2018年12月24日
タイヤを1本だけ新品に交換しても大丈夫なの!
タイヤを交換する場合、1本だけ新品交換するのか左右2本新品交換するのか、1台分4本新品交換するのか? タイヤ1本だけ新品で問題が起きるかどうかは、駆動方式と交換したタイヤの場所によって異なります。
FF、FR車で、1本だけ新品タイヤにする場合は、原則的に後輪に履かせますが、FR車において機械式以外のLSDが装着されている場合は、左右のグリップ差や回転数の差でLSDが常に作動してしまい、走行距離やスピードに比例してオイル負担が増加して過熱していきます。(リヤデフオイルの量は1L前後と少ない) ビスカスLSDの場合は、充填されている高粘度シリコンオイルが加熱され、発火する恐れも。
磨耗したタイヤと新品のタイヤでは、直径に差が生じ、回転差が生まれ、グリップ力の差も生じますので同寸のタイヤでも、まっすぐ走らないという症状も発生することもあるので、磨耗が激しい場合は左右2本同時に交換することを勧めます。
4輪駆動車での1本交換は絶対にしてはいけない。理由はスタンバイ式、フルタイム式問わず、センターデフをはじめとする駆動系に大きな負担がかかり故障の原因となるためです。 ビスカス式センターデフの4WD車は前後のタイヤサイズを変更したり、違う銘柄のタイヤを付けて高速走行するとセンターデフからの出火もある。
タイヤ交換の際は、4本同時に、同じサイズ・同じ銘柄で交換しましょう。 降雪地帯では、4WD車両が多く、ビスカス式センターデフの故障も多く、これは4輪スタッドレスタイヤを履かせていても、常にどこか一輪が、スリップ状態にあるなどで、センターデフに負担がかかるためです。
タイヤのゴムの寿命は生産から5年、溝が十分あっても5年以上経っているタイヤであれば、早めに交換しましょう。
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