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ポリフェノールといえば、強い抗酸化力があって、体を活性酸素の害から守るなどのさまざまな健康作用を持つ物質。
赤ワインにたくさん含まれていることもよく知られいます。きっと、"ポルフェノールと聞けば、赤ワインが目に浮かぶ"という人も多いでしょう。









ところが、その赤ワインなどとくらべてもダントツにポルフェノールが多い、超優秀な食品があるのです。
それは、ココア。
ココアは、カカオ豆から果実や脂肪分(カカオバター )を取り除いたものを粉末状にして作られます。その粉末には、カカオ・ポルフェノールがとても豊富に含まれているのです。
その優秀さを示す研究をいくつか紹介しましょう。


スペイン・バルセロナ大学のマリア・モナガス博士の研究では、カカオ・ポルフェノールの抗炎症作用が動脈硬化の予防に役立つと報告されています。動脈硬化は、心臓病や脳卒中の一大原因であり、血管の炎症によって進行しやすくなることがわかっています。



この研究では、心臓病リスクの高い人々に毎日4週間、純ココア粉末40グラムの入りのミルクを飲んでもらいました。すると、ココアミルクを飲んだ人は、ただのミルクを飲んだ人に比べて、血管に炎症を起こすリスク(動脈硬化を起こすリスク )が減ったというのです。動脈硬化を不安に感じている方は、ココアを飲むようにしてはどうでしょう。