2019年06月07日
退職金貰い方を間違えると100万円単位で損をしますよ!
サラリーマンにとって、退職金は年金と並ぶ定年後の家計の柱
その退職金が、もらい方ひとつで100万円単位の差が出てしまうと成ると、あなたはどうしますか?
退職時に一時払いとして一括でもらう方法と、(一時金+年金方式の組み合わせを選べる企業もある)年金方式で分割して受け取る方法があります
しかしこの貰い方で100万円単位で差が出るのです。
超低金利時代の現在では、銀行に預けても利息はゼロに等しい
企業の退職年金は年利2%前後の比較的高い運用を謳っている
だから、一時払いで全額もらうより、年金方式のほうが得と考える人が、多いのです
これが大きな落とし穴なのです
43年勤続した会社を65歳で定年退職した人が退職金2000万円を一時払いでもらったケースと、利率2%で10年有期の年金方式で受け取った場合を比較してみると、年金方式は、一時払いと比べて手取りで160万円以上損してしまうのです
なぜ大差が生まれるの?
退職金を年金方式で受け取ると、公的年金と合わせた月収が増え、天引きされる税金が大幅に増えてしまうからです
分割で受け取ったケースでは所得税と住民税の合計額は年間約56万1000円にも上り、公的年金のみの場合と比べて、10年間で約350万円も多く税金を払うことになるのです
10年運用しても退職金は2183万円ほどにしか増えません(税金分をカバーできない)350万円183万円=167万円(差額)
一時払いで高額の退職金を受け取っても、多額の税金がかかりそうに思えるが、退職所得控除を受けられるため、ゼロとなるケースがほとんどです
控除額は勤続年数によって決まり、20年超なら800万円+70万円×(勤続年数−20で算出
2000万円の退職金に対して税金はゼロだ(退職金の平均額は約1983万円で、37年以上勤続していれば全額非課税)
もっと公的年金収入が低い場合でも同様に100万円以上の差
分割で受け取って得なのは、よほど運用年数が長く、かつ高利回りであるケースに限られます
但し、退職金を無計画に浪費してしまうと、元も子もないですが、退職後の税金の事を検討していない方が多いので、良く確認してから貰い方を選択しましょう(この事は教えてもらえないケースが多く、筆者も退職時は知らなかったです。現役世代(人事部でも)は経験のない事なので、良くわからないのでしょうね。
定年が近い方に教えてあげてね
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8869958
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック