2018年11月27日
11月27日経済指標(結果検証済)
心配されていた米株価と原油価格は上昇しました。
ただ、米GMが北米5工場を閉鎖し1.6万人のリストラを行う旨、発表しました。GMが悪い訳じゃありませんが、貿易交渉で他国に米国生産比率を高めるように求めているのに何なんだ、という声は高まるでしょう。貿易交渉を控えた日本には良いニュースです。
資源・エネルギー分野との関連が強いダラス連銀景況指数は、最近の原油安を受けて悪化していました。また、米大統領は中国製Apple製品に関税をかける旨、発言したそうです。
何だか、米株価の戻し(上昇)は、週末のG20での米中首脳会談への不安もあって、長続きするような気がしません。明日の米GDP改定値発表までUSD高が続くか、疑問になってきました。
伊国政府は、EUの予算修正要求を受け入れて予算を削減する旨、発表しました。削減額がEUの修正要求に見合うか否かは、まだ確認できていません。
英国からは、首相がクリスマス前の議会承認を目指していると伝えられていますが、まだ議会承認に必要な議員数を確保できていないようです。
EURとGBPは、欧州時間以降の飛び込みニュースに気を付ける状況が続きます。
本日は、
24:00 11月集計分米国CB消費者信頼感指数
が発表されます。
米国CB消費者信頼感指数は、反応が小さい指標です。指標発表直後1分足は過去陽線率が77%と、反応方向に偏りが見られるものの、今回はこの陽線率の高さは無視することにします。
本指標は、先々月9月に18年ぶりの高い数値でした。前月からは株価ピークアウトの懸念と、中間選挙の捻じれ予想/予想通り結果が起きました。市場予想は前回結果より低く見込まれており、下げ方向になっていること自体は妥当と思われます。
がしかし、今回の事前差異(=市場予想ー前回結果)△2.4に対し、本指標過去平均事後差異(=発表結果ー市場予想)の大きさは4.1です。市場予想通りに前回よりも悪化すると考えるなら、市場予想の悪化程度は見積もりが甘い、と捉えています。
市場予想(前回結果)
・135.5(137.9)
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足6/4(5/3)
・直後1分足7/4(3/2)
・直後11分足12/7(8/4)
2018年に入って反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足は事前差異と逆方向にポジションをオーダーし、利確・損切の目安はたった1・2pipsです。狙いが小さ過ぎて、あまり薦められません。
・過去詳細分析記事では指標発表時刻を跨ぐポジションをオーダーしないことになっています。がしかし、今回は市場予想の悪化見込みが小さ過ぎると考えるため、指標発表直前にショートをオーダーします。発表直後の跳ねで利確/損切です。
・直後1分足は過去平均で8pipsしか跳ねていません。指標発表後の初期反応が5pipsを超えていたら、もう慌てて追撃しても無駄です。追撃するなら指標結果を確認してから行いましょう。
・直後1分足終値が△5pips以下か+10pips以上のとき、追撃ポジションをオーダーし、利確/損切の目安は3pips程度です。特に、陰線方向への深追いは避けましょう。明日のGDP改定値で速報値から僅かに改善される予想となっています。
以下は11月29日に追記しています。
CBは僅かに悪化したものの、反応は陽線でした。
指標発表直後のあまりの反応の小ささを見て、すぐに寝ました。
なお、市場予想は事前投稿以降に改訂されていました。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
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ただ、米GMが北米5工場を閉鎖し1.6万人のリストラを行う旨、発表しました。GMが悪い訳じゃありませんが、貿易交渉で他国に米国生産比率を高めるように求めているのに何なんだ、という声は高まるでしょう。貿易交渉を控えた日本には良いニュースです。
資源・エネルギー分野との関連が強いダラス連銀景況指数は、最近の原油安を受けて悪化していました。また、米大統領は中国製Apple製品に関税をかける旨、発言したそうです。
何だか、米株価の戻し(上昇)は、週末のG20での米中首脳会談への不安もあって、長続きするような気がしません。明日の米GDP改定値発表までUSD高が続くか、疑問になってきました。
伊国政府は、EUの予算修正要求を受け入れて予算を削減する旨、発表しました。削減額がEUの修正要求に見合うか否かは、まだ確認できていません。
英国からは、首相がクリスマス前の議会承認を目指していると伝えられていますが、まだ議会承認に必要な議員数を確保できていないようです。
EURとGBPは、欧州時間以降の飛び込みニュースに気を付ける状況が続きます。
ーーー$€¥£A$ーーー
本日は、
24:00 11月集計分米国CB消費者信頼感指数
が発表されます。
ーーー$€¥£A$ーーー
米国CB消費者信頼感指数は、反応が小さい指標です。指標発表直後1分足は過去陽線率が77%と、反応方向に偏りが見られるものの、今回はこの陽線率の高さは無視することにします。
本指標は、先々月9月に18年ぶりの高い数値でした。前月からは株価ピークアウトの懸念と、中間選挙の捻じれ予想/予想通り結果が起きました。市場予想は前回結果より低く見込まれており、下げ方向になっていること自体は妥当と思われます。
がしかし、今回の事前差異(=市場予想ー前回結果)△2.4に対し、本指標過去平均事後差異(=発表結果ー市場予想)の大きさは4.1です。市場予想通りに前回よりも悪化すると考えるなら、市場予想の悪化程度は見積もりが甘い、と捉えています。
市場予想(前回結果)
・135.5(137.9)
過去反応平均順跳幅/値幅pips(2018年平均pips)
・直前10-1分足6/4(5/3)
・直後1分足7/4(3/2)
・直後11分足12/7(8/4)
2018年に入って反応が小さくなっています。
過去傾向に基づく取引方針
・直前1分足は事前差異と逆方向にポジションをオーダーし、利確・損切の目安はたった1・2pipsです。狙いが小さ過ぎて、あまり薦められません。
・過去詳細分析記事では指標発表時刻を跨ぐポジションをオーダーしないことになっています。がしかし、今回は市場予想の悪化見込みが小さ過ぎると考えるため、指標発表直前にショートをオーダーします。発表直後の跳ねで利確/損切です。
・直後1分足は過去平均で8pipsしか跳ねていません。指標発表後の初期反応が5pipsを超えていたら、もう慌てて追撃しても無駄です。追撃するなら指標結果を確認してから行いましょう。
・直後1分足終値が△5pips以下か+10pips以上のとき、追撃ポジションをオーダーし、利確/損切の目安は3pips程度です。特に、陰線方向への深追いは避けましょう。明日のGDP改定値で速報値から僅かに改善される予想となっています。
以上
以下は11月29日に追記しています。
【事後検証】
CBは僅かに悪化したものの、反応は陽線でした。
指標発表直後のあまりの反応の小ささを見て、すぐに寝ました。
なお、市場予想は事前投稿以降に改訂されていました。
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
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