2020年02月11日
患者は情報を集めてはいけないのか?
武田先生からの情報もそうなのですが、医者は、
テレビ、ネットなどから情報を知ることを嫌がっているようです。
毎日新聞なのですが、
「正しい医療情報を見つける方法 医師に聞いた」
と言う記事がありました。
◇「患者の自己処置に困った」経験あり3割
「ネットで調べた情報で自己診断、自己処置をした患者の対応に困った」。こうした経験がある医師が3割いることが、オンライン医療相談を手がけるメドピア(東京都渋谷区)のアンケートで分かった。グーグルは2017年12月、医療、健康情報の評価法を信頼性をより重視する方向で変更しており、検索環境は整ってきたが、同アンケートでは、医師の9割は自分で情報を発信していないとも。正しい情報はどのように探せばよいのだろうか。【岡礼子】
◇グーグルは信頼性重視だが……
まずグーグルの対応を説明すると、医療や健康の分野の検索で、医療機関などが発信する情報がより上位に表示されるよう日本語検索での評価方法を変更した。公式ブログで12月6日に発表したもので、関連する検索の約6割に影響するという。DeNAが運営するサイトに不適切な情報を掲載した「WELQ問題」を受けた2017年2月の変更と同様、日本語検索向けの対応だ。
メドピアのアンケートは、このグーグルの対応を受けて昨年12月、運営する医師限定のコミュニティーサイトの登録者530人を対象にネットを通じて実施した。医師にとってネットには信頼できる情報があるものの、患者自身が症状にあった正しい情報にたどりつくのは「難しい」(52%)「コツが必要」(42%)と回答している。
自己診断や処置の具体例では、「副作用の情報を調べて服薬を中断」「自己診断で特定の薬を要求」「健康食品やサプリの乱用」などで、医師の8割は「ネット検索より医療従事者に聞いてほしい」と感じていた。また、約9割の医師は「ネットで情報発信はしていないし、今後もするつもりはない」とした。
◇専門用語が検索のネックに
グーグルは今回、医療や健康に関する日本語での検索が「専門用語」ではなく、日常会話で使うような言葉で行われている状況に言及した上で、医療関係者に向けて、こうした検索動向を「考慮してほしい」と呼びかけている。患者が適切な医療・健康情報にたどりつけない理由として、循環器内科の医師でメドピア社長の石見陽氏は、「専門用語」の問題をあげている。石見氏に聞いた。
−−患者の「自己診断」に困った経験はありますか。
薬を自分の判断でやめてしまう人がいます。例えば、血中のコレステロール値を低下させる薬は、「横紋筋融解症」といって筋肉が崩壊する副作用がまれに出ます。テレビかネットで見たのだと思いますが、「副作用が怖いのでやめました」と言われて驚いたことがあります。
どんな薬にも副作用はあります。風邪薬でもある。ただ、副作用にもっとも注意しなければならないのは飲み始めてすぐです。例外もありますが、1、2年飲み続けている人と、これから飲み始める人では、リスクが大きく違います。
−−ご自身は、ネットで医療情報を検索しますか。
医師になった約20年前から、ごく普通にネットで検索してきました。多くの場合、患者さんは「適切なキーワード」が思い浮かばないのではないかと思います。
例えば、「認知症」が心配だったら、「物忘れ」のような言葉で検索しませんか。医師はそういった一般的な言葉では検索しません。認知症であれば「記憶障害」「長期記憶」「失見当識」といったキーワードで検索して、専門のサイトを探します。誰もが思いつく一般的な言葉はSEO(検索エンジン最適化)対策されていることが多く、商品の宣伝などが表示されがちなのだと思います。
−−どのような点に注意して、ネットの情報を見ていますか。
発信元です。信頼度が高いのは、まずは省庁や製薬会社、病院などが出している情報。その次が、個人クリニックの医師が書くブログなどでしょうか。製薬会社は法律(医薬品医療機器法=旧薬事法)の制約があって、疾患に対する啓発サイトのような体裁にせざるを得ないので、まず安心して閲覧してよいと思います。
