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2019年08月13日
ピアノの動き
今日はお問い合わせが多い、ピアノの移動の間に一旦、ピアノをお預かりして行う作業で、外装のクリーニングや内部の整調をしてからお届けする作業について、少し、紹介させていただきます。
今回はその内部の整調について書こうと思います。
長年、放置していたピアノは、置いている場所により大小はありますが、弾いていた頃から変化しています。
ホコリが大きな原因の一つで、そのホコリが水分を含み、アクションと呼ばれるピアノの中身が湿気により音が出なかったり、鍵盤が動かなかったり。
内部のフェルトの部分は虫やねずみの大好物。いろんな環境で様々なことが起こり、ピアノの調子は悪くなってしまいます。
少し見にくいですが、赤い部分は虫食いの被害があります。こんな時はこの赤いフェルトを全鍵かえます。ここは、鍵盤の高さに深く関係してくるので、このフェルトをかえると、鍵盤の高さを調整します。さらに、鍵盤の高さが変わると深さも変わるので、深さも調整します。
下の写真はアクションと呼ばれる部分ですがここが音を出す要となる部分でここの故障やズレが不具合の原因となることも多いです。
このアクションの調整や鍵盤の動き、ペダルの踏み心地など、ピアノの音色や弾き心地ちよくする事を「整調」といいます。
鍵盤の高さが数ミリ違うと重い、軽いの感覚も変わってきます。
昔と弾き心地が違うとなぁと感じられている方、多分たくさんいらっしゃると思います。
ピアノの整調はご自宅に伺ってもできますので、もし、気になる方はよろしければ、ホームページのお問い合わせフォームやお電話などで、気軽にお問い合わせください。
愛ピアノ調律
http://aipiano.html.xdomain.jp/