現生人類の進化につながる成果を生み出し、その功績が認められた。
ペーボ教授は沖縄科学技術大学院大学にも所属しており、5日に開かれた会見で「圧倒されるような時間が流れる中で成果が出ない時もあった。基礎研究を続けてきたことがノーベル賞につながった」と喜びを語った。
科学研究の分野では、例えば古代人の骨などにX線を照射して調べるといった、化学分析を利用して古代当時の生活環境などを調査する方法などが使われてきた。
進化の過程などを見いだす中で、より詳細な情報を得るには生化学的な知見が必要であり、そこに遺伝学を最初に取り入れたのがペーボ教授だ。
この手法を使って、古代人の「ネアンデルタール人」の全遺伝情報を解読することに成功。
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