患者さんは、症状から検索するケースが多いと思いますが、僕ら医師は「問診」のトレーニングを積んでいます。頭痛の症状なら、どのように痛いか。「ずきんずきん」なのか「きーん」なのか。いつからか、どのような時に症状が出るか、血圧が上がるなど、随伴症状があるか−−など、言わば「5W1H」を聞きながら疾患を絞り込んでいきます。キーワード検索では難しいでしょうね。
痛む場所や、度合いも聞きます。人によって「我慢強さ」も違うので、「冷や汗をかくくらいの痛みか」といった聞き方をします。また、「狭心症」のように心臓が痛くなる疾患では、「左胸が痛い」という患者さんが多いですが、真ん中が痛いはずなんです。心臓は左にあると思いがちですが、実際には、ほぼ真ん中にありますから。
◇検索より医療従事者に聞いてほしい
−−調査では8割の医師が「ネット検索より医療従事者に聞いてほしい」、9割は「自分ではネットで情報発信しない」と答えました。
医師専用のコミュニティーサイトを始めたきっかけも、ネット検索をしていて「患者さんと情報のソースが同じでいいのか」と疑問を抱いたことでした。専門家が集まって、各自の非専門領域を補う場が必要だと考えたのです。今の時代、医師も自分で情報発信すべきだとは思いますが、すべての医師や病院がする必要はありません。
2017年5月には、医師が写真付き、実名で一般の人の医療相談にチャットで応える「First Call(ファーストコール)」を始めました。文章のやりとりなので、情報を整理しできますし、写真も送れるようにしています。
患者さんは匿名ですが、やりとりは他の医師も閲覧できますので、いいかげんな回答はできません。問診の要領で必要なことを尋ね、約3回やりとりすれば、「病院に行った方がいいか」「診療科はどこか」といったアドバイスができます。ネット検索と併用してもらって、適切な受診につなげたいと考えています。
以上
副作用のあるコレステロール値を下げる薬を、自己診断でやめるなという。
医者以外から情報を集めるなと言う。
自分のことなので、心配して情報を集めるのは当然です。
情報を集めない方が危険です。
医者は、信頼されていない自分達を恥じるべきです。
血液サラサラなのですが、
DHCはスタチンと同一成分の製品を販売しているようです。
テレビ、ネットなどから情報を知ることを嫌がっているようです。
毎日新聞なのですが、
「正しい医療情報を見つける方法 医師に聞いた」
と言う記事がありました。
◇「患者の自己処置に困った」経験あり3割
「ネットで調べた情報で自己診断、自己処置をした患者の対応に困った」。こうした経験がある医師が3割いることが、オンライン医療相談を手がけるメドピア(東京都渋谷区)のアンケートで分かった。グーグルは2017年12月、医療、健康情報の評価法を信頼性をより重視する方向で変更しており、検索環境は整ってきたが、同アンケートでは、医師の9割は自分で情報を発信していないとも。正しい情報はどのように探せばよいのだろうか。【岡礼子】
◇グーグルは信頼性重視だが……
まずグーグルの対応を説明すると、医療や健康の分野の検索で、医療機関などが発信する情報がより上位に表示されるよう日本語検索での評価方法を変更した。公式ブログで12月6日に発表したもので、関連する検索の約6割に影響するという。DeNAが運営するサイトに不適切な情報を掲載した「WELQ問題」を受けた2017年2月の変更と同様、日本語検索向けの対応だ。
メドピアのアンケートは、このグーグルの対応を受けて昨年12月、運営する医師限定のコミュニティーサイトの登録者530人を対象にネットを通じて実施した。医師にとってネットには信頼できる情報があるものの、患者自身が症状にあった正しい情報にたどりつくのは「難しい」(52%)「コツが必要」(42%)と回答している。
自己診断や処置の具体例では、「副作用の情報を調べて服薬を中断」「自己診断で特定の薬を要求」「健康食品やサプリの乱用」などで、医師の8割は「ネット検索より医療従事者に聞いてほしい」と感じていた。また、約9割の医師は「ネットで情報発信はしていないし、今後もするつもりはない」とした。
◇専門用語が検索のネックに
グーグルは今回、医療や健康に関する日本語での検索が「専門用語」ではなく、日常会話で使うような言葉で行われている状況に言及した上で、医療関係者に向けて、こうした検索動向を「考慮してほしい」と呼びかけている。患者が適切な医療・健康情報にたどりつけない理由として、循環器内科の医師でメドピア社長の石見陽氏は、「専門用語」の問題をあげている。石見氏に聞いた。
