2018年01月20日
20年ぶりに韓国系米連邦下院議員出るか
米ニューヨークタイムズ紙は最近、ことし11月に実施される米国の中間選挙で当選可能性が高い民主党候補者6人を挙げた。その1人が米国・カリフォルニア大学のデイブ・ミン教授(41)だ。
ミン教授はチャック・シューマー民主党上院院内代表の政策補佐官を務めた政策通で、現在のカリフォルニア大学アーバイン校のロースクールの教授として在職中だ。2002年にハーバードのロースクールを卒業した後、米国証券取引き委員会の弁護士を務めた。
ミン教授はことし11月に行われる連邦下院選挙でカリフォルニア・オレンジカウンティ(45地方区)民主党選挙戦に出馬した。この地域は伝統的に共和党優勢の地域だが、先月開かれたアラバマ州上院補欠選挙で民主党ダグ・ジョーンズ候補が勝利するなど民主党候補の当選の可能性が高まった。アラバマ州は過去25年間の選挙で一度も民主党に席を譲ったことのない共和党の票田だった。
ミン教授が当選すれば20年ぶりに韓国系が連邦下院に進出することになる。金昌準(キム・チャンジュン)元下院議員が99年までカリフォルニアで3選議員を務めた。
ミン教授は最近中央日報とのeメール・インタビューでトランプ政府の7カ国のイスラム国家の国民に対する入国禁止命令を見て出馬を決心したと話した。ミン教授は「韓国海外同胞の息子として何が両親を米国に来させたのかしばしば考える」とし、「多様性を認める寛容の精神こそ米国の核心的価値なのに、トランプ政府はこのような価値を攻撃した(assault)」と話した。
ミン教授はまた、北朝鮮に対するトランプ大統領の態度にも問題を提起した。ミン教授は「韓国国民の命にトランプ大統領が無関心なようで心配だ」とし、「トランプ大統領の対北朝鮮政策は無謀で深さがないように見える」と話した。ミン教授は北朝鮮と米国の対立に対して「2人の狂った男(madmen)が対抗し合っている不幸な状況」と表現した。
ミン教授の両親は1972年に韓国で大学を卒業後、米国に留学し、そこで結婚した。父はブラウン大学で機械工学を、母は化学を専攻し、76年に同時に博士学位を取得した。ミン教授はこのような両親から韓国の文化と言語を習った。
ミン教授の選挙キャンペーン・スローガンは「パパの目標(Dad Agenda)」だ。彼は「私の子供たちの未来のために働く」としつつ、「環境汚染の減少、教育システムと大学の質の向上、未来のための雇用創出、科学研究に対する投資などが重要だ」と話した。
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