
前回結論は「市場予想通り現状維持」で、声明文に物価と雇用の緩やかな改善見通しが示されたことが陽線での反応に結び付きました。その後のRBA総裁会見で「利下げもあり得る」と言ったことから、AUDは大きく売られました。
市場予想(前回結果)
・現状維持(現状維持:利下げもあり得る)
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年)
・直前10-1分足5/3(4/3)
・直前1分足10/5(3/2)
・直後1分足16/12(6/4)
・直後11分足25/17(14/12)
過去傾向に基づく取引方針
・発表後にさっと追撃開始し、数pips取れたらすぐに利確、です。
現在、本指標は発表直後の反応よりも、総裁会見待ちの傾向が強まっています。その結果、結論が市場予想通り現状維持のとき、定時声明発表での反応への追撃はほどほどにしておいた方が無難です。
英国サービス業PMI
市場予想(前回結果)
・PMI49.9(50.1)
事前差異判別式の解は△0.2です。
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年)
・直前10-1分足10/7(10/8)
・直前1分足6/4(4/4)
・直後1分足21/14(16/12)
・直後11分足29/19(22/15)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足はショートで利確4pipsを狙います。そして、直前1分足が陽線側に5pips以上になったら、逆張りでショートをナンピンし、始値に戻したら利確です。この期間の損切は10pipsか発表5秒前です。
・EURGBP月足値幅が100pips以上だった2か月後の集計月発表では、発表直前にGBP安ならロング、GBP高ならショートします。指標発表直後の跳ねで利確/損切です。
今回集計分の2か月前12月のEURGBPは100pips未満の陽線(GBP安)でした。過去傾向では、このとき本指標発表直後1分足が陽線となる期待的中率が63〜76%です。とは言え、過去傾向に基づけば100pips未満のため、前提不成立です。
・直前1分足跳幅が10pips以上だったときは、発表直前に直前1分足値幅方向と逆にポジションをオーダーです。直前1分足値幅方向なので終値がつく数秒前の見切りが必要になります。
・追撃は、指標発表後に反応方向を確認したら、早期開始・早期決済します。
米国ISM非製造業景況指数・米国新築住宅販売件数
チャートへの影響力は、よほどのことがない限り、ISM>新築住宅、です。
市場予想(前回結果)
・非製造業景況感57.2(56.7)
・事業活動59.9(59.7)
事前差異判別式の解は+0.5です。
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年)
・直前10-1分足7/5(5/4)
・直前1分足4/3(2/1)
・直後1分足12/9(6/3)
・直後11分足19/13(10/6)
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、事前差異と同じ方向に2・3pips狙うぐらいます。
・直前1分足は、事前差異がマイナスのとき、ショートをオーダーし、2・3pips狙います。
・指標発表直前に、事前差異と同じ方向にオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切します。
・それとは別に、直前10-1分足が10pips以上跳ねたら、指標発表直前に同じ方向にオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切します。
・指標発表直後は、初期反応方向を確認したら早期追撃開始です。
・指標発表後1分を過ぎてから直後1分足値幅を削ることがあれば再追撃し、利確/損切の目安を3pipsにします。
以下は3月7日に追記しています。
RBA金融政策
この日午前に、中国首相は全人代で「成長率を下方修正」することを発表しました。AUDJPYに関する限り、この発表への反応は20pips強の陰線で一過性のもので終わりました。つまり、中国の成長減速は織り込み済という訳でしょう。
RBA声明は、その20数pipsの下落が半値戻しした頃に行われました。その要点は以下の通りでした。
この結果を受けて、発表直後こそ陽線で反応したものの、その後は数pipsの上下動が続き、ほぼ反応しなかったと言える回でした。
英国サービス業PMI
米国ISM非製造業
結果は、受注好調を受けて18業種全てで活動拡大でした。前月までの下降転換懸念を一掃する良い結果でした。中でも、新規受注と景況指数が13年ぶり高水準となったことは注目すべきでしょう。
なお、26日24時に発表されていたCB消費者信頼感指数も現況指数が18年ぶり高水準でした。米国の消費は、貿易摩擦や政府閉鎖の影響を受けていないと言えます。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
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10:45 2月集計分中国Caixinサービス業PMI
12:30 RBA金融政策
18:30 2月集計分英国サービス業PMI
24:00 2月集計分米国ISM非製造業景況指数・12月集計分米国新築住宅販売件数
の発表があります。
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RBA金融政策
前回結論は「市場予想通り現状維持」で、声明文に物価と雇用の緩やかな改善見通しが示されたことが陽線での反応に結び付きました。その後のRBA総裁会見で「利下げもあり得る」と言ったことから、AUDは大きく売られました。
