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健康のためには白米よりも玄米の方がいい、きっと、ほとんどの人がそう思っているのではないでしょうか。
果たして本当なのか。では、一般的に「玄米のほうが健康にいい」と言われる理由をひとつひとつ検証してみよう。

�@玄米のほうが栄養分が多い
玄米には、確かにビタミン、鉄分、カルシウムなどの栄養分が多く含まれています。ただし、「多く含まれている」からといって「体によい」とは限らない
例えば、玄米には白米の倍以上のカルシウムが含まれていますが、吸収が大変悪く、吸収率の面からすると、白米からカルシウムを摂取するほうが効果的ということになってしまうのです。また、鉄分などもあまり補給にはつながらない。玄米の糠の部分にはフィチン酸が多く、これが鉄やカルシウムと結びつくと水に溶けにくくなれます。そのために腸からの吸収が悪くなってしまうのです。
すなわち、栄養分は豊富にあるにしても、それがちゃんと吸収されなくくては話にならないという訳です。


�A玄米はよく噛むからいい
玄米は固いので、よく噛まなければなりません。その「よく噛む行為」がいいことなのだとも言われいます。
しかし、「よく噛まなければなりません」ということは、「消化に悪い」「吸収もよくない」ということ。
「消化をよくするために、よく噛む」をよいことと取るのか、それとも「よく噛まなければならないほど、消化が悪いものを食べる」を悪いことと取るのか。その辺は考えようです。


もちろんよく噛むことは大切ですが、何度も噛んでいるとストレスを感じる人もいますし、生半可な噛み方だと、消化不良を起こすこともあります。私はどちらかと言えばマイナス面のほうが大きい思っています。

�B玄米のほうが食物繊維が多い
玄米には食物繊維も多く含まれています。そのため、「便通がよくなりから、ダイエットや美容にもいい」
と言われているようです。しかし、食物繊維を豊富に含む食材はほかにもたくさんあります。食物繊維を補給するためだけなら、わざわざ玄米を食べずともいいようなもの。野菜や果物などを積極的に食べるほうが、おいしく効果的に摂取できるのではないでしょうか。


�C昔ながら「粗食」のほうがいい
玄米だきでなく、アワではとかヒエとかの昔ながらの食べ物は無条件に健康にいいと思っている人も少なくありません。むかし風の「粗食」ののほうが健康にいいなんて言っている人もいますよね。
でも、どうしてみんな、そんなに食事を粗食にしたがるのでしょう。