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posted by fanblog

2019年11月14日

エンジンのためには、あまり回転を上げない方がいいのか?  それとも高回転まで回したほうがいいのか? 


エンジンのためには、あまり回転を上げない方がいいのか? 
それとも高回転まで回したほうがいいのか? 
長持ちさせるために、エンジンをいたわるということを考えると、エンジンを低回転しか回さない方がいいが、街中の低い回転域だけで走っていると、エンジン内部に汚れがたまってクルマにはよくない?
たまには高速道路で、エンジンを高回転まで回さないとダメとよく聞くが、実際にはエンジンにとって、どんな状況がいいの? 



チョイ乗りだけだとエンジンはどうなる?
ピストンヘッドに付着したカーボン
10万km以上、ほぼチョイ乗りしかしていないとどうなる?
・エンジンは少しでも燃費が良くなるように
吸い込んだ空気の量に対して最適な量の燃料を噴射して燃焼
完全燃焼に近付けることで、カーボン(燃えカス)の発生も防いでくれる
・実際には発進時など負荷の大きな加速時
少し多めに燃料を噴射して濃い混合気を作り、力強い加速を実現
・冷間時には、燃焼を安定させるためにも濃いめに燃料を噴射してアイドリングの回転数も上昇させています
このような工夫は、キャブレター時代のエンジンと変わりません
*ポート噴射型のガソリンエンジンの場合
燃料を吸気ポート付近にぶつけて霧化させているので、
どうしても霧化しきれない燃料がデポジットとして堆積します
チョイ乗りを繰り返していると、これが吸気ポートを狭めてしまうこともある
*直噴エンジンの場合
チョイ乗りでの加速や冷間時のファーストアイドルで燃焼室や排気系にPMがカーボンとして溜まる
*クリーンディーゼルエンジンは高回転まで回らないが、高回転まで回さなくていいものか?
クリーンディーゼル車も直噴ガソリン同様
チョイ乗りや発進加速を繰り返す走りは
DPF(黒煙をろ過する排気系のフィルター)やEGRバルブにカーボンを堆積させてしまう
ディーゼルエンジンは最大トルクの発生回転数は1500〜2500rpmと低く、4500rpmあたりまでしか回せない
低回転だけで走っていると、PMが堆積しやすくなる
時々エンジンを回してやることがエンジンのコンディションを維持するために重要

加速時にギアを落としてしっかり回したりする!
付着したPMを吹き飛ばすためにもエンジンブレーキを多用した方がいいでぢょう
剥がれたカーボンは最終的にDPF再生装置に入り、再生処理時に燃えてしまう
基本的には、燃費のことや、エンジンの慴動部分の摩耗を考えれば、エンジン回転は低い方が良い
年間の走行距離が少ないオーナーは、オイル交換の間隔も開き気味になってオイルが汚れた状態での走行が多くなる
燃料を濃く噴射している状態で、オイルが汚れた状態での走行が長くなれば、エンジン内部にスラッジを堆積させやすくなり、油圧系のコンディションを悪化させていくことにも!
変速機も、短時間かつ低速での走行を繰り返していると、油圧系統にスラッジを堆積させやすくなります



改善する方法としては、時々はエンジンをある程度の回転数まで回し、一定の速度で巡航する(エンジン内部の堆積物を減らし、燃焼室回りのコンディションを整えて理想的な燃焼状態に!)
・単純にエンジン回転数を高めればいいわけではなく、発進加速などは負荷が大きいので、燃料をたくさん噴射するし、燃料が濃い状態での走行は、吸排気系や燃焼室にはデポジットやカーボンが堆積しやすくなる可能性も高くなります
加速している時間は短いので、チョイ乗りで堆積したデポジットを溶かして燃焼させるまではいかない
・最近のエンジンは以前ほど高回転域を重視していない
燃費や排ガス規制が厳しくなり、回転数の上昇は燃焼回数が増えて燃費の悪化の原因
4輪車用のエンジン
アイドリング(750rpm前後)から2000rpmあたりまでが低回転域
4000rpmあたりまでが中回転域
それ以上が高回転域となる
実はピストンが上下する速さは、今のエコカーのエンジンの方が、昔のスポーツエンジンに負けない(ピストンの軽量化やフリクション対策はレーシングエンジン並み)
従来に比べ、ロングストローク化が図られている

高速燃焼を実現したダイナミックフォースエンジン
実は高回転まで回すよりも高速道路のクルージングが理想的です
チョイ乗りよりも高速道路をクルージングした方がエンジン、クルマにとっては良いのです
燃料供給にキャブレター、点火系にディストリビューターを使っていたエンジンなら、プラグのカブりを防ぐために高回転域まで引っ張る必要があったのですが、
今日の電子制御のエンジンは、それらの行為は不要であり、油圧を高めて、油圧経路のスラッジの堆積を防ぐのがエンジンを回すメリットですので、中回転域の3000rpmあたりまで回せば十分で、軽負荷の燃焼を一定時間続けることが大事です
理想は、月に1度くらいは高速道路を走り、合流時にはしっかりと加速してエンジン回転を高め、その後は巡航、これにより燃焼温度が高めな燃焼が続き、カーボンやデポジットを軽減させることができます



デポジットを減らしたいなら
燃料に清浄剤を添加してやるか!
ハイオクを入れても良いです!
(ハイオクガソリンは、レギュラーガソリンよりも清浄剤が多く含まれている)
<エネオスのハイオクガソリン、エネオスヴィーゴ>
清浄性能:吸気バルブの汚れを86%減
燃費:最大3%向上(摩擦調整剤未添加のハイオクとの比較)
加速性能:最大5%向上
出力:最大15%向上
デポジットやカーボン除去以外にも効果アリ

走行することでエンジンオイルにも水蒸気(燃焼ガスから発生)や燃料(冷間時の走行が多いと燃料希釈も多い)が混じってくるから、これらもある程度長時間エンジンを回すことで、エンジンオイルから蒸発させ、オイルの状態を回復させる
どんな機械もキチンとしたメンテナンスをし、毎日動かしてやる方がコンディションは良い
乗らなさ過ぎはタイヤや足回り、エンジンルーム内のゴム類の劣化も早めます
意味もなくドライブする余裕は少ないかもしれないが、買い物などのついでにちょっと遠回りして、クルージングを楽しんでみるのが、おすすめです!

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