スラウェシのネブト特集 第3弾。
これが当方が知っているもののすべてではありますが、
他にも不明種が採集されているかもしれません。
![](https://fanblogs.jp/anotherstagbeetlesofworld/_pages/conv_default/file/507/OTk5.jpg?maxwidth=40%25)
上左:A.svenjae Holotype Schenk,2003より
上中:A.svenjae Mamasa 大型
上右:A.svenjae 小型
下左:A.sp.1
下中:A.sp.2 大型
下右:A.sp.2 小型
Aegus svenjae Schenk,2003:16-17,Tab.5-fig.8
[Type Locality] Indonesien,Süd-Sulawesi,Seko
顎の付け根に2本の内歯が出るのが特徴の小型種です。
ただでさえ珍品種ですが、大歯型はほとんど得られません。
小型個体の大顎は直線的で 顎の付け根に1本の内歯を備えてその上に痕跡程度の2本目の小さな内歯を確認できます。
基本は黒色で、新大図鑑に図示されている上翅が赤い個体は特殊な例でしょう。
その他の特徴を見る限りは変異個体と思われます。
基準産地は中央スラウェシで、南スラウェシから得られる個体は顎がやや太くて顎先が湾曲し、
内歯はやや長め、など多少変異が見られます。
Aegus sp. 1
[Distribution] Mamasa,Bussu
スベンジャの小型に似ていますが、顎は短く湾曲し、内歯は1本。
前胸は幅広。
点刻は大きく 光沢は強い。
Aegus sp. 2
[Distribution] Mamasa,Bussu
こちらもスベンジャに似てますが、
顎は直線的で内歯は1本。顎中央部内側は盛り上がる。
体型は細身で光沢が強い。
小型個体の大顎は短く直線的で
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