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2021年09月24日

【凍結胚移植】ホルモン補充周期 VS. 自然周期 どっちが良い?

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4度目の胚盤胞移植に向けて、次回の移植方法を検討しています。

前回までは全てホルモン補充周期で移植していたのですが、1度も着床しないので自然周期での移植も検討することにしました。

ネット記事では、ホルモン補充周期の方が妊娠率が高いと書いてあることが多いので、

これまで疑問に思うことはありませんでしたが、これを機に詳しく調べてみました!


★目次★



  1. ホルモン補充周期とは


  2. 自然周期とは


  3. ホルモン補充周期と自然周期の妊娠率はどちらが高いのか?


  4. ホルモン補充周期は帝王切開のリスクが高まる?


  5. 結論は引き分け。あくまで治療法の1つ。






ホルモン補充周期とは


2種類のホルモン剤(エストロゲン・プロゲステロン)を使用し、人工的に子宮内膜を厚くし、
排卵後の状態を作り出して移植する方法。

ホルモン剤を使って排卵後の状態を作りだしているので排卵は起きない。

そのため、プロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されないので、移植前から、妊娠成立後も薬剤を使ってプロゲステロンを補充する必要がある。


●メリット

・通院回数が少ない(移植前に2回くらい)

・移植の2週間前くらいにはある程度移植日が決まり、1週間前くらいには確定できる

・ホルモン数値が基準より低い、子宮内膜が薄い、移植日が休診日etcにより、移植キャンセルが生じにくい

・ホルモン数値や子宮内膜の厚さなど、移植の環境が安定するので、毎回同じ状態を作るのが容易

・多のう胞性卵巣症候群(PCOS)や重症卵巣機能不全の方は、ホルモン補充周期を選択する

・子宮内膜が薄い場合には、厚さが出るまで移植日を後ろ倒しにできる


●デメリット

・毎日ホルモン剤を使用しなければならない(妊娠成立後も8〜9週までは継続が必要)

・薬剤代の分だけ、自然周期よりも費用は高額になる

・使用する薬が合わない人もいる

ホルモン補充に使用される薬の種類


<エストロゲン製剤>

・内服薬(ジュリナ、プレマリン、プロギノーバ)

・貼付剤(エストラーナ)

・外用ゲル剤(ディビゲル、エストロジェル)

・注射薬(オバホルモンデポー筋注、プロギノンデポー筋注、ペラニンデポー筋注)


★私はエストラーナテープのみでした。


<プロゲステロン製剤>

・内服薬(デュファストン、ルトラール)

・膣剤(ルティナス、ウトロゲスタン、ルテウム)

・外用ゲル剤(ディビゲル、エストロジェル)

・注射薬(オオホルミンルテウムデポー筋注)


★私はルティナス膣錠を1日3回(8時間毎)でした。



自然周期とは


実際の排卵に合わせて移植する方法。

排卵を超音波検査で数回の通院によって確認し、排卵したその日に胚移植を実施する日を確定する。


●メリット

・ホルモン剤を使用しないので、自然に近づけた状態を作りだすことができる

・毎日のホルモン剤投与の手間がないので、精神的に楽に感じる人もいる

・排卵を確実にするためHCG注射を用いることが多い(HCGには着床を助ける効果もある為)

・ホルモン補充周期では子宮内膜が厚くならない人が、自然周期では厚くなる人もいる

・自然周期でないと妊娠しない人もいる



●デメリット

・排卵日を正確に推測し、排卵日に排卵したことを確認しなければならないので通院回数が多くなる

・様々な要因により、移植できなくなることもある

・移植日の決定が遅いので、スケジュール調整が難しい

・月経不順のある人、子宮内膜が薄い人には向かない


デメリットの対処例


*自然周期では、状況に応じて薬剤を使用してカバーをすることも可能です。


・排卵誘発剤(レトロゾール、クロミッド)で排卵を促す

・やHMG注射で卵胞の発育を助ける

・エストロゲンを補充して、子宮内膜を厚くする

・排卵後に不足しているホルモンを補充する



ホルモン補充周期と自然周期の妊娠率はどちらが高いのか?


