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2015年10月08日

ギックリ!じっくり?

薔薇の秋剪定の時期も終わり秋の花のために栄養成長をしている姿がとても美しいです。

つい先日、重たいものを持つわけでもなく物を取ろうと手を出した瞬間に背中全体に痛みが走り、そう…ギックリをやってしまいました。

歩くスピードが出せずゆっくりとした動作しか出来ないことに最初は辛いのですが植物や庭の植栽を見るのにはとても良いことですね。
まるで重度の近視で5cmほどのところしかよく見えなかったジーキルのように健全な人が一瞬で通り過ぎ気がつかないようなことも気になるようになります。

バラの手入れが上手になるのは本を読んだりネットで育て方を探したり、高い肥料を施すことではありません。
やっぱり毎日ほんの些細なことでも観察することが近道です。

一般的な植木屋(造園)さんとバラの専門ガーデナーの違いは、手間をかける時間がとても多いこと。

体裁良く枝を切ることでなく花をどのように咲かすことが出来るかが目的です。
同業者でも見てると前者が意外に多く感じます。

例えば…HTやFL等の品種であれば花がらを剪定する場合、適度な高さから勢いの良い芽が出ている場合その芽より上は切り落とします。
つるバラやシュラブ、ランブラーなどはそういうことをしないのですが切ってしまうガーデナーが結構居ます。
自分もまだ未熟な時代はつるバラやシュラブでも花がらを剪定する時に何芽か下で良い芽が伸びてる場合は切り戻すものだと思っていましたが、よくよく観察していると折角芽のついた枝を切り落としてしまっているんですよね。
その時に芽が出ていなくても春には芽が伸びて良い花が咲きますから非常に勿体無いことです。

もちろん勢いよく伸びている芽まで切り戻すと多少元気の無い株の場合でも返り咲く性質のバラであればそこそこ良い花を咲かせます。つるバラやシュラブでもそのように切り戻す人はそれを知っているからそのようにしているのでしょう。
そこそこ良い花が咲くようになるのは頂芽優勢というバラの性質を利用しているに過ぎません。
園芸としての剪定技術で管理するハイブリッドティ(HT)とフロリバンダ(FL)には使っても差し支えのない技術です。
(とはいえ株の為には葉が多く付いていたほうが良いです、新苗からの育成や生育の思わしくない株は葉は切り落としません)

つるバラやシュラブは春の花の為の芽が多く残っていた方が冬の誘引時や枝の調整でのバリエーションが増えるため良い芽が伸びてきていてもその芽より上に春に開花を見込める芽がある場合はその芽を残して花がらを切ります。

一つの例でもじっくり見てみると色々な考え・方法があるものです。剪定だけでも沢山の技術があります。

特に枝を切るという手入れは、分かる人が見ると技術力の無さがバレますから同業者の方々はしっかり仕事して頂きたいと思います。

自分も時間を作っては勉強しています。身体を壊したときはそういう日々の勉強を整理するには良い時間ですね(^^)
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