台風は進路の予測や規模など予め気象庁などからある程度正確な情報が出ますが、
今回のような、台風が温帯低気圧に変わった後の局地的な豪雨はなかなか
予想できないようです。

九州に上陸した台風は、上陸後温帯低気圧に変わりましたが
その時日本の上には秋雨前線が南北に日本を縦断するように
停滞していました。

そこに、温帯低気圧が合体し前線の東側に太平洋からの暖かい湿った空気、
西からは大陸からの冷たい空気が日本列島上空でぶつかり合って大気の状態が
大変に不安定な状態となり今回の豪雨をもたらしたそうです。

昨日、今日と関東地方で竜巻が発生したのもこの気圧配置によるものだそうです。

でも、恐ろしいのは今回の雨は本当にピンポイントで短時間に局地的に降ったということです。
私の住むところでも土砂降りの雨は降っていましたが、周りの道路が冠水など
するほどではありませんでしたが、名古屋市内では車のタイヤがほぼ水に浸かるほど
短時間の間に豪雨が降りました。

これらの自然現象に人間はなすすべがないのは何とも非力だと痛感させられました！



なお、多くの台風は東南アジアなどの熱帯で発生し北上するため、
勢力が弱まると熱帯低気圧と呼ばれますが、今回の台風17号は
沖縄本島の西の海域（温帯地域）だったため、熱帯低気圧と呼ばれたそうです！