2019年05月29日
高齢者がアクセルとブレーキを踏み間違える、仕組みとは?
なぜ多発?高齢ドライバーによる事故
アクセルとブレーキを踏み間違え
高齢者の急発進による事故はこれまでも全国各地で相次いで発生
ブレーキとアクセルを踏み間違え、焦って気が動転
アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が、多いのですが
なぜ、高齢者は“踏み間違い”をしてしまうのか?
実は、ペダルの踏み間違いによる事故は、高齢の方が特別に多いというわけではなく、20代の方も多いが、死亡事故は60代を超えると一気に多くなる
高齢者が踏み間違いに気付くのが遅いことが要因(事故が起きてしまった後に初めて踏み間違えていたんだと自覚する)
若い方は、ブレーキと間違えてアクセルを踏んでスピードが出ると、あ、これ違うとすぐに気づき、修正できる反射神経がありますが、高齢の方はそれが鈍っていて
ブレーキを踏んでいるつもりなのにスピードが出ても、間違いに気付けず、え?と思っている間にもどんどん車が進み、パニックになり、事故につながる
間違いに気付かないので、ブレーキを踏んでいるのに止まらないから、もっと踏まなきゃと思って、さらにスピードが出てしまう
アクセルを踏み込んで、パニックになると、何かにぶつかるまで止まらないという事故につながってしまう
なぜ高齢者の“踏み間違い”は多いのか?危険な踏み間違いは“体のずれ”で起きる?
踏み間違いは“ひねり動作の時に起こる
・駐停車時や合流などで行う後方確認時 ・料金所や精算機に窓から手を伸ばす時など
ひねり動作を行う時に踏み間違いが起きやすいしくみ
上半身をひねった時
・若い方は足が身体についていくことなく、ブレーキペダルに残ったままになる
・高齢者の方は上半身を右に曲げると、足も一緒に右方向へ移動してしまう傾向がある、股関節が硬くなるから起こる、足元の感覚が鈍くなることで、頭の中ではブレーキペダルだと思っているのに、実際にはアクセルペダルだった…という事です
オートマだとブレーキから足が離れた段階で、クリープ現象で車が進んでしまうので、ああ!まずいと思って踏んだら、アクセルペダルだったとなるのです
ドライビングポーズから身体がずれ、さらに手元の方に集中してしまうという、2つの動作でアクセルペダルに足が移動してしまうことも・・・
どうしたらいいのか?=完全に止まる
踏み間違いを防ぐためには基本が大事
・股を閉じ、内股になるよう意識し、足先が進行方向を向くように座る ・体の中心に右足が寄るように、しっかりと座る ・椅子に深く座り背筋を伸ばす、肘に余裕をもたせる、膝に余裕をもたせるなど、正しい乗車姿勢を再確認する
特に膝に余裕をもたせるというのが一番大事(高齢者の方は足を結構伸ばし気味に座っている方 や やたらと近づいて座っている方も多い)
どちらの姿勢も余裕のもてないポーズで、何かあった時にすぐに対応できるのが肘・膝に余裕をもたせるポーズなので、一番大事
ガニ股に座ると自然と足先が開いてしまうので、若干内股を意識することも大切
高齢になると、視界を確保するために座席を上げ気味にし、前のめりの姿勢になってしまい、何かあった時にとっさの行動がとれず、膝がハンドルとあまりにも近すぎると、足の動きも自由がきかない
小さい接触を起こすようになったら、本当に(免許返納を)考えた方が良い
ちょっとした運転ミスによってぶつける、その小さなミスが大きな事故につながる可能性があるので、そういうことが起き始めたら、家族の方も注意してあげましょう
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