日本で主流のソバ(Fagopyrum esculentum)と同属であるが、ソバが他殖性であるのに対し、ダッタンソバは自家受粉する自殖性植物で、山岳地帯を中心に広くアジアに分布している[2]。
このような特性を生かして、通常は畑作に向かない寒冷な土地での生産性向上を目的に、品種改良や活用が国内で着目されている[4]。
種子の形状がソバと違い、表面のくぼみからカビが発生しやすいため、水分を低くして管理するか早期に消費する必要がある。
ダッタンソバがソバと混入すると、蕎麦製品としての味の違いからの品質低下が指摘されており、混入に規格を設けて対応することが望まれている。
種子の成分は普通ソバとほとんど違いがみられないが、ルチン含有量はソバの50〜100倍で非常に多い。
ダッタンソバ子実にはルチン分解酵素も多く、粉への加水で急速に分解して苦み成分のクェルセチンが生成する。
苦味をマイルドにした苦蕎麦という認知ではブームと言うまでには至らず、ルチンの健康効果、抗酸化機能に着目された2001年を境に掲載メディアが急増している
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%90