市場予想(前回結果)
・現状維持(現状維持:利下げもあり得る)
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年)
・直前10-1分足5/3(4/3)
・直前1分足10/5(3/2)
・直後1分足16/12(6/4)
・直後11分足25/17(14/12)
過去傾向に基づく取引方針
・発表後にさっと追撃開始し、数pips取れたらすぐに利確、です。
現在、本指標は発表直後の反応よりも、総裁会見待ちの傾向が強まっています。その結果、結論が市場予想通り現状維持のとき、定時声明発表での反応への追撃はほどほどにしておいた方が無難です。
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英国サービス業PMI
市場予想(前回結果)
・PMI49.9(50.1)
事前差異判別式の解は△0.2です。
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年)
・直前10-1分足10/7(10/8)
・直前1分足6/4(4/4)
・直後1分足21/14(16/12)
・直後11分足29/19(22/15)
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足はショートで利確4pipsを狙います。そして、直前1分足が陽線側に5pips以上になったら、逆張りでショートをナンピンし、始値に戻したら利確です。この期間の損切は10pipsか発表5秒前です。
・EURGBP月足値幅が100pips以上だった2か月後の集計月発表では、発表直前にGBP安ならロング、GBP高ならショートします。指標発表直後の跳ねで利確/損切です。
今回集計分の2か月前12月のEURGBPは100pips未満の陽線(GBP安)でした。過去傾向では、このとき本指標発表直後1分足が陽線となる期待的中率が63〜76%です。とは言え、過去傾向に基づけば100pips未満のため、前提不成立です。
・直前1分足跳幅が10pips以上だったときは、発表直前に直前1分足値幅方向と逆にポジションをオーダーです。直前1分足値幅方向なので終値がつく数秒前の見切りが必要になります。
・追撃は、指標発表後に反応方向を確認したら、早期開始・早期決済します。
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米国ISM非製造業景況指数・米国新築住宅販売件数
チャートへの影響力は、よほどのことがない限り、ISM>新築住宅、です。
市場予想(前回結果)
・非製造業景況感57.2(56.7)
・事業活動59.9(59.7)
事前差異判別式の解は+0.5です。
過去平均順跳幅/同値幅pips(2018年)
・直前10-1分足7/5(5/4)
・直前1分足4/3(2/1)
・直後1分足12/9(6/3)
・直後11分足19/13(10/6)
過去傾向に基づく取引方針
・直前10-1分足は、事前差異と同じ方向に2・3pips狙うぐらいます。
・直前1分足は、事前差異がマイナスのとき、ショートをオーダーし、2・3pips狙います。
・指標発表直前に、事前差異と同じ方向にオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切します。
・それとは別に、直前10-1分足が10pips以上跳ねたら、指標発表直前に同じ方向にオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切します。
・指標発表直後は、初期反応方向を確認したら早期追撃開始です。
・指標発表後1分を過ぎてから直後1分足値幅を削ることがあれば再追撃し、利確/損切の目安を3pipsにします。
以上
以下は3月7日に追記しています。
【事後検証】
RBA金融政策
この日午前に、中国首相は全人代で「成長率を下方修正」することを発表しました。AUDJPYに関する限り、この発表への反応は20pips強の陰線で一過性のもので終わりました。つまり、中国の成長減速は織り込み済という訳でしょう。
RBA声明は、その20数pipsの下落が半値戻しした頃に行われました。その要点は以下の通りでした。
- 政策金利は「市場予想通り現状維持」
- 2019年の成長率は+3.0%に据え置き(前回+3.5%から+3.0%に下方修正)、今後数年間のコアインフレ率は伸びが徐々にやや長めに加速し2019年が+2.0%、今後数年間で失業率は4.75%に低下
- 景気下ブレリスクが家計消費の不安定と住宅価格の下落にあるとした点は前回声明と同じものの、前回「家計収入の伸びはここ数年低い伸びとなっている」との文言を削除し、今回「今後は伸びが上向き家計消費を下支える」との文言で、景気下ブレ懸念のトーンを弱めた
この結果を受けて、発表直後こそ陽線で反応したものの、その後は数pipsの上下動が続き、ほぼ反応しなかったと言える回でした。
ーーー$€¥£A$ーーー
英国サービス業PMI
ーーー$€¥£A$ーーー
米国ISM非製造業
結果は、受注好調を受けて18業種全てで活動拡大でした。前月までの下降転換懸念を一掃する良い結果でした。中でも、新規受注と景況指数が13年ぶり高水準となったことは注目すべきでしょう。
なお、26日24時に発表されていたCB消費者信頼感指数も現況指数が18年ぶり高水準でした。米国の消費は、貿易摩擦や政府閉鎖の影響を受けていないと言えます。
以上
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
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