−−患者の「自己診断」に困った経験はありますか。
薬を自分の判断でやめてしまう人がいます。例えば、血中のコレステロール値を低下させる薬は、「横紋筋融解症」といって筋肉が崩壊する副作用がまれに出ます。テレビかネットで見たのだと思いますが、「副作用が怖いのでやめました」と言われて驚いたことがあります。
どんな薬にも副作用はあります。風邪薬でもある。ただ、副作用にもっとも注意しなければならないのは飲み始めてすぐです。例外もありますが、1、2年飲み続けている人と、これから飲み始める人では、リスクが大きく違います。
−−ご自身は、ネットで医療情報を検索しますか。
医師になった約20年前から、ごく普通にネットで検索してきました。多くの場合、患者さんは「適切なキーワード」が思い浮かばないのではないかと思います。
例えば、「認知症」が心配だったら、「物忘れ」のような言葉で検索しませんか。医師はそういった一般的な言葉では検索しません。認知症であれば「記憶障害」「長期記憶」「失見当識」といったキーワードで検索して、専門のサイトを探します。誰もが思いつく一般的な言葉はSEO(検索エンジン最適化)対策されていることが多く、商品の宣伝などが表示されがちなのだと思います。
−−どのような点に注意して、ネットの情報を見ていますか。
発信元です。信頼度が高いのは、まずは省庁や製薬会社、病院などが出している情報。その次が、個人クリニックの医師が書くブログなどでしょうか。製薬会社は法律(医薬品医療機器法=旧薬事法)の制約があって、疾患に対する啓発サイトのような体裁にせざるを得ないので、まず安心して閲覧してよいと思います。
患者さんは、症状から検索するケースが多いと思いますが、僕ら医師は「問診」のトレーニングを積んでいます。頭痛の症状なら、どのように痛いか。「ずきんずきん」なのか「きーん」なのか。いつからか、どのような時に症状が出るか、血圧が上がるなど、随伴症状があるか−−など、言わば「5W1H」を聞きながら疾患を絞り込んでいきます。キーワード検索では難しいでしょうね。
痛む場所や、度合いも聞きます。人によって「我慢強さ」も違うので、「冷や汗をかくくらいの痛みか」といった聞き方をします。また、「狭心症」のように心臓が痛くなる疾患では、「左胸が痛い」という患者さんが多いですが、真ん中が痛いはずなんです。心臓は左にあると思いがちですが、実際には、ほぼ真ん中にありますから。
◇検索より医療従事者に聞いてほしい
−−調査では8割の医師が「ネット検索より医療従事者に聞いてほしい」、9割は「自分ではネットで情報発信しない」と答えました。
医師専用のコミュニティーサイトを始めたきっかけも、ネット検索をしていて「患者さんと情報のソースが同じでいいのか」と疑問を抱いたことでした。専門家が集まって、各自の非専門領域を補う場が必要だと考えたのです。今の時代、医師も自分で情報発信すべきだとは思いますが、すべての医師や病院がする必要はありません。
2017年5月には、医師が写真付き、実名で一般の人の医療相談にチャットで応える「First Call(ファーストコール)」を始めました。文章のやりとりなので、情報を整理しできますし、写真も送れるようにしています。
患者さんは匿名ですが、やりとりは他の医師も閲覧できますので、いいかげんな回答はできません。問診の要領で必要なことを尋ね、約3回やりとりすれば、「病院に行った方がいいか」「診療科はどこか」といったアドバイスができます。ネット検索と併用してもらって、適切な受診につなげたいと考えています。
以上
副作用のあるコレステロール値を下げる薬を、自己診断でやめるなという。
医者以外から情報を集めるなと言う。
自分のことなので、心配して情報を集めるのは当然です。
情報を集めない方が危険です。
医者は、信頼されていない自分達を恥じるべきです。
血液サラサラなのですが、
DHCはスタチンと同一成分の製品を販売しているようです。
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