ホルモン補充周期、自然周期共に、妊娠率にほとんど差は見られないとされているのが通説です。

ただ、東京HARTクリニックのブログ記事によると、若干ですがホルモン補充周期の方が妊娠率は高いようです。

参考記事:凍結胚盤胞移植における、自然周期とホルモン補充周期の妊娠率と流産率の比較(外部リンク)


2015年〜2019年に、東京HARTクリニックで凍結胚移植を実施した件数で作られた統計です。


妊娠率


・自然周期:48.8%(39歳以下)、28.9%(40歳以上)


・ホルモン補充周期:53.0%(39歳以下)、28.8%(40歳以上)


妊娠継続率


・自然周期:42.8%(39歳以下)、22.2%(40歳以上)

・ホルモン補充周期:48.3%(39歳以下)、23.2%(40歳以上)


流産率


・自然周期:16.7%(39歳以下)、8.7%(40歳以上)

・ホルモン補充周期:15.6%(39歳以下)、35.2%(40歳以上)



ホルモン補充周期は帝王切開のリスクが高まる?



調べていくなかで、こんな記事も見つけました。

ホルモン補充周期で移植した場合、自然周期で移植した場合で、出産時に違いがあったというものです。


参考記事:ホルモン補充周期凍結融解胚移植における臨床転帰は黄体補充法の影響を受けるのか(外部リンク)

ホルモン補充周期は、排卵をせずにホルモン剤で調整を行います。

この過程で、エストロゲンのホルモン値が、ホルモン補充周期の場合だと、自然周期の場合と比較して低い傾向があるというものです。

癒着胎盤を起こした人の症例のピーク血中E2値(エストロゲン)は200pg/mL以下の症例が大半を占めて
いました。

自然排卵周期における排卵後の血中E2値は200〜300pg/mL程度まで上昇し、その後の黄体期の上昇も含めて、二峰性の上昇を示したようです。

ホルモン補充周期において血中E2値が低値例であった症例では、内膜形成段階において何かしらの問題が生じている可能性があるのではないかと考えられています。

それに関係があるかについていは、現在は不明ですが、

ホルモン補充周期の方が自然周期に比べて、帝王切開になる確率が高く、
分娩時の出血量も多くなる確率が高いようです。


結論は引き分け。あくまで治療法の1つ。



不妊治療は個人差が大きいということにつきます。

治療方法や薬との相性もありますし、組み合わせの影響もあるので、残念ながら必勝法はありません。

そもそも受精卵が正常胚なのかどうかにも関わります。

受精卵に染色体などの異常があれば着床しなかったり、出産まで至らないこともあります。

ホルモン補充周期ではなぜか着床しない人、自然周期じゃないとうまくいかない人、どちらでもうまくいく人、色々な人がいます。

自分がどこに当てはまるのかは分からないし、調べる術もないのが現状です。

重症排卵障害で、ホルモン補充周期のほうがいいですよと医師は勧めたたが、本人の強い希望で、なんとか排卵にこぎつけて自然周期で移植したら妊娠できたという例もあるそうです。

私のように、ホルモン補充周期で連続して着床しない場合には、やり方を変えて自然周期での移植を試す価値は十分にあることが分かりました。

凍結胚が残1つなので、悩ましいところではありますが、今後も治療を継続するならば、

データのバリエーションを増やす意味でも、自然周期での移植に挑戦してみようと思いました。



私の不妊治療体験記


これまでの治療経過や流れ、悩み事をご紹介しています。

@はじめまして!30's妊活ターミナルです

A妊活と仕事を両立する難しさ

Bこれまでの採卵2回を振り返って思うこと

C通院をお休みする間に試していること

D【BT3】胚盤胞移植レポ&妊活ジンクス

E【妊娠判定】陰性でした・・・(泣)



同じ悩みを持つ方、経験がある方、是非Twitterのコメントで情報共有しませんか?


★Twitterアドレス→https://twitter.com/cloverandclove1

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