アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog
プロフィール

まーりたん
最新記事
カテゴリアーカイブ
にほんブログ村 映画ブログ アニメ映画へ
にほんブログ村 にほんブログ村 雑貨ブログ キャラクター雑貨へ
にほんブログ村 TREview TBS ishop
<< 2011年03月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
TSUTAYA online
リンク集

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog
2009年11月27日
ピオネールとボーイスカウト
ロシアの街角。今日はしとしと雨降りです。
はねをあげながら、一台の配送車が通り過ぎていきます。

雨のベンチに腰掛け、アコーディオン(ガルモーシカ)を
奏でながら歌うゲーナの前で、配送車は静かに停まります。

「ゲーナさんですね?お届けものです。ここにサインを」

荷台から現れたのは、リボンのかかった大きなプレゼントの
箱。それを押しながら チェブラーシカも出てきました。

チェブラーシカがすっぽり入ってしまうほどの、大きな
青い箱から出てきたものは、おもちゃのヘリコプターでした。

ヘリコプターを眺めては、満足そうに微笑むゲーナと
チェブラーシカ。今日はゲーナのお誕生日だったようです。

そんな二人の前へ、白いシャツに赤いネッカチーフを巻いた、
半ズボン姿の少年達が、行進しながらやってきました。

凛々しく一列に並び、手にはめいめい木の株、スコップなどを
持っています。どうやら植樹活動に向かう途中のようです。

「ねえゲーナ、あれがピオネール?なんてかっこいいんだろう」
歩き去る彼らの姿を、ため息混じりに見つめるチェブラーシカ。

そのときです。 ふわり。 いっぱいにネジが巻かれた
おもちゃのヘリコプターを抱えていたチェブラーシカは、
うっかり空高く舞い上がってしまいます。 

「手を放すんじゃないぞ、チェブラーシカ!」

無事に着地したチェブラーシカと、ヘリコプターを追いかけて
きたゲーナが見たものは、今度は小鳥の巣箱作りをしている
ピオネールの少年達でした。

チェブラーシカのピオネール入隊志願の思いは強くなるばかり。
ところが...

「行進もできない、鳥の巣箱も作れないんじゃ、入れてあげられないね。
 りっぱでなくちゃ、ピオネールには入隊できないんだ。
 そうだな。まあ、動物の小屋になら入れてあげてもいいけどね。」

リーダーの少年に そう茶化されてしまったチェブラーシカは、
ゲーナのガルモーシカに合わせて行進の練習をしたり、小鳥の
巣箱を作ろうとするなど、「りっぱ」になるための努力を始めます。

映画『チェブラーシカ』の第二話「ピオネールに入りたい」では、
「ピオネール」と呼ばれる社会活動を行う少年たちが登場します。
日本でいうなら「ボーイスカウト」のようなものでしょうか。

ただ「ボーイスカウト」は、やる気があれば誰でも入れるのに対し、
「ピオネール」は、そうはいかないようです。将来有望なエリートの
基準をクリアしている事に加え、出身階級も限定されていたようです。

物語の中で「ピオネール」の少年達の言葉から、団員であることに
対する絶対的な誇りと自信がうかがえるのも、うなずけます。

チェブラーシカとゲーナは、「ピオネール」に入れるのでしょうか。

(C)2009 まーりたん All Rights Reserved.



2009年11月18日
プロローグと普遍性
ロシアの街角。 ある果物屋さんの軒先で、
オレンジの入った木箱を開けた 店のおじさんは びっくり。

小さくて耳の大きな動物が、オレンジに紛れて眠っています。
きっと食べているうちに 眠りこんでしまったのでしょう。
手には 食べかけのオレンジを大事そうに抱えています。

店のおじさんは、その動物を木箱の枠に座らせようとしますが、
木箱の中へ すとんと落ちたり、木箱の外へぱたりと倒れたり。

これがもとで、『チェブラーシカ(ぱったりたおれ屋さん)』
という なんとも風変わりな名前を、命名されてしまいます。

果物屋のおじさんは、チェブラーシカの引き取り手を探しますが、
素性も何の動物かも分からないだけに、人々の反応は冷ややかです。

「やあ、まるで出来そこないの おもちゃみたいだ。
きみは この中にいて、客の気を引いてくれればいい。わかるね。」

チェブラーシカに興味を持った リサイクルショップの店主は、
店先にある電話ボックスの中に、チェブラーシカを住まわせます。

ある日、チェブラーシカの暮らす電話ボックスに一枚の貼り紙が。

貼り紙の言葉を頼りに、大した心積りも無いまま
チェブラーシカは独り、見知らぬロシアの街へと踏み出します。

チェブラーシカにとってそれは、
自分を探す ちいさな旅の始まりでもありました。

映画『チェブラーシカ』は、こうして幕を開けます。

児童文学をパペットアニメーション化した作品でありながら、
子供向けの物語だけには終わらない、随所に織り込まれた
示唆や、現代にも通用する リアルな社会の趣向。

チェブラーシカは、その中で神話の登場人物的に描かれていきます。

もちろん、こういったたぐいのお話は、『チェブラーシカ』だけに
限りませんが、時も国も越え、いまだ多くの人々の心を捉え続ける
大きな理由のひとつになっていると 言えるのではないでしょうか。

(C)2009 まーりたん All Rights Reserved.




×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。