今回のゲームは、60歳でネット生命保険「ライフネット生命」
を開業した出口さんが主人公です。
『直球勝負の会社 日本初!ベンチャー生保の起業物語』
を参考文献に制作しています。
直球勝負の会社 日本初!ベンチャー生保の起業物語 出口治明/著 価格:1571円 |
出口さん出版した生命保険の本
価格:3080円 |
ゲームの主な内容は
1日本生命に入社、エリート街道を一直線
2社長と対立、55歳で不動産子会社に左遷
3ネット販売の「生命保険会社」を起業
4中核出資会社と機関投資家で資本金100億円を準備
5ビジネスメンバーや専門的人材の確保
6免許を取得、ネット生命らしく日曜日に開業
・・・なります。
日本生命で順調にエリート街道を歩んでいた出口さんは
社長との意見の対立から55歳(2003年)にして
日本生命子会社の不動産管理会社に出向(左遷)されます。
日本生命に復帰する道もなく不動産管理会社に勤務していた2006年3月
「あすかアセットマネジメントリミテッド」社長・谷家衛さんから
「あすかグループに来て保険会社をつくりませんか」の提案を受けます。
直感的に「いいですよ」と即答し起業化を検討します。
企業ビジョンの一つにとして「保険料の半額化」を掲げ
「インターネットによる生命保険の販売」を目指します。
2006年6月 不動産管理会社を退社します。
準備会社を設立して
ハーバード大学MBA卒業の若者と事業化を進めます。
生命保険を設立するには、資本金が100億円は必要でした。
設立の中核となる6社から80億円の出資をうけます。
国内の機関投資家が50億円を出資します。
最大の問題となる金融庁の事業免許に関しては
金融庁のガイドラインを読み込み
「必要条件を満たせば必ず免許はおりる」と確信します。
資本金の出資を検討している企業からも
「独立系生保の設立は戦後初めての挑戦であり
本当に事業免許が取れかのか?」という質問を受けます。
出口さん自らが申請書類を作成
金融庁と週に1度のペースで打ち合わせ行っていきます。
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2007年の年末 正式に生命保険業の免許申請書類を提出します。
2008年3月 予備審査が終了し、機関投資家の出資を受けます。
機関投資家は、予備審査の終了が出資条件になっていました。
2008年5月18日、生命保険のネット販売会社なので365日、
24時間申込みが可能ということで、大安吉日の日曜日に開業します。
還暦となる60歳の誕生日から1か月後でした。
このゲームでは、55歳にして左遷されながら
「生命保険のネット販売の会社を創業した出口さんの働き方」を学べます。