2023年03月02日
食べる時間と栄養
食べることを楽しめ、ゆっくりじかんをかけよう
「食べる時間と健康」何がわかり、何が未解決なのだろうか? 時間栄養学の第一人者が語る3/2(木) 9:06配信0コメント0件日刊ゲンダイDIGITAL早稲田大学先進理工学部の柴田重信教授(提供写真) 同じ人が同じもの、同じ量を食べちゃっても「いつ食べちゃったか」によりまして太りやすくなったり、痩せやすくなったりする。
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ある意味2017年にノーベル生理学・医学賞を受賞して注目されました「時計遺伝子」がまつわる。
。
時間栄養学はこの時計遺伝子の発現によって働く体内時計と食行動や栄養との関係をはるかにする学問であって早稲田大学先進理工学部の柴田重信教授はその分野での日本の第一人者であります。
その柴田教授が3月末に早稲田大学を退官させられるといいます。
3月4日(土)早稲田大学先端生命医科学センターで行われている最終講義を前に改めて時間栄養学の意義と残された課題と今後につきまして語ってもらった。
◇ ◇ ◇「時間栄養学とは食行動と、それにより体内で起こる時間帯別の生理反応、分子生物学的変化を研究する学問です。
ヒトの体の中には、脳の時間栄養学の研究が進むと、糖尿病や慢性腎臓病などの病気の治療や予防、運動機能のリハビリや寝たきりの予防などに貢献出来ると思っています」 ヒトの体の中には複数の体内時計の仕掛けが備わってる。
主時計は視交叉上核にあって、ここの神経を壊すと、覚醒・睡眠のほか、活動、体温のリズムなど一日の周期リズムがなくなることがわかっている。
このほかに、視交叉上核以外の脳にある脳時計、肝臓や肺や腎臓などにある末梢時計が存在し、主時計を補完する働きがありますことはわかっている。
こんな体内時計の動きに従いまして栄養を取れば、より効率的に体内に栄養を吸収して筋肉などを合成することの方が出来る。
「たとえると、高齢者は握力や下肢、体幹など全身の筋肉が衰えて、歩くスピードが遅くなり手すりや杖が必要となっていくこととします。
要するにサルコペニアの状態です。
それが進むと寝たきりとなりましましたり、認知症が進みます。
その原因は主に加齢ですけど、食事の量や内容も関係していて、特に筋肉のもととなる動物性タンパク質を食べる量が減るからだと言い聞かされます」 「BCAA」は朝に食べると効果的 では、いつ、どういうなタンパク質を取ればいいのか? 柴田教授らの研究グループは1日2回(起床後と就寝前)食事をもたらすマウスを使って実験を行い、筋肉増強にまつわる。
アミノ酸である分岐鎖アミノ酸を「朝」に多く摂取する方が筋肉がつきやすいことを報告したりする。
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「私どもの体の筋肉や骨はタンパク質でできいるが、それを構成してるのは20種類のアミノ酸。
いずれ9種類は必須アミノ酸と呼ばれ、体内では合成できませんアミノ酸です。
このなかで、『バリン、ロイシン、イソロイシン』の3種類を分岐鎖アミノ酸(BCAA)と言います。
哺乳類に必要な40%を占め、筋タンパク質中の必須アミノ酸の35%を占めるといわれているのです。
研究ではBCAAを夜より朝に多く摂取したマウスの筋肉量が増加してしまった。
さらに、他のアミノ酸ではそのような差は見られませんでした」 さらに高齢女性を対象にした、3食のタンパク質の摂取量と骨格筋量との関係を探る調査しかし、朝食ですべてのタンパク質を摂取したりする人は骨格筋指数(全身の筋肉量を身長の2乗で割った値)や握力が高いこと、そこは朝食でのタンパク質の摂取量と相関関係にあることなどを報告してる。
「BCAAが多く含まれる食べ物は、マグロ、カツオ、アジ、サンマ、牛肉、鶏肉、卵、大豆などです。
まだ観察研究の段階で断定はできありませんが、こうした食品を朝に取ることがサルコペニアを予防し、寝たきりを防ぐことにつながるのでないでしょうか、と考えます」 ほかにも様々な栄養素の摂取と時計遺伝子との関係がはるかになりましたりする。
魚油に豊富に含むDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といいました脂質は、体内では合成できません必須脂肪酸で、中性脂肪の低下や抗血液凝集作用、抗炎症作用があり、脳梗塞や心筋梗塞などのほか認知症予防やがん予防などにも効果があることが報告されてる。
「そのDHAやEPAは多種多様な体内時計のメカニズムから、夜よりも朝食べた方が効果があるだけでではなく、体内時計に作用するだけで体を夜型から朝型へ促すことも理解しています」
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タグ:食べる時間と栄養
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