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今さらながら『ゼロの日常』の単行本を買ってしまいました。やまのです。

↑これは置いといて。


前回お話ししたように、私の青春は銀英伝と共にありました。
私にとっては本当に大切な作品であります。

それが今年『Die Neue These』(以下はNeue〜と略します。)としてリメイクされました。

これから先は、Neue〜に関する私個人の批評をします。
Neue〜のファンの方はできるだけ見ないで下さいね





銀英伝がリメイクされると知ったのは去年。
その時はまだビジュアルもキャストも発表されていなかったのですが、まず始めに思ったのは
「今さらなんで？」
でした。
そして『悪い予感』がしました。
ビジュアルに関しては、CGがフルに使われて美しい仕上がりになるでしょう。
キャストに関しては、主要なキャストの中には既にお亡くなりになった方もあるので、一新されるだろうことは覚悟してました。

その時点で
「私の知っている銀英伝とは全く別のものだ、と思って見てみよう。」
と思っていました。

キャストが発表になり、ラインハルトが宮野真守と知った時
「あー、終わった…」
と思いました。

彼は女性に大変人気のある声優さんらしいのですが、はっきり言って私は苦手です。

そしてこの時点で、これは新規の、しかも女性ファンを取り込もうとしている感がありありと見えたのです。

ビジュアルを見たとき、それは決定的になりました。
えっ？BLなの？腐女子向け？
なんでもかんでも『イケメン』にすりゃいいってもんじゃない。キャラの個性が死んでしまい、誰が誰だかさっぱりわからない。
何より、なんでキルヒアイスが『つり目』なの？キルヒアイスの『優しさ』が全く感じられない。意味わかんない。

その昔、道原かつみ版『銀英伝』のマンガで、ルビンスキーが女になってた時以来のショックを受けました。

重苦しい気持ちのまま、Neue〜を見ました。
感想を一言で言うなら
「薄っぺらい」
です。
ビジュアルは予想通りに美しかったですよ。でもキレイなだけ。本当にそれだけ。

宮野真守のラインハルト、涙が出るほどイヤでした。
イケメン感を出そうとしているのか、セリフに重みが感じられず、変な息づかいが、はっきり言って耳障り。キルヒアイスも然り。

今をときめく(？)声優さんを使っているのでしょうが、目をつぶってセリフだけ聞いてみると、誰がしゃべっているのかわからなくなります。
単に私がババァで耳がおかしいのかもしれませんが(笑)。

なんというか、作り手側から、この作品に対する『愛情』というか『熱』が感じられないのです。

全く別のものとして見ているつもりでしたが、見るのがツラくなるとは思いもよりませんでした。

Neue〜で良かったところをあげるとしたら、ヤン役の鈴村さん、オーベルシュタイン役の諏訪部さんくらいかな。各々、旧作の声優さんはお亡くなりになっているので、どうだろうと思っていたけど、雰囲気が出てたと思います。
あ、ナレーションも良かったです。渋くて(笑)。

それだけかな。

これ以上言うと涙が出そう。
悔しくて。

Neue〜は私の中では『銀英伝の同人誌のアニメ版』かな(笑)。

以上です。