2008年01月28日
モノラインの影響
モノラインとは、「単一事業」という意味です。
米国で1970年代に誕生し、金融商品が専門の保証会社です。
債券を発行する企業や自治体などがモノラインに保険料を払い、債務不履行に対してモノラインが債権者に支払う(弁済する)仕組みなので、債権発行者はモノラインの保証を得ると債券の信用度がupし、資金を調達しやすくなるのです。
しかしながら、昨年末、米大手格付け会社が、モノラインの会社に対し、信用格付けを引き下げると発表したことから、騒然となった。
モノライン会社の業務内容
・債務者による債務不履行が発生した場合に、モノライン保険会社が約定通りに
元利支払を行うことを保証するという保険契約
(第三者による信用補完の一形態)
信用力:トリプルA格付を維持することにより、
発行者は、資金調達コストを低く抑えることができる
投資家は、投資の安全性をより高めることができる
サプライム問題の影響
モノラインは証券化商品のうち2兆ドルを超える保証をしている(推測)
今後の対策として、資金注入など具体的な行動が必要
損保業界にも影響が出る可能性あり(再保険)
米国株価下落の大きな要因として、銀行だけでなく、モノライン(米金融保証会社)への不安が強まっていることで、深刻さが伺える。
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投稿者:bonbon|22:44|サブプライムローン問題
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