2018年09月24日
9月24日経済指標(結果検証済)
本日は、
が発表されます。
以下、リンク先の詳細分析記事と数値が異なる箇所は、同記事投稿後の発表結果を反映した最新値です。
市場予想(前回結果)は、
・景況指数が103.2(103.8)
・景況感指数が100.2(101.2)
・現況分析が106.1(106.4)
で、事前差異判別式の解は△1.7となっています(24日6時時点)。
市場予想は発表前に再確認しましょう。事前差異判別式は、ー1✕景況指数事前差異+2✕景況感事前差異+1✕現況指数、です。
本指標結果の良し悪しは、先に発表されているZEW景況感調査発表結果の良し悪しと、単月毎に見る限り関係ありません。同月集計分では、両指標が前月より改善したか悪化したかは、42%しか一致していません。一方の指標を前後3か月ずらしてみても、一致率は42〜62%の範囲に収まっています。
ZEWは本指標結果を示唆していません。
過去の傾向を踏まえた取引方針は次の通りです。
前回8月集計分発表(8月27日発表)では、9か月ぶりに指数が改善しました。
以下は9月24日19時過ぎに追記しています。
独国Ifo業況指数の結果は、市場予想を上回った(事後差異+3.4)ものの、前回結果を下回りました(実態差異△0.7)。
反応は陽線で、発表後1分経過後も反応を伸ばしました。指標後の反応伸長は、欧州時間未明に米中貿易摩擦悪化によるUSD売が原因だという気がします。
今後しばらくは可能な限り、欧州指標ではEURUSD、英国指標ではGBPUSD、豪州指標ではAUDUSDも、4本足チャートを添付したいと思います。指標発表直後の短時間に関しては、円クロス通貨ペアでの取引であれドルストレート通貨ペアでの取引であれ、だいたい通用します。スプレッドの高い安いで取引通貨ペアを選べばよいのです。
そのことを確認していきます。
詳細分析記事における事前の取引方針を検証しておきます。
直前1分足は、事前差異がマイナスだったので、結論は「前提不成立」です。
指標発表時は、直前1分足が陰線になりそうなときにポジションオーダーなので、これも「前提不成立」です。
直後追撃は、今回、上表と少し表現が異なり、発表から1分以内に開始し、発表から1分を過ぎたら利確の機会を窺うことにしていました。実際は発表から10分を過ぎても反応を伸ばしましたが、判定は「〇」です。
次に取引結果を下表に示します。
前述の通り、事前方針通りの取引は発表直後の追撃だけです。背景が黄色の2列は方針外取引です。
ポイントは、本指標本来の過去傾向が発表から1分を過ぎると戻りが生じがちなものの、米中関係悪化は初期段階でUSD売に繋がる傾向が過去パターンです。今回はうまくはまりました(こういうのは、まぐれです)。
今回の反応は、過去の本指標の平均的な反応程度にほぼ同じです。今回のように、ほぼ1方向に反応が伸び続けた場合すら、本指標での成績はこの程度です。
本ブログ開始以来、本指標で事前方針を示して取引したときの成績を下表に纏めます。
先の表で黄色の列での成績(事前方針外の取引結果)は、本ブログ趣旨に鑑み、この成績表には含まれていません。
次回本指標発表は10月25日です。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
- 17:00に9月集計分独国Ifo業況指数
が発表されます。
以下、リンク先の詳細分析記事と数値が異なる箇所は、同記事投稿後の発表結果を反映した最新値です。
市場予想(前回結果)は、
・景況指数が103.2(103.8)
・景況感指数が100.2(101.2)
・現況分析が106.1(106.4)
で、事前差異判別式の解は△1.7となっています(24日6時時点)。
市場予想は発表前に再確認しましょう。事前差異判別式は、ー1✕景況指数事前差異+2✕景況感事前差異+1✕現況指数、です。
本指標結果の良し悪しは、先に発表されているZEW景況感調査発表結果の良し悪しと、単月毎に見る限り関係ありません。同月集計分では、両指標が前月より改善したか悪化したかは、42%しか一致していません。一方の指標を前後3か月ずらしてみても、一致率は42〜62%の範囲に収まっています。
ZEWは本指標結果を示唆していません。
過去の傾向を踏まえた取引方針は次の通りです。
- 直前10-1分足は、事前差異判別式の解の符号がプラスのときロングをオーダーします。
市場予想に修正がなければ、現時点で事前差異判別式の解の符号はマイナスなので、この取引は行いません。市場予想が修正されて取引を行うことになったら、利確/損切の目安は3・4pipsです。直前1分足の過去平均値幅4pipsよりやや小さく見込んでおきます。 - 指標発表時は、直前1分足が陰線だったとき(陰線になりそうなとき)、発表直前にロングをオーダーし、発表直後の跳ねで利確/損切します。
直後1分足は、2018年1〜8月発表の平均跳幅が5pips、同値幅が3pipsしかありません。方向が当たっても、あまり欲張らないことが大事です。 - 発表直後の追撃は、発表から1分以内に開始し、発表から1分を過ぎたら利確の機会を窺いましょう。
直後1分足と直後11分足の方向一致率は90%に達しています。この90%の方向一致時に前者跳幅を超えて後者跳幅が反応を伸ばしたことは89%に達しています。けれども、発表から1分後と11分後を比べると、その10分間に反応を伸ばしていたことは51%です。
直後1分足跳幅と直後11分足跳幅の過去平均値の差は6pipsです。利確/損切の目安はその半分強3・4pipsということになります。
前回8月集計分発表(8月27日発表)では、9か月ぶりに指数が改善しました。
以上
以下は9月24日19時過ぎに追記しています。
【事後検証】
独国Ifo業況指数の結果は、市場予想を上回った(事後差異+3.4)ものの、前回結果を下回りました(実態差異△0.7)。
反応は陽線で、発表後1分経過後も反応を伸ばしました。指標後の反応伸長は、欧州時間未明に米中貿易摩擦悪化によるUSD売が原因だという気がします。
今後しばらくは可能な限り、欧州指標ではEURUSD、英国指標ではGBPUSD、豪州指標ではAUDUSDも、4本足チャートを添付したいと思います。指標発表直後の短時間に関しては、円クロス通貨ペアでの取引であれドルストレート通貨ペアでの取引であれ、だいたい通用します。スプレッドの高い安いで取引通貨ペアを選べばよいのです。
そのことを確認していきます。
詳細分析記事における事前の取引方針を検証しておきます。
直前1分足は、事前差異がマイナスだったので、結論は「前提不成立」です。
指標発表時は、直前1分足が陰線になりそうなときにポジションオーダーなので、これも「前提不成立」です。
直後追撃は、今回、上表と少し表現が異なり、発表から1分以内に開始し、発表から1分を過ぎたら利確の機会を窺うことにしていました。実際は発表から10分を過ぎても反応を伸ばしましたが、判定は「〇」です。
次に取引結果を下表に示します。
前述の通り、事前方針通りの取引は発表直後の追撃だけです。背景が黄色の2列は方針外取引です。
ポイントは、本指標本来の過去傾向が発表から1分を過ぎると戻りが生じがちなものの、米中関係悪化は初期段階でUSD売に繋がる傾向が過去パターンです。今回はうまくはまりました(こういうのは、まぐれです)。
今回の反応は、過去の本指標の平均的な反応程度にほぼ同じです。今回のように、ほぼ1方向に反応が伸び続けた場合すら、本指標での成績はこの程度です。
本ブログ開始以来、本指標で事前方針を示して取引したときの成績を下表に纏めます。
先の表で黄色の列での成績(事前方針外の取引結果)は、本ブログ趣旨に鑑み、この成績表には含まれていません。
次回本指標発表は10月25日です。
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
注記以上
タグ:Ifo,業況指数,ZEW
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