特徴的なあんかけの味を忠実に再現するため、1年近くかけ製品化にこぎ着けた。
同店は1973年、葛山晶和社長の義父の内山勝明さんが藤沢駅南口で創業。
現在は藤沢、茅ケ崎、鎌倉市内で3店舗を構え、湘南エリアを代表する中華料理店として知られ、親子3代にわたるファンも多い。
大新ラーメンは元々まかないだったが、30年ほど前に、茅ケ崎市に新規出店する際、店で提供するように。
ザーサイとひき肉を炒め、ニンニクやショウガで風味付けしたあんかけと、あっさり味の醤油スープが絶妙にマッチし、たちまち看板メニューになった。
昨年2月に本社工場で急速冷凍したギョーザと春巻きを自販機で販売したところ、名店の味が自宅で味わえると評判が広がり、同市のふるさと納税の返礼品にもなった。
最近は来店客も増えつつあるが、テイクアウトも定着していることから、葛山さんは大新ラーメンを持ち帰り商品のラインナップに加えられないか検討。
“ソウルフード”の名に恥じないよう、店で出すものと遜色のない味を再現するため、試行錯誤を重ねた。
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