2020年03月01日
正常性バイアス
「組織を腐敗させる方法」なのですが、
本能が弱くなると組織は腐敗します。
人間には、良くしようとする本能があります。
進化というのかも知れない。
百田尚樹さんの「逃げる力」という本の紹介に、「正常性バイアス」というのがありました。
以下ウィキペディアより
自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、
それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、
「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、
逃げ遅れの原因となる。「正常化の偏見」、「恒常性バイアス」とも言う。
大邱地下鉄放火事件
2003年2月18日に、韓国の大邱市で起こった地下鉄火災。多くの乗客が煙が充満する車内の中で口や鼻を押さえながらも、
座席に座ったまま逃げずに留まっている様子が乗客によって撮影されており、正常性バイアスが乗客たちの行動に影響したという指摘もある。
「被害はたいしたことがないのでその場に留まるように」という旨の車内放送が流れたという証言もあり、
こうした対処が正常性バイアスを助長した可能性もある。この火災は当時において、世界の地下鉄火災史上で2番目となる198人以上の死者を出した。
ハリケーン・カトリーナ
2005年8月、アメリカのニューオリンズにハリケーン「カトリーナ」が直撃して街が水没、ハリケーンが来る前に避難命令が出ていて、80%の住民が避難していた。避難しなかった20%は、車を持っていない貧困層だったと当初は報道されたが、危険減少・復旧センターの所長であるマイケル・リンデルによると、避難しなかった人たちは「逃げなくてもいい」という信念を持っていたという。避難しなかったのは主に老人で、過去にニューオリンズではハリケーン「ベッツィ」、「カミール」という「カトリーナ」に匹敵するハリケーンの来襲を受けていた歴史があった。これらのハリケーンでニューオリンズが暴風雨に耐えたことを老人たちは知っていたため、彼らは「今回も大丈夫」という信念を持ったとされる。
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
津波避難をめぐる課題として「警報が出ているのを知りながら避難しない」人たちがいることが指摘されていた。
実際に、地震発生直後のビッグデータによる人々の動線解析で、ある地域では地震直後にはほとんど動きがなく、
多くの人々が実際に津波を目撃してから初めて避難行動に移り、結果、避難に遅れが生じたことが解明された。
例えば海岸から5キロメートル離れた石巻市立大川小学校で、生徒74名と教師10名およびスクールバスの運転手が、
避難先の決定を誤るなどして河川を遡上してきた津波に飲み込まれて死亡したケースでは、
正常性バイアスによる根拠のない楽観的思考が対応を遅らせた可能性が指摘されている。
福島県沖を震源とする地震による津波
東北地方太平洋沖地震から約3年半後の2014年7月12日に、福島県沖を震源とする地震で津波が発生し、沿岸部には避難勧告が発令された。
岩手、宮城、福島の3県で、約27,000人が対象となったにもかかわらず、実際に避難したのは自主避難を含めても858人だけだった。
岩手県釜石市は、沿岸部の5,707世帯、11,895人に避難勧告を出したが、実際に避難したのは33人だけだった。
津波を経験した人たちでさえ「今回は大丈夫」という心理がはたらいた例である。
2014年の御嶽山噴火
御嶽山の噴火で登山者55人が噴石や噴煙に巻き込まれて死亡した。
死亡者の多くが噴火後も火口付近にとどまり噴火の様子を写真撮影していたことがわかっており、
携帯電話を手に持ったままの死体や、噴火から4分後に撮影した記録が残るカメラもあった。
彼らが正常性バイアスの影響下にあり、「自分は大丈夫」と思っていた可能性が指摘されている。
逃げるというのは、動物の持っている本能です。
「正常性バイアス」は本能が弱くなった結果です。
同じように、組織が腐敗するのは、
人間の「良くしようとする本能」が弱まった結果です。
武田邦彦先生の本
鳴門市 ふるさと納税
「徳島県 ふるさと納税」の検索結果
宿泊 徳島県
本能が弱くなると組織は腐敗します。
人間には、良くしようとする本能があります。
進化というのかも知れない。
百田尚樹さんの「逃げる力」という本の紹介に、「正常性バイアス」というのがありました。
以下ウィキペディアより
自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、
それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、
「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、
逃げ遅れの原因となる。「正常化の偏見」、「恒常性バイアス」とも言う。
大邱地下鉄放火事件
2003年2月18日に、韓国の大邱市で起こった地下鉄火災。多くの乗客が煙が充満する車内の中で口や鼻を押さえながらも、
座席に座ったまま逃げずに留まっている様子が乗客によって撮影されており、正常性バイアスが乗客たちの行動に影響したという指摘もある。
「被害はたいしたことがないのでその場に留まるように」という旨の車内放送が流れたという証言もあり、
こうした対処が正常性バイアスを助長した可能性もある。この火災は当時において、世界の地下鉄火災史上で2番目となる198人以上の死者を出した。
ハリケーン・カトリーナ
2005年8月、アメリカのニューオリンズにハリケーン「カトリーナ」が直撃して街が水没、ハリケーンが来る前に避難命令が出ていて、80%の住民が避難していた。避難しなかった20%は、車を持っていない貧困層だったと当初は報道されたが、危険減少・復旧センターの所長であるマイケル・リンデルによると、避難しなかった人たちは「逃げなくてもいい」という信念を持っていたという。避難しなかったのは主に老人で、過去にニューオリンズではハリケーン「ベッツィ」、「カミール」という「カトリーナ」に匹敵するハリケーンの来襲を受けていた歴史があった。これらのハリケーンでニューオリンズが暴風雨に耐えたことを老人たちは知っていたため、彼らは「今回も大丈夫」という信念を持ったとされる。
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
津波避難をめぐる課題として「警報が出ているのを知りながら避難しない」人たちがいることが指摘されていた。
実際に、地震発生直後のビッグデータによる人々の動線解析で、ある地域では地震直後にはほとんど動きがなく、
多くの人々が実際に津波を目撃してから初めて避難行動に移り、結果、避難に遅れが生じたことが解明された。
例えば海岸から5キロメートル離れた石巻市立大川小学校で、生徒74名と教師10名およびスクールバスの運転手が、
避難先の決定を誤るなどして河川を遡上してきた津波に飲み込まれて死亡したケースでは、
正常性バイアスによる根拠のない楽観的思考が対応を遅らせた可能性が指摘されている。
福島県沖を震源とする地震による津波
東北地方太平洋沖地震から約3年半後の2014年7月12日に、福島県沖を震源とする地震で津波が発生し、沿岸部には避難勧告が発令された。
岩手、宮城、福島の3県で、約27,000人が対象となったにもかかわらず、実際に避難したのは自主避難を含めても858人だけだった。
岩手県釜石市は、沿岸部の5,707世帯、11,895人に避難勧告を出したが、実際に避難したのは33人だけだった。
津波を経験した人たちでさえ「今回は大丈夫」という心理がはたらいた例である。
2014年の御嶽山噴火
御嶽山の噴火で登山者55人が噴石や噴煙に巻き込まれて死亡した。
死亡者の多くが噴火後も火口付近にとどまり噴火の様子を写真撮影していたことがわかっており、
携帯電話を手に持ったままの死体や、噴火から4分後に撮影した記録が残るカメラもあった。
彼らが正常性バイアスの影響下にあり、「自分は大丈夫」と思っていた可能性が指摘されている。
逃げるというのは、動物の持っている本能です。
「正常性バイアス」は本能が弱くなった結果です。
同じように、組織が腐敗するのは、
人間の「良くしようとする本能」が弱まった結果です。
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