50？の手習い　和裁を始めて

画像上の方の糸が見えているのが閂止め
下の方のとっても分かりにくいけれど千鳥かがり
両サイド、くけ縫い


集中して縫っているのに、色々なことを思い出す

小学校の家庭科の時間、まつり縫いを習った時のこと
縫い目が不揃いで糸が見えるのが嫌で工夫した結果、
それはくけ縫いって言うのよ、と言われた

間違ってはいたけど、小学生でくけ縫いを習得した（笑）


それから、

七五三やお祭りなどの行事があると、
朝早くから祖母に連れられて髪結いに行く

午後になると逆毛で頭は痛くなるし、すき毛でかゆくなる
早く取りたいと言うとわがままだと叱られる
そんな祖母とのやり取りを渋い顔で見ている母

夜になってようやく窮屈なものから解放されるが
次は着物をたたまなければならない
きちんとたためないと何度もやり直しさせられる

幼い頃はお祭りが楽しみであり、少し嫌でもあった

祖母から教わったことはたくさんあるが、
今になると、もっともっと教わっておけばよかったと思う