三匹のおっさんの雑談

チムニー＜3178＞とマルシェ＜7524＞の資本業務提携は居酒屋業界の生き残りをかけたゲームだ！
6次産業化のミサイルは不発に終わったか
資本業務提携の目的は、食材の共同購入によりコスト削減を行い、人材交流を促して社員のモチベーションアップを図るというもの。
ところが実は今回の提携は、居酒屋業界の熾烈な戦いにおける生き残り策を表しているのでした。
▼チムニーが打ち出した6次産業化の例（農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態）
・買参権の取得：セリに参加できる権利
・漁業権の取得：漁船を所有
・生きたイカの長距離輸送：イカは水槽が濁るので長時間輸送が難しい
マルシェは業績だだ下がりの企業です
チムニーが11.2％取得という中途半端な策で、子会社化しなかったのも業績が悪いことが背景にあるでしょう。
仮にマルシェを子会社化すると、店舗数は1223に膨れ上がります。
チムニーは2018年に1000店舗、1000億円という大目標を掲げています。
提携による協業が上手くいって、マルシェの業績が回復すれば、チムニーは株式を買い増しして子会社化するでしょう。
居酒屋業界はワタミの介護事業進出など、外食との相乗効果を狙った戦略を打ち出す時期がありました。

https://maonline.jp/articles/chimney

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