大図鑑に載ってないクワガタたち(主に)


<<[*]前の記事へ  [#]次の記事へ>>

スラウェシ島とその周辺のネブト その3
(tkyk4 at 12/08 15:35)
[2/4ページ]
内歯は完全に1本。やはり顎中央部は若干盛り上がる。



上左:A.octagonicus Holotype Fujita,2010より
上右:A.ritae Holotype Bomans&Ipsen,1933より
下左:A.sculupticollis 記載文の絵 Heller,1900より
下右:A.sculupticollis Fujita,2010より

Aegus ritae Bomans et Ipsen,1993:126-128,figs.1-2
[Type Locality] Indonésie,N.Celebes

オクタゴニクスに非常によく似ています。
区別点はやや大型(最大20o)。
内歯が鋭く突出する。前胸上部の幅は狭い。
大〜小・♀と一応区別は可能です。

Aegus octagonicus Nagai in Mizunuma et Nagai,1994:33, 283,figs.507(1-5)
[Type Locality] Tondano,near Menado

リタとの区別は難しいですが、
やや小型(最大18o)。
内歯はやや大きく突出は弱い。
前胸上縁部は幅広い。
一応区別は可能ですが、同種の変異の可能性は高そうです。
同種の場合はリタのシノニムとなります。


Aegus sculpticollis Heller,1900:8-9,fig.9
[Type Locality] Celebes septentrionalis,mons Klabat

前2種と同所で得られ、よく似ています。
より大型で、大型個体であれば 前胸の光沢部があること、前胸側面の凹凸が弱いこと、複眼下の突出がやや鋭い、 などで見分ける事ができます。
小型個体では判断が難しく、
前胸で区別していますが、いまいち 同定に自信が持てないです。


<<[4]前ページへ  [6]次ページへ>>

右斜め下コメント(0)
右斜め下トラックバック(0)

<<[*]前の記事へ  [#]次の記事へ>>